2021年10月29日金曜日

立憲民主党が低所得者やNISA(とりたてNISA)に30%の課税ね…。

NISAと言えば、立憲の誰かが、
「NISAにも課税するべき、30%ぐらいな!」
とか言ってたらしいですね、つい最近。


自民党の岸田総理が株式などの分離課税を
「20%から30%に値上げしようかな…あ、
やっぱないわ…やりません!」って、
ちょうど撤回したばかりの矢先にw


いやせっかく作った非課税枠に
現物以上に課税しちゃアカンでしょ…。


ただ(切り取りかもしれないので)
実際の話の流れをざっと見てみました。


動画引用:
https://twitter.com/BLTplz/status/1453740134742913031




うん…。
(後半一切目合わせないの笑う)


聞いた感じでは、多分話が噛み合ってないとか、
単純にNISAが何かを知らないだけだと思います。


それもまあアカンといえばそうなんだけどw
聞き手側の問題もまああると思います。


実際の話の流れは、


立憲「高所得者は1億円あたりから株やってて、
課税で20%しか取られておらず優遇されている。
だから我々は30%に課税強化したい」
Q「それは例えばNISA等で積み立てた低中所得者も?」
立憲「いやそれはだからグラフの云々カンヌン」
Q「いやだから、積み立ててきた低中所得者にも?」
立憲「同じようにかけます。申し訳ないけどね」
立憲「国際水準(欧米)はだって30%が普通だもん」


って感じでした。


だから実は、
当人はNISAについては特に触れてないんですよね。
NISAに課税するとか、撤廃するとかも言ってない。


聞いた側がたとえ話で勝手に付け足しただけです。
NISAは本題と関係ないです。


いや関係はあるんですけど、ちょい逸れるんですよね。
①分離課税強化とは、NISAとはどうするのか
②低所得者が積み立ててきたものにも課税強化するか
っていうのを混ぜて同時に聞いちゃったのに対して、


それを立憲江田さんが
(NISA等で)低所得者の積立金にも課税するか」
とごっちゃにして認識して、
「申し訳ないけどやりますねぇ!!
肯定してしまった。


それで結果的に「NISAにも課税するんだ」って、
聞こえるようになっただけだと私は思いました。


実際は、大金持ちは分離課税で逃げてるから課税強化。
残念だが低中所得者にも犠牲になってね、課税するよ、

っていう趣旨だけが、言いたかったことだと思います。


でも、そこでNISAって部分を
聞き流したか知らなかったのかなんなのか、
そのまま2回めの時に肯定してしまいました。


そのせいで、NISAにも課税するって言い方を結果的に
肯定しているようになってしまった、
という感じなんだと思います。


聞き方もちょっと悪かったですかね。
1回目のときはたとえ話でNISA出しただけで、
2回目に聞いたときはNISAの話出してないですからね。


立憲江田さんは2回目にだけ
課税強化だと言いましたからね。


立憲共産党はたしかに普段から大概なんですが、
まあ、あんまり目くじら立てても中庸じゃないです。


単純にやりとりの齟齬が合ったんではないかな、
不幸な事故だったんじゃねえかな、流石に…。


と、まあ、意見は違えど
フォローはしたい所ですね。


実際はどうでしょうね、あくまで主観なので、
ぜひ動画をやっぱり見てください。


まあNISAにも課税(撤廃?)ととられても
ぶっちゃけしょうがないというか…
変わらない気はしますけどね。実際。


なお、話はちょいずれますが、ちなみにその後は
「申し訳ないけど低所得者を見逃すことで
高所得者をも見逃すのはね」
みたいな話っぷりをしています。


格差是正のために高所得者からぶんどるはずが、
低所得には残念だが犠牲になってもらうという
なんかよくわからんことを言い出していて、
やっぱりなんかダメだよなってかんじ。


なんかなあ、ちょっとずれてる気がするんだよなあ。
立憲らしいというかなんというか。
まあやっぱり全体的にひどいとは思いますけどね。


ただ「国際基準、欧米の普通は分離課税は30%!」
「バイデンは39.5%にあげようとしている」
とか言っていますが、この情報もどうなのかなあと。


個人への課税については、主な項目として、個人所得税の最高税率をバイデン政権の当初の提案どおり、現行の37%から39.6%(年収40万ドル超の場合)に引き上げることに加えて、500万ドルを超える所得についてはさらに3%の付加税率を加えることを提案している。また、株式などの譲渡益に対するキャピタルゲイン課税の最高税率を現行の20%から25%に引き上げることも盛り込んでいるが、これについては、バイデン政権の当初の提案では39.6%となっており、市場への影響を考慮したかたちとなっている。
引用:
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/09/0cadf625c2274190.html



そんで、欧米の分離課税の
基準って30%なのかな?


