あまり調べてないですが(笑)
米国の雇用統計が公開されてみんな慌ててるとかいないとか。
最近、「実体経済と乖離している!」
「株価だけこんなに騰がるのはおかしい!」
みたいな意見が散見されますが…。
お前らが実体経済の何を知っているんだ?
日本国内ですら、モウリカケ、和牛券や
失業保証やアベノマスク、全員検査しろなど、
それの正しい内容すらわかってないような人らが
ただ勢いに任せて政府批判しているなか…。
それをさらに広範的に包括した、
実体経済とやらが個人投資家にわかるわけがないだろう?
ましてや、米国経済に至れば、なおさら…。
(そもそも、実体経済という言葉を正しく理解しているのか?)
ところで、米国株投資ブロガー、特に米国株ブログ村では、
やたらとシーゲルなる人物が持ち上げられ、
それを参考に高配当投資戦略をし始める投資ブロガーが多いですが…。
(※参照:)
正確なシーゲル式ポートフォリオを考える。
https://waseibuffett.com/consider-an-accurate-siegel-portfolio/
シーゲル本をボロボロになるくらい
読み込んだ和製バフェット氏によると、
そもそもシーゲル氏は高配当戦略は10~15%程度で、
今米国株ブログ村に跋扈しているような高配当投資偏重が
推奨されているわけではないとのこと。
(というか、まず50%がインデックス投資じゃないか…)
そもそも投資先の分散があまりに多すぎる。
こんなポートフォリオを定期的にリバランスして、
しかも具体的な投資先は自分で選ばなくてはならないと?
あまりに非効率的…。めんどくさい…。
というか仕事しながらこんな投資続けていけるのか…?
つか、こんだけ分散するならもう
インデックス投資で良くないか?とすら思います。
なぜ50%に自己流を出そうとするのかこれがわからない。
率直な話、Twitterでも言いましたが、
よほど特殊なファクター投資でもない限りは、
今や多くの種類のセクターETFが出ている以上、
リターンを求めるならインデックスファンドを
タイミング投資したほうが儲かるのでは?
おおよそ、その時流におけるトレンドは、
特定の企業ではなく特定の産業
そのものに起きるのではないか。
つまりセクターで絞れば、
自然とその投資先の特色、ファクターも
絞れるのではないかと考えます。
グロース株が多いハイテク、
高配当が多いタバコ、
ディフェンシブな傾向が強いヘルスケア…。
アマゾンみたいなひとつのセクターに
単一の巨大な企業が独占している方が資本主義として異常です。
本来、最低でも2企業以上は市場で競争し合う方が健全でしょう。
マイクロソフトとアップル、ビザとマスターカードのように。
ETFなら勝手にそれぞれに対して
時価総額などで順張り投資してくれますしね。
競争が起きてもリバランスはETF単位でできますし。
つーか、私の考え方的には、
こうした固定的な枠組みで、
しかも超分散投資で個別株投資を
するのがまずよくわからない。
個別株投資をする理由は、
インデックス投資にアウトパフォームするためなんだから、
分散投資はできるだけ最小限にして集中投資した方が、
効率面だけで言えば妥当だと思うんですけどね。
こんだけ分散してしまうと、
管理の手間も手数料も多くかかるし、
こんなんならまだインデックス投資を
タイミング投資したほうがマシじゃね?
まだリターン多く取れない?
とか思うんですが、どうでしょう。
ところで、ここまで偉そうなこと言っておきながら、
ぽすとはシーゲルがどんな人物か大して知らんし、
シーゲル本を読んだこともなければ、
読むつもりも微塵もありません。
どっかのおじさんの言うことを信じるくらいなら、
効率的市場…まあインデックス投資の方を信用します。
バフェットがしょっちゅう失敗した失敗した言ってんのに、
一個人信用して投資するほうがよほど投資として不健全っしょ。
流動性が高い株式市場に挑むのに、
情報の更新ができない本に頼ってもしょうがない。
仮に勉強しても選択する銘柄は結局自分の
バイアスやタイミングがかかるので、
(現に、参考にしたといっても勝手に
自己流のアレンジを加える投資家も多いのですから)
やはりぽすととしては個人の意見のみに追従することなく、
メインはインデックス投資にしていきたいと思っています。
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シーゲルは日本の元祖著名インデックス投資家兼ブロガー達からも尊敬されていて、著作も大絶賛されていますね。
返信削除彼は学者であり、米国株式市場の歴史分析においては第一人者で間違いありません。
しかし、彼の分析は2000年代初頭ITバブル崩壊直後時点での過去分析であり、当時はハイテクセクター暴落・バリュー株大復活の局面だったという認識が重要です。
著書の主旨は”成長の罠”たるハイテク株ではなく地味なバリュー株(タバコやトイレタリーなどの生活必需品、ヘルスケア、エネルギー株など)を長期保有して配当再投資したらSP500を大きくアウトパフォームしてたよ、という分析結果を書いただけであり、何も高配当株再投資法に集中しろなどと推奨はしていません。
インデックスでは飽き足らないシーゲル派と呼ばれるアクティブ嗜好の個人投資家達はそれを曲解し、高配当株再投資法ならば常にインデックスに勝てる魔法の投資法だと信じ込み、リーマンショック後の2010年代も歴史は繰り返されるだろうとバックミラー投資に走りました。
つまり、タバコ株・石油株・コカコーラ・JNJ・P&Gを買い、GAFAMを始めとするハイテクセクターを毛嫌いしたわけです。
結果として、2010年代はGAFAM、ハイテクセクター一人勝ちの10年になり、シーゲル派はインデックスにも大惨敗となりました。
こんなに緻密に米国株市場の歴史分析をした学者が書いた本なのだから、彼の推奨ポートフォリオや配当再投資法を採用すればどんな時代もインデックスに勝てる最強の投資法だと勝手に誤解している人たちがシーゲル派です。
シーゲル自身は今でも色々なインタビューではSP500を常にポートフォリオのコアに据えろとアドバイスしています。
もとより普通のシーゲル派自体も理論と過去がうまく噛み合っていただけであり、やはり流動的な株式市場ではステレオタイプな手法が活きるのが確実とは言えないのでしょうね。
削除現状、そもそもバックミラーすらできていないエセシーゲル派が米国株ブログ村で流行っているのも嘆かわしいですが…。
しかしバフェットならびにシーゲルまでやはりインデックス投資を勧めてたんですねw
やっぱり大安定択か…。
高配当の罠、ですね。
返信削除バックミラーとも言えない、シーゲルの極端な支持者はそれに陥ってしまうのかもしれません。
削除高配当投資は必ず負けるとは言い難いですが、高配当でなくグロースと化したマイクロソフトのように、高配当のまま爆益を得るというのはなかなかないように感じます。
あれ、つか、ある程度Performanceが良かったときのアルトリアとかは高配当じゃなかったとも聞きましたけどね…