2020年12月11日金曜日

ITバブル食らったらレバレッジじゃなくても死ぬやんけ!!

「ITバブルだとレバレッジは死にます」


レバレッジを批判する時って、
平常時の些細な下落などより、
ひたすら〇〇ショックのチャートを見せつけられます。


いわばレバレッジの上昇に対して、
「いい時期を切り出してるだけ、暴落では死ぬ」
…と。


それはまあそうですけど、え、いや
それで最悪のパターンや、悪い時期だけ切り出したら
それはそれでアンフェアでは…。


そもそも減価ガー、とかいう意見は、
そもそも現物も減価するうえ、
現物が底から再度反発上昇する時は
レバレッジETFは底からそれの3倍近く上昇します。


レバレッジETFにとって減価はただの
システムの一環であって、マイナス面
だけのものじゃありません。


だからいまいちそこを突いてもなって感じ。
複利が拡大するわけなので、リスクリターンが
同様に増えるわけなんですね。


有識者に言わせればリスクの方が高いらしいが。
私見ではコストと右肩上がり期待の銘柄で
トントンってところじゃないですかね?


ヨコヨコは実際問題だけど、
そこで積み立てられれば連動先が
右肩上がりならむしろチャンスになります。


どちらかというと問題なのは、
償還リスクと金利とコストです。
そこは揺るぎないマイナス面ですので。
そこを批判するのが一番いいかなと。


ほんでじゃあ償還は今の所そうないし、
金利はまだ低金利で騰ってから対応できるし、
コストは高いが上昇で補えるとなると、
いかに暴落時の減価リスクが高いかによるかと。


例えばNASDAQレバ2倍などを検証する
記事とかいくらか見ましたけど、
ITバブル天井付近で一括投資後に暴落したら、
償還なしなら最悪20年ぐらいで回復してくれるらしい。
(3倍レバは即死。)


回復に20年!?ウソやろ!?
ゴミやん!高配当投資か!?


などと感じるのは道理です。
やっぱりレバレッジってカスやな!ペッ!


え、でもじゃあ現物ならどうなんの?っていうと、
現物NASDAQなら15年~16年、
現物SPYなら12年~13年くらいかかります。
(途中でたまに戻りますが、またヨコヨコで下落する)
なんやねんこの有様(くそでかためたいき)

…アレ!?
あんまり変わんなくねえ?!



SPYですら12年近くかかるし、
そもそも現物QQQですら大いに回復に時間がかかる。
5年は長いが15年と20年じゃその差自体はあまり…。


ってことはさ、
一度低迷期に入ったらそもそも
現物投資でもうまく行かないって言うことなんじゃないの?



さらに、むろんこれは高値で一括投資の場合。


資産形成期だったら追加投資も可能であり、
暴落後には一応それなりの値動きはしているため
そういう意味では現物の回復はもっと早まりますが、
最終的な値上がりに期待しての積立投資は、
その低迷時期の貯めがながければ長いほど、
言うまでもなくレバレッジの方が俄然有利です。


ま、むろん償還のリスクは消えませんけど。
でも好景気からの-80%コロナショック程度なら
償還にはならず、反発回復するのはわかりましたし。
3倍ですら耐えましたからね。


歴史がくりかえすってんなら、
長期停滞期だとそもそも現物でもこの有様ですし。


まずQQQをメイン資産にしてる私が死にますし。
SPYでもリタイアしてたら死んでますし。
SPYがこの有様なら、米国個別株なら似たようなもんでしょう。


何が言いたいかというと、
コロナショックレベルの暴落ならレバレッジは反発するし、
なんだかんだ3倍ですら耐えられることが実際に証明され、
ITバブルレベルの暴落ならレバレッジでなく現物であっても、
長期停滞は避けられないということです。


レバレッジ投資は最終局面で大暴落すると
セミリタイアする場合において悪手になる、
ということを考えていましたが、
よくよく考え直してみると、
現物でもセミリタイア直前に暴落したら死にますね(半ギレ)


むしろ、投資期間が長く複利が乗れば乗るほど、
暴落の際には評価額が減りづらい可能性もあります。


まあそりゃ2倍近くリターンがある投資先ですから、
例えばQLD(QQQ2倍レバ)の評価額が半減しても、
暴落していないQQQの天井と同じ額ですから。


下落率が騰がればその差はみるみる縮まり、
レバレッジの方は償還リスクがバリバリあがりますが、
現物もガンガン下がって行くので、
あんま怖さは変わんないんじゃないですかね。


むしろそこから反発上昇が見込めるなら
レバレッジのほうが有利です。


あ、長期停滞はダメですけど。
でも長期停滞ってさっき言ったように
現物も大概あれなんで…。


資産形成期前半での暴落は追加投資でリカバリ可能、
資産形成期後半での暴落は増価でリカバリ可能、
そもそも長期停滞だと現物でも振るわない成績、
レバレッジ償還時は現物でも大ダメージ。


10年に一回暴落がおきるというなら、
その10年間で伸ばすか、暴落を耐えるか、
10年を超える低迷ならそもそも株式がクソってこと。


こう考えると、レバレッジも
なかなか捨てたもんじゃないな。


完全にヨコヨコなままの日経平均相場でもないなら。
(アレもでも、最近急激にあがったからペイできるんだけど)


え、メンタルがヤバいって?
まあそこはほら、頑張って耐えてください。
啓蒙売りしかねないならレバレッジに投資するなと言う話。


(なおあくまでレバレッジ2倍の話であって、
レバレッジ3倍だと償還までの閾値はもっと狭まります)




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2 件のコメント:

  1. アノニマス森村2020年12月15日 12:43

    なんでこの良記事にコメントがつかないの?
    まあ特に書くこともないけど

    返信削除
    返信
    1. 書くことがないからでしょうねw

      削除

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