2020年12月14日月曜日

レバレッジ投資で、リスクや損失額を縦ではなく横で見る。


先立って記事で書いたと思いますが、
このままのペースでQQQ400万+年間追加投資200万
+TECL200万をガチホ放置となると、
七年後くらいには4245万+4300万くらい。
(積立は月毎に+10万と不定期に+80万だとざっくり計算する)


合計で8545万。


QQQはメイン資産だから売却課税を考慮しないものの、
TECLは流石にスイッチ不可避なため、課税-820万。
TECLを税引き後としたら約3480万。


実際の合計では7725万くらいになりますね。


-820万とか課税デカスギィ!!!!

 



でも、そんな課税ぶんを差し引いても、
QQQだけに積立するよりはずっと合理的。


積立投資を全額QQQにまわしてこのレベルなので、
レバレッジのリターンとその複利ってヤバい。


まああくまで「今の5年リターンが続くなら」だけど。
ええ、コロナ暴落を経てもですよ、このリターンは。


かりに上のパターンが何らかの理由で失敗して、
TECLのみが償還されたら、QQQは4245万。
そうでなくQQQだけに積立投資してたら、4962万。


TECLが成功すればQQQ積立のみと比べて
8545万-4962万=3600万プラス。
TECLだけ償還されたとして差額は
4245万-4962万=717万マイナス。


なお、そもそもリタイアを考慮したら
1000万のキャッシュはどちらにしろ欲しいので、
結局QQQのみの投資でもある程度は現金にスイッチする必要があります。


最低でも生活防衛資金の現金は1000万は欲しいですね。
どちらにしろ現金を持つために何かしら1000万円分は
売却して課税される必要があるということ。
(TECLが存在しない場合はQQQ売却で補う必要があるが、TECL成功例はTECLの売却後の現金をそのまま使える)


すると、リタイア前提でそれぞれ考えて、
最初の例でQQQをそのまま、TECLを課税後として、
①成功すればQQQ4245万+現金3480万=7725万。
②失敗すればQQQ2756万+現金1000万=3756万。
③QQQ積立のみはQQQ3369万+現金1000万=4369万。


大体こんな感じ。計算は雑だが。


この比率で考えて改めて計算すると、
①TECLが成功すればQQQ積立のみと比べて、
7725万-4369万=3356万プラス。
②TECL償還で3756万-4369万=613万マイナス。


TECLに投資していた場合はどちらにしろ
リタイア直前に売却する必要があるぶん、
QQQを売却する必要がないので課税損を後回しにでき、
このようにQQQのみの場合と差がかなり縮まります。


プラス、マイナスを考えても
やっぱり少額のレバレッジ長期投資は合理的では?


勝ち負けで2倍以上…5.4倍の差がついているぜ。
もちろん勝ち負けの確率は等倍ではないけど、
-613万を恐れて+3356万のチャンスを逃すのか?
と言われたら、十分勝負する価値はあると思う。


むろん、TECLが失敗する…つまり償還パターンで言えば、
QQQも似たような構成銘柄である以上、大概
大きく下落しているのに間違いないので無事なはずがない。
そのため失敗した場合はまず②のパターンにすらならない。


ただし、この失敗パターンの場合、まずかりに、
コロナショック並の暴落なら半年待てば回復する。
TECLのような3倍レバレッジですらそうでした。
これはもう歴史が証明してますね?


それ以上の暴落…ITバブル並に暴落して
TECL等レバレッジETFが償還されるとしても、
それはつまり現物であるQQQ自体ですら
また15年近く低迷するってことになる。
(SPYなら7~12年?)


ならそもそもQQQのみに積立した場合でも
大いに大ダメージ受けているのは間違いがない。


すると、TECLが結局失敗しようが成功しようが、
成功すれば一方的に早く、大きく資産形成でき、
失敗すればそもそもやってない場合でも
結局うまくいってないじゃんって話になるわけですね。


これぞ、リスクや損失額を縦ではなく横で見るという考え方。


そもそも、私は損をしたくないだとか、
安定して得をしたいだとか、そんなことは考えてなくて、
早く、大きい資産でセミリタイアしたいだけ。


あくまで目標は早期セミリタイアです。


なんならアウトパフォームすらどうでもいい。
QQQとかITバブルから一定期間アンダーパフォームして、
また20年リターンでみても0.5%ぐらいSPYに劣りますが、
直近10年では大きくアウトパフォームしていたり等、
早期セミリタイア視点からすれば都合の良いのはこちらです。
(ITバブル後はそもそもSPYすら低迷していたし)


ちなみに仮にTECLへの投資額をQQQに切り替えたとしても
QQQへの投資額が600万か400万かの違いであり、
複利差含めてもやはり上記通りあまり変わりません。


結局のところ現時点での200万ばかしの金額は、
積立時期を1年伸ばせばすぐリカバリできるのであって、
今のみではなく今と将来とその複利を考えて、
総合的に俯瞰して見たらさしてリスクにはなっていません。


あくまでQQQのみへの積立投資と、
QQQ+TECL(一括ガチホ)同士の単独比較なので、
TECLを途中売却するとかすればまた違う
シミュレーションも可能です。


ただし結局の所、TECLが長期低迷あるいは
完全に償還してしまうレベルだと、
そもそもがその時点でのセミリタイアは実質不可能。


結局労働を続けてQQQ自体にも
また長く積立する必要があるため、
やっぱりガチホ一括投資での効率が一番良いですかね。


失ってもいい額とプラスになったらそれなりに
大きい額になるリスクリターンを計算すると、
ちょうどこのレベルで7年の投資が今の私には適していますね。


まあでもさすがに6年目になったら
額がめちゃくちゃ大きくなるので迷うかもしれんな。
8年目まで待てば億行くんだけどね。


TECL8年ガチホって…。
いやーキツイっす。


理屈で言えばそれの年に暴落したら
どちらにしろセミリタイアはきつくなりそうだとは言え、
その理屈と自分のリスクを恐れない気持ちのぶつかり合いが…。
最後の1年を欲張るか欲張らないか、そこが一番つらそうですね…。


え、そんなにうまくいくわけないですって?


うまくいかなかったパターンを軽くシミュレーションしたところ、
最初から挑戦しなかった場合とあんまり変わらないから、
うまくいくのに期待して投資した方がいいじゃん。
っていうのが今日の記事の趣旨なんですよね。


そもそも投資ってそういうものだよね。
失敗したら損ですが、成功した場合に期待するもの。


そして、失敗した場合のリカバリをも考慮するのが、
投資家としての力量なんじゃあないかしら?
それを信じてレバレッジ、倍プッシュだ…!




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2 件のコメント:

  1. まぁどれに投資してもというところはありますが、真剣に検討されるなら、長年横ばいのシミュもしておかれるほうがよいかと。横ばいではレバはレバ無しにチョイ負けです。

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    1. もう一度、あなたのために今日の記事をコピーペーストしてきました。
      理解するのが難しいときは、声に出して読んでみると良いと思います。

      >>うまくいかなかったパターンを軽くシミュレーションしたところ、
      最初から挑戦しなかった場合とあんまり変わらないから、
      うまくいくのに期待して投資した方がいいじゃん。
      っていうのが今日の記事の趣旨なんですよね。

      削除

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