って財務省の資料を調べたら、
米国20%以下、イギリス20%以下、
ドイツが26%、フランスは30%だって。
引用:
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/financial_securities/kabu04.htm


…あんまりなんか、あれだね。


米国含めて、欧米の特に上位国を見ても、
いうほど欧米の基準が30%って言えないような…。


そもそも、他の税制までまるっと違うのに、
欧米の基準に合わせる必要があるのかというか…。


これもまあ、欧米の(ポリコレ)
至上主義の立憲らしいといえばそうですけどね。


個人的には、格差是正をしたいからと、
金融課税に手を出すなら、分離課税は撤廃して、
総合課税にするのがベストかなと思います。


ちゃんと所得で区分けされていますからね。


まあそれされると私は嫌ですけどね。
税率がBTCと変わらなくなっちゃうし…。


そもそも別にそこまで格差是正って…。
もう十分すぎるでしょ、日本は…。


健康保険料や社会保険料が
すでに十分すぎます。


ていうか高所得者にフリーライドしすぎるのも
正直ちょっとひどすぎると思いますし。
なんで悪者みたいになってんだよ。


ま、私達みたいな投資家は敏感になりがちですが、
実際多くの投票する層は気にしないからね。


立憲は特にそういう弱者層や、リベラル、
反与党系に対する層を盛り込みがちなので、
こういうことを言うのもまあ道理な気もします。
彼らは富裕層にも憎しみ持ってますし。


※なお、話題になりすぎたせいか、
すぐさまいつもどおり枝野さんが
No2の発言を撤回してましたねw


一部幹部の発言が誤解を招いていますが、立憲民主党は、将来不安解消の観点から、NISAやつみたてNISAについて、制度拡充を訴えています。課税強化は考えておりません。
引用:
https://twitter.com/edanoyukio0531/status/1453900019837272068

一部幹部(代表代理)


いやNISAについて触れるかどうかはともかく、
課税強化は考えてるでしょ、今の話の流れだと…。


そして当の江田さんですが、
彼自身もまたすぐに撤回しております。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=4650753978374830&id=367279410055663


(アレ?コメント一部しか
見えないんだけど消してる?)


…でもなんか、誤解だって言っておいて、
「私の真意は分離課税を上げたいだけだ!」
「党内ではNISAは拡充するという考えだ!」
って書いてるだけで、
なんだかすっきりしないですね、謝罪というか…。
(結局課税強化したいみたいだし)


しかしねえ、すぐ発言引っ込めるあたり、
ほんと一貫性とか整合性、まとまりがないですね。
立憲共産党とかは…。


別にそれがやりたいっていうなら、
そのまま押し通してもいいと思うんですけどね?


一貫性さえちゃんとしているというのなら、
そういう意見だって大事だと思いますよ。
共産党とも仲良くなったんだし。


でもね、そうやってすぐ撤回するから
まとまりがないんだよね。


…撤回っていっても、なんかふんわりとしてて、
単純にNISA自体には触れないけれども、
「低所得者にも一律で分離課税増税」という路線は
一切否定してないからね、江田さんと枝野さん。


しかし驚きました。
これでNISAがTwitterトレンドに載ってますね。
立憲憎しなのかもしれませんが。


冒頭のとおり岸田総理が発言取りやめたように、
地道ながら日本の金融に対する関心は、
ありがたいことに若干上がってきてるようですね。


ま~若い人やネット層が多そうですが、
これはいい傾向ですよね、


政治にも声が届き易くなるという意味でもね。
立憲はちょっと揺れ過ぎですけどね。


まあ立憲がやらかして必要悪として表立って、
与党が反面教師にしてくれたら一番うれしいですかねw


…あ!ちょっと!投資が話題って…。


その割にはうちのブログのPV増えないんですけど~!


※備考
(動画後半で話してた、隣りにいた女性)
https://twitter.com/lullymiura/status/1453913154786709505




(σ`・ω・´)σ応援クリックお願いします♪↓
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ


6 件のコメント:

  1. 外国ですら累進課税なのに、それすらしない時点でもう擁護できないわな

    返信削除
    返信
    1. 海外の段階的分離課税ははじめて知りました(投資ブロガーの屑)
      日本にもとりいれてほしいですね〜

      削除
  2. iDeCo とかふるさと納税とかもだけど、なぜか「高所得者ほど有利」と叩かれる
    普段からそれ以上に税金を払ってるから戻ってくるのも多いだけなのに

    株の所得割合が増えるせいで負担率が減るっていうなら、株への課税を強化するのではなく別の方法(中間層の負担を減らす方向)で均してやれよと思う

    返信削除
    返信
    1. ごもっともですね。
      ていうかそもそもこれ以上高所得者に負担させるのは普通におかしいと思う。
      備考に載せたように、実質高所得者は所得税率も高いのに株で二重課税されてるようなものだし。

      削除
  3. 手取りが額面の8割未満になってる人は
    社会保険も含めたトータルの負担率をみると
    無職で株の配当だけで100億稼いでるような大富豪よりも高負担
    なんとかしなければならない

    金融所得を総合課税にして給与所得と損益通算されるのが不味いなら
    分離課税のまま累進税率にするという方法もある

    返信削除
    返信
    1. 色々やり方はできそうですね。

      削除

【諸注意】誹謗中傷およびスパム・荒らしコメントのIPログは適宜記録され、必要に応じてブログ運営者によって規制/プロバイダに通報されます。