2020年5月20日水曜日

高配当銘柄のデメリットは無視できないレベルなのに、無視しちゃうんだね…

人によっては「配当金は計算しやすいからリタイアに向いている」
「配当銘柄は売らなくても済むからメンタルが安定する」
とおっしゃる人までいます。


うーん、まさに配当金生活を望んで、
アルトリアやJT、ロイヤル・ダッチ・シェルや
ひいては三井住友FGなどの高配当銘柄を保有してみたら、
今回の暴落で大いに株価が毀損されて、
配当率が上がっても含み損でメンタルを
やられてしまっている人が幾人かいらっしゃるので、
あんまりリタイア計画に向いているようには思えないのですが…。


配当金は銘柄ごとの一定の割合、「率」で出るので、
配当利回りが5%なら3000万で150万円(税引き105万)だ!
みたいな安直な考えが前提にあるのだろうか?


甘い甘い、甘いよなあ。
それって毎年5%株価が上昇し続けるって信じてるのと同じじゃん。
配当は維持され、しかも株価が必ずヨコヨコ以上っていう前提だ。


逆で例えると、マイクロソフトやアップルが
毎年常に5%上昇するのに期待するのと同じ期待。
それは信じられないのに、高配当の絶対性だけは信じるんですね…。
(まあ、そっちの場合、今回の暴落でも強かったから
割とありえなくもなさそうだけどw)


でも高配当銘柄による配当金生活には、
成熟あるいは衰退し株価の上昇も見込めない銘柄ばかり。


まさに株価下落のうえさらに減配までする銘柄まであるんだから、
そこで尋常じゃなくメンタル面では負荷がかかるでしょ。
下手すりゃ配当率戻らんよ。
なあロイヤル・ダッチ・シェル!!?


分散投資すれば、とか言ってもまた難しい。
だって高配当銘柄は似たりよったりな企業ばっかり。
そんなファクター投資じゃ自然とセクターも偏りがち。


まともにただグロース株をキャピタルゲイン狙いで
運用する方がリスク低いまであるでしょ?
だって同じ個別株運用なんだから。
しかも投資先は落ち目の企業じゃなく順張りでもいいし。


んだからインカムに期待しての配当金生活なんてかなり怖いんだよね。
VOOの配当1.5%だかそのあたりに期待できるようになればきっと低リスクだけど、
でもそんな低配当率で暮らせるくらいの資産なら、
もはや配当金生活するまでもなくない?ってなっちゃうしね。


そしてそれくらいの妥当な配当率じゃ満足できない人たちが、
高配当銘柄だけを集中して買い漁る。
株価がいかに鈍重な動きをしていても釣れる釣れる。
企業からしたら当座をしのげる当面の資金を集められていいカモですな。


私がよく言ってる、毎年インデックスファンドを
利益ぶんだけ一定額になるように売却する場合も、
もちろん年率5%等の期待リターンを見込んでいるけど、
こっちは個別株運用よりリスクも低いし、
過去リターンから見てもその程度は騰がる確率は高いし、
配当と違ってある程度売却額も売却タイミングも操作できる。


VOOが調子良いときはいっぱい売ってもいいし、
調子が悪いときは少なめに売却しておけばいいわけで、
ある程度柔軟な対応もこちらができる。


少なくとも「減配したからこの銘柄損切りしなくちゃ」
「無配になったからリタイア計画が崩壊した…」
「配当で損だしするためにガチホし続けなくちゃあ!」
なんて株式売買の判断を強いられることもないし、
放置しても問題がないインデックス投資ならば
ニュースを追う必要すらなくなるので、
高配当銘柄を複数持つより管理もしないしリスクも低く、
ポートフォリオの計算もすごく楽。


そもそも配当額のトータル以上に株価が下がってたらマイナスですよね?
ただでさえ課税でリターンが大いに毀損されているのに、
そうなってしまえば普通に円やドルのまま持っていた方がマシじゃん。


まあ「インデックスファンドの上昇は信じられないが、
私が選んだ高配当銘柄は 

毎年絶対増配し続ける!
なんて自信があるならそれでもリタイアもいけるんでしょうかね。


どうも、見ていると減配どころか下落しただけで
狼狽している人も多いけどね。
そして配当銘柄は下落は大きいのに上昇も全然で…。


ちなみに、最近ようやく高配当についての批判意見を
無視できなくなってきて、読者を騙せなく成ってきたのか、
高配当銘柄について、というか、
高配当について色々とフォローしている人もいるみたいだけど、
ざらっとその人の話を見ても、大体の場合
私はすっかりうんざりしてしまう。


だって、「高配当はたしかに課税面で不利だけど~」とか、
解決できない課税面でのデメリットを軽く流して、
メリットだけ大々的に喧伝するような話ばっかりなのだ。
(言うほどメリット怪しいんだけどね)


そこだよ!そこ!!!
そこなんで無視しちゃうかなあ!?
一番大きい部分だよね、課税によるリターンの毀損って!

