2020年12月16日水曜日

TESLA暴騰も、やはり個別株よりレバレッジETFを…。


TESLAがここ1年で
67USD→649USDのほぼ10倍、
856%というおぞましいぐらいの
リターンを叩き出しました。
(12月9日付近)


あまりにもイカれています。
同時期のTECLは83%(暴落込み)なので、
それと比べると10倍近く差があります。


なんてこった!レバレッジETFが負けちまった!
ついでにケニーが殺されちゃった!
「Oh my god! They killed Kenny!!」「You bastard!!」


856%ということは、100万でも投資しておけば、
850万円(税引き後700万)になってました。


私がおおよそ動かせる全財産の400万を
投資してたら3424万(税引2819万)です。
たった1年でセミリタイアできそうなレベルになりますね…。


たまに聞くNIOなんか1800~1900%ぐらい行ってます。
1000万円投資してたら1年で1800万ですよぉ…!


こんなん…こんなんTECLなんていらんかったんや!
やっぱりバリュー投資してテンバガー狙いが
サテライト戦略の上では大正義なんや!!!!!


…ってするのはかなりキツイですね。
1年前のTESLAは67ドル。ニオは2.2ドルです。


そんなんに張れるわけないやろ…。
TESLAなんてCEOはヤク中やぞ…。
ニオとか半年近く10ドル以下推移やぞ…。


実際そのあたりから張るのはあまりに
結果論に過ぎすぎます。


話題になった銘柄を話題になる前から買うとか、
「名前の強そうな銘柄に投資する」とかいう
おぞましくもすさまじい狂人が信じる
謎のアノマリーとさして変わりません。


ほぼほぼ不可能ではないかとすら思います。
せいぜい、数年前のアマゾンのように、
世間で話題になり「もう高値だ!アマゾンは暴落する!」と
叫ばれてる中買いに向かうくらいがまだ妥当で実現可能だと思います。


すると、TESLAもニオも話題になったのが半年前くらいか?
それぞれが話題になり暴騰し始めてから今まで、
その期間で買うと50~100%ぐらいのリターンが
妥当になるんじゃないでしょうか。


ダブルバガー未満でも十分なリターンですが…。
そういうのを考えるとアマゾンで十分な気がします。


こっちは通年+81%です。
時価総額的にも、企業規模的にも、
個別で強く張るならこちらのほうが適切に思えます。
(APPLは83%、MSFTは43%)


そんでこのレベルだと、暴落を経た
TECLのリターンとほぼ同額です。


ボラティリティの荒さ的にはTECLの方が激しいですが、
減価を込みで考えても、買い増ししていくなら、
レバレッジETFの方がリターンが
大きくなるという利点でもあります。


むろん、アマゾンが最高値から底が
直前の最高値からは-15%ぐらいに対し、
TECLは最大-75%レベルの暴落です。
(TECLはひどいですがアマゾンも別の意味でヤバい)


しかしそれは逆に言えば、暴落からの上昇率は
アマゾンは底から現在までで+88%で、
TECLは底から現在までで+354%。


ボラティリティのあらさとそのリスクを
デメリットとして考えるか、
反発上昇においてメリットと考えるか。


レバレッジETFの素晴らしいところは、
償還、コスト、回復期間の長さという大いなるリスクを担保に、
こうした個別株と比べて好景気ではアウトパフォーム、
暴落時にはボラティリティにより買い増しすることで
表面の通年リターン以上にトータルリターンをあげられる点と、
それに加えて単純に「考える点が少ないところ」です。


いわば実力よりギャンブルや運、
時流といった点が前面に出ているぶん、
投資家本人に求められる実力は
厳格なルール厳守あるいは胆力のみなのです。


いくらこの銘柄が騰がる!といっても、
イマイチネットの情報と、自分の銘柄選択に、
自信が持てない私のような人間からすると、
個別株という点に一点集中するよりも、
セクターという面に張った方がかえって安心、
低リスクのように感じられてしまうのですが…どうでしょうか?
(単純なリスクというわけではなく、総合的に考えた上でのリスクです)


