2020年5月5日火曜日

「配当投資は金持ちの投資」と言われるが、金持ちならインデックス投資すべきだろう

資産形成期において、高配当再投資戦略というのは、
課税面で間違いなく不利です。


これだけはもうどうしようもないくらい事実でしょう。
だれしもが否定できないと思います。


もちろん銘柄によっては低配当や無配銘柄よりも
高配当銘柄が上回ることもありますが、
「課税される機会と額が大きいため不利」
ということへの反論にはなりません。


高配当銘柄がそのデメリットを上回るくらい
別途有利な面があるとすれば、
投資する価値もわかりますが…。


できるだけ平等にそちらのメリットを探しても、
今の所説得力のある理由は聞いたことがありません。
高配当目当てのイナゴから人気が出る、くらいか?


くわえて、結局同じ銘柄に再投資するなら
無配銘柄とやってること大して変わりませんし。
(再投資しないとアウトパフォームも厳しいし)


そりゃ課税されるだけ無駄すぎるでしょう。
そもそも再投資するなら、なんのために
高配当銘柄に投資してるのかわからん。



するとまあ、資産形成後に持つぐらいしか選択肢がないわけですが、
資産形成後、配当だけで暮らすにはなかなかシビアです。


税抜4%でも5000万くらい必要でしょうか?
それも、配当額と資産額が変動しないという前提に立った上での計算です。


もちろんこれは無配株や低配当株の
値上がりに期待した場合も同様のことが言えますけれど、
「高配当」というファクターのみに頼ってしまうと、
非常にバイアスのかかったポートフォリオになってしまい、
資産形成後に持つにしてはリスクが高いです。


ただでさえ暴落によってはITバブルやコロナショック、
オイルショックや逆オイルショックなど、
特定のセクターを狙い撃ちしたものが多いのですし、
配当云々で変にファクター投資するより、
広めの分散投資をしたほうが、
資産形成後は重要であると言えるでしょう。


金持ちの投資とか言われているのは、
資産形成期にはあまり効率的ではないこと、
また資産形成後においても、
無理に高配当の銘柄を持つよりかは、
ある程度低配当のものも織り交ぜつつ、
しかも運用しないとならないと考えると、
だいぶ皮肉な言い方と言えるでしょう。
(言ってしまえば、金持ちの投資でもないんじゃないか?)


金持ちの投資とするならもうひとつ、
どちらかというとインデックス投資も含まれます。


インデックス投資は時間による複利、
あるいは入金力(元本)の
どちらかが満たされないと、
あまり大きなリターンは生み出せません。
(まあ、短期の少額で大きな利益を出そうと
するのがまず投資として間違っているのだが)



しかし、それを補ってあまりある低リスクです。
一国あるいは多数の国の指数のまとめ買いですもの!
株式というものが敗退しない限りはかなり安全と言えます。
(ボラティリティのあらさはあるが)


だからこそ、資産形成後、
あるいはお金持ちはインデックス投資をすべきですし、
それをされたらもう市井の貧乏投資家(私)
などには勝ち目がないわけです。


クソ貧乏な我ら貧民投資家と違って、
足りない頭凝らしてアウトパフォームを
狙う必要がないんですよね。


100点以上を狙う必要がなく、80点でいいと…。
ああ…憎い、この世のすべてが憎い…!


ただ、金持ちじゃないからと言っても、
インデックス投資では時間をかけられさえすれば、
複利でなんとか大きなリターンを期待できます。


本来はリスクを取ってでも、レバレッジや集中投資で
少ない投資額で大きなリターンを取ることこそが
「金持ちじゃない投資家」にとっても理想的な選択肢かもしれませんが…。


そんなことが、そうそう私達個人投資家に
できるかと言われると難しい。


理想はあくまで理想…。
雀の涙くらいのアウトパフォームじゃ、リスクに見合わないしね。


結局、次善の策として、
私達一般投資家はインデックス投資を消去法で選び、
長期投資による複利で時間をかけてお金持ちになるしかないでしょう。


歳食ってからお金もちになってもしょーがねーじゃん!
と思うのは最もですが、結局無理のない確実さを選ぶとしたら、
そういう自然の摂理に従うほかないのです。


むしろ、インデックス投資に対して入金するための、
入金力を高めた方が一番近道かもしれません。


私は入金力の増加はこれ以上見込めないため、
レバレッジに手を出しました。
ヤバいですね☆


無謀なバカだと蔑まれることも多いですが、自然の摂理に反逆するには、
まあ…それくらい蛮勇でないと駄目だということですね。



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18 件のコメント:

  1. >>「配当投資は金持ちの投資」と言われる

    寡聞にして、そういう言われ方をしているのを聞いた記憶はないんですけど、
    既に金持ちなんだから、
    再投資なんかを考える必要はなく、
    もらった配当金は全部使い切っちゃえばいいじゃん!(^^)
    と考えれば、
    金持ちに向いている、と言える気はします。(;^_^A

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    1. そうでしょうか?配当金が出てるとはいえ、
      インデックス投資とは違って、戻るかわからない多額の含み損で今、苦しんでませんか?

