「今の時期は仕方ありません」
「長期で見れば」
「ハイテクは暴落します」
という地獄のスリーカードは有名ですが、
どうも一番最初の理屈は自分を慰めるために
無理に放り出しているようにしか見えないんですよね。
私なんかは、騰っている株、
特に天井並に高い株価にはかえって強く惹かれます。