張るのは主にグローストレンドばかりなので、
その「選択先」で言えばアテが外れる余地が少ない上に、
トップ銘柄やダブルバガー銘柄に比べて、
投資家自身は余分なことを考える余地を
かえって少なくする事もできると言えましょう。


コロナショック単位での暴落では償還もないと証明され、
恐れがあるのはITバブルか、あるいは長期低迷のみ。
それだと大体の個別銘柄も致命傷でしょう。


歴史を学べという意見もあるかもしれませんが、
2000年までの様々な暴落期間で判断するか、
2008年から設定されたTECLの12年で判断するか、
それはまさに人による、私は後者で判断しました。


そんなのできるわけないよ!
という人はそれでもリスクを取るなら
やはりテンバガーやダブルバガーを狙うといいでしょう。


ソッチのほうが私は難しいと思うので、
セクターレバレッジETFに中長期的に
投資してリスクを取るわけです。


そもそもETFなんて買うのはそういう人間です。
その答えを探るために、今私は実践しています。


こういうレバレッジを推す人が出たら暴落サイン?
オーケーオーケー、暴落してもTECLは今復活したね?


なら今後もそれに賭けるぜ!
それが勝負ってやつだろ?




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14 件のコメント:

  1. テンバガー瓜田12月 16, 2020

    マリファナはヤクとは違うで

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    返信
    1. タバコ以下の中毒性と危険性らしいが、日本じゃ似たようなもんやろ

      削除
  2. 市場全体の時価総額加重平均が絶対正義にもかかわらず、読者を啓蒙するためにセクターのレバレッジETFを購入するぽすとちゃんはブロガーの鑑

    返信削除
    返信
    1. そういえば啓蒙売りで有名な東大バフェットさんはTECL買い直したと聞きましたが、ブログ見に行ったら個別株以外の保有資産がまったくわかりませんでした。
      見づらいっす。

      削除
  3. バフェット鬼太郎12月 16, 2020

    こんにちは、バフェット鬼太郎です
    テスラは、ドカンと買えなかった
    子泣き爺のように、おんぎゃああと、言いながら損切りし
    少しずつ、買い増し

    目玉親父に
    おい、バフェット鬼太郎
    なんだい、父さん
    テスラ&ズームは、買いやぞ
    とか言われているのを思い出した

    返信削除
    返信
    1. なるほどね。

      ところでズームは落ち着きはじめましたね。
      私としてはここから買うならテスラかなあ。
      記事の通り買わないけど。

      削除
  4. テスラは儲ける為の株じゃなくて、イーロンマスクによる人類救済という物語に参加するチケットみたいなものなんで…
    究極の信者株ですね
    というか信者でもないとガチホ無理です

    https://www.youtube.com/channel/UC7m7oo-Xkm4yKUhXchMK8CQ/videos
    この人の動画を見ると信者になっちゃう…
    やだ怖い…アイアンマン!!

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    1. コメント欄にいつぞやのプードル西塚いて草
      動画がテスラまみれで狂気を感じたゾ…。

      テスラがどうというわけじゃないですが、車メーカーはどういうセクターカテゴリになるのか…。
      そしてその将来性もよくわかってないので、上がった今でも買うかと言われるとやはり微妙です。単純な好みの問題ですが…。

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  5. 私の友人もテスラを買ってウハウハだと言っています。そんなLineを私に送ってくるので、「よかったな!」と言いながら腹が立っている小さな人間です。

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    1. 腹立ちながらもちゃんと称賛してて草。
      仲良さそう。

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  6. 全力TECS買いました!
    今年中に落ちなければ切ります。
    金利が上がるとおもうんですけど、どうなるか。

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    1. 2022~2023年まで金利上げないって話じゃ…。
      ベアレバレッジはすごい難しいと思ってます。
      切る時期をしっかりできればいけるんでしょうか、私は仮に下がってくれたらそこでブルに投資します。

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  7. 1800~1900%でしたら1億8000万円かと思います(揚げ足取りみたいになっちゃってすみません)。

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    1. 指摘ありがとうございます。
      100万投資ってところを1000万投資にしれっと間違えて買いてました…。

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