(しかも二重課税な!)


まあフォローしてるんだから都合の悪い部分は
読者を騙すために見せないようにしてるんだろうなあ、
とは思うんですけどね。


んでそういうブログに集まるのも同じタイプの人達だけだから、
そうだそうだとあま~い傷の舐めあいで気持ちよくなっちゃう。


資産形成期は配当課税後に再投資してもその追加投資額は30%弱(年4回)毀損されて複利は削れるし、
くわえて所得ないと取り戻せない2重課税の10%弱とか、
無配株の損切りの場合と比べたら含み損の時に出る配当は余計に30%弱課税されるとか
絶対でかいデメリットだと思うんだけどなあ…。
インデックス投資の0.1%弱近くのコストとは比べ物にならないよ。


集中投資ならリスクを取っているからリターンがある程度高くなる可能性はあっても、
分散投資したら、もうインデックス投資の劣化版だね。
かといって集中投資するには高配当銘柄はリターン弱すぎてリスクに見合わないんだけども。低配当グロースならまだしも。


これを「それはさておき~」なんて言っちゃう時点でもうだめ。
人間って良く出来てるよね。都合の悪いことは忘れちゃえるんだ。



(σ`・ω・´)σ応援クリックお願いします♪↓
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ


13 件のコメント:

  1. でもさ、お前高経費のレバETFで含み損だろ
    ついでに自慢のインデックス投資でも高値掴みで含み損だろ

    反面教師だよお前は

    返信削除
    返信
    1. 顔真っ赤で草
      私を叩いても課税された配当は帰ってこないんだよ?(T_T)

      削除
    2. お前ふざけんなよまじで
      ふざけんなよお前

      削除
  2. もしかして、ブロガーのぽすとさんの言ってたことが図星だったのかなぁ?

    話題すり替えるってことはそうだよねー

    返信削除
    返信
    1. 話題のすり替えはこういう人たちの得意技です
      ヤバいですね☆

      削除
  3. 二人とも1銘柄に集中投資しすぎなので危ないなと思っていましたが、今回はその不安が的中したかたちですね。単に集中投資が危険なのであって、高配当かどうかは別問題ですね。

    返信削除
    返信
    1. それじゃあの人たちただの馬鹿じゃん
      そんなひどいこと、かわいそうで私は言えません…
      あなた鬼畜ですね…。

      というか、じゃあインデックス投資の方が高配当というファクターに寄らない超分散投資ができるので良いですね?
      私の意見の強調をしてくれて嬉しいです。
      ちなみに高配当を分散投資するっていうのも管理の手間や課税面やコストの面から私はどうかと思います。

      削除
  4. バフェット太郎バカにして、レバレッジETF損切りした東大バフェットさんに突き刺さるからやめてさしあげろ。

    返信削除
    返信
    1. 地獄みたいなバトルしてんなそいつらな

      削除
  5. とりあえず、毎月適当にインデックス積み立てて、キャバクラ等、ラノベ等で楽しむ方が難しい事語る投資家さんより楽しいと思いました。決算とか読みたいならそういう仕事すれば良いのになあと思う今日この頃です。

    返信削除
    返信
    1. ですね
      仕事でもないのに素人が決算見てどれだけ個別株をわかったようになれるのか怪しいものです
      株式以外に趣味を持つのが良いと思います。私みたいに

      削除
  6. ポストさん。我等がTECL
    調子良いですなぁ。ww
    てか、マイクロソフトとアップルやで?
    コレ弾いて会社のPCで何を使うの??
    Linuxとか使うの?マニアじゃんwww
    他の人に怒られるわなw

    返信削除
    返信
    1. ね!いくらなんでも強すぎ!その2社強すぎな!
      もうこんなに回復してるし…
      私ももうだいぶ含み損回復しました。
      いえ、「回復してしまい」ました…買い増しが安くできないよう!!

      1コメの人はああ言ってますが、ぶっちゃけそろそろ含み益になりそうですね。インデックス投資も。
      暴落前から今まで一切損切りせずガチホと買い増し続けただけですけどね。
      ちなみに高配当銘柄はまだ回復してないやつが多いですね。

      削除

【諸注意】誹謗中傷およびスパム・荒らしコメントのIPログは適宜記録され、必要に応じてブログ運営者によって規制/プロバイダに通報されます。