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  2. 3億の金が2億になったところで苦しんでないんじゃないかな。誰かのために使うでもなく自分のためだけにちまちま使って1人で死んでいくにはどっちみち十分な金額だし。
    ほんとなんのためなのか俺には理解不能。世界中の人のためとは言わなくてもせめて自分の身の周りの人のために使ってあげればいいのに使いもしない数字の増減気にしてネットで1人でぐだぐだ言って
    書いてて腹立ってきた。

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    1. まあ私は3億も2億も持ってないので心境はわからないですが、本人はよくつらいと言ってますねw
      でも確かに何に使うのかは謎ですね。節約性の方なので、なおさらもう投資する必要性すら私には感じませんが…

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  3. 楽しく読まさせて頂いてます。個人的に思うのは、配当も含み損も気にならないのがお金持ちだと思います。その位になってみたいです。

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    1. 金持ちの定義については色々あるでしょうが、少なくとも億超えの和製バフェット氏ももやし先輩も数千万以上の含み損の時点でつらいと言ってました。

      いくら金持ちとはいえ、無鉄砲に使いだおしていたら、マイケルキャロルのごとく破産することでしょう。
      危機感がなさすぎるのもどうかとは思います。

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  4. めっちゃ苦しんでいます。
    私は。

    しかし、本物の金持ちの人であれば、
    これ以上増やす必要もないし、
    これだけあれば十分だ、
    と思えるでしょうから、
    多少の含み損なんて平気でしょうね。

    残念ながら、
    私はそのような心境になれませんが、今は。
    (;^_^A

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    1. いまいち、金持ちの本物とか、偽物とかよくわからないんですがw
      金持ちは金持ちでしょう。

      私だったら、3億が2億ちょいくらいまで減ったら「多少の含み損」とはとても思えませんね。
      もうだいぶマイクロソフトも暴落前くらいまで株価を戻してますし、配当に釣られて自分の投資先を間違えたくらいで爆死するくらいなら、インデックス投資に切り替えて市場に全部任せたほうがまだ気楽です。

      削除
  5. 追記です。

    誤解していただきたくないのは、
    金持ちだろうと、資産形成中の方だろうと、
    若い方であろうと、既にリタイアした方であろうと、
    論理的に見れば、インデックス投資が最善である、
    という貴殿の意見に賛成していることです。

    ただねえ・・・・・・。
    何度も同じことを言っているようで恐縮ですけど、
    人間のメンタルはそんなに強くないと思うんですよね。

    金持ちになる前、リタイアする前、に考えていたルールを、
    そうなった後にも淡々と順守することができるかどうか?
    そうなってみないとわからない。
    というか、
    ぶっちゃけ、難しいと思うんですよ、普通の人には。
    ( ̄▽ ̄;)



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    1. そうですね。実際、配当金生活を夢見た人たちも、
      今回の暴落で「配当よりも含み損が辛い」と目が覚め始めたようですし、
      メンタルが弱い人は超安定択であるインデックス投資をするべきですね。

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    2. 自分のブログにも書きましたけど、
      インデックスでも含み損状態だあることには変わりはないです。
      程度は多少マシ、ですけどね。(;^_^A

      削除
    3. インデックス投資は市場平均なんだからそりゃ今は含み損になるでしょう。
      三井住友一本投資と、米国あるいは先進国インデックスファンドなら、どちらの方が持っていて安心か?
      どちらの方が回復の見込みがあるか?
      どちらの方がリタイア後に持つのに適しているか?
      と言われたとき、前者だと答える人は少ないでしょうね。
      そのレベルの話をしています。
      メンタルの上でも、後者の方が私はマシだと考えています。
      ちなみにマイクロソフトはかなり強いですね、今。

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  6. 自分で稼ぐなり蓄財するなりで金持ちになった人はインデックスにぶちこんで必要な時に必要な分だけ取り崩せば良いと思うよ

    相続したとか宝くじとかで金持ちになった人は高配当etf買って配当だけで生活すればよいと思うよ

    死ぬ直前が一番金持ちになるかもしれない問題は配偶者か相続人がいれば仕方ないと思えるけどそれらを得るのは金持ちになるのと同じくらい難しいかも知れないね 

    自分は金がなくて何か出来なかった、あるいは逆に金が無いために不本意なことをするのが嫌だから蓄財してるよ やりたいことだけ全部やって金余らせて死ぬならそれもありかな

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  7. mushokuさんの場合は個別投資でもまず否定される1銘柄集中投資だから、こんなことやってる人はまずいないし、インデックスと個別の対比で議論しても仕方がない。
    インデックスでなくとも個別10銘柄程度に分散投資してればインデックスとも大差ないパフォーマンスで、苦しむこともなく過ごせていたはず。
    そもそも含み損と言っても投資元本の数倍の利益があるわけですし、これまでに売り買い挟んでるのだから、含み損って卑下するする必要もない。

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  8. ぽすとちゃんは間違いなく倍率の期待値が高い部類だが、嗚呼不条理かな、世の中は支離滅裂でも大金を稼げてしまうのだ

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    1. そうなんですよね、確率的にはかなり勝てる可能性の高い超順張り投資なのですが…
      まあ、まだ結果を出すには早いです。
      あと十年くらいこのブログとお付き合いいただければ、そのときあなたは資本主義の真実を目にすることができるでしょう

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  9. もやし先輩のブログは昔から読んでるけど、1銘柄全力投資のハイリスク、ハイリタ-ンだからこそ億り人になったのだから、このやり方だったら今の結果も受け入れるしかないと思うよ。そもそもインデックス投資だったら億に達してないのではないでしょうか。自分は、インデックス分散型ですが、もやし先輩の運と度胸が羨ましいです。今は含み損きつそうですけど・・・

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    1. ハイリスクハイリターンのやり方で資産形成するのは素晴らしいですが、資産形成後もハイリスクハイリターンにする必要はまったくないでしょう。
      それに投資先も変えてますからね。
      私は、たとえインデックス投資でもなあみたいな感じで受け入れられていないみたいなので反論しただけです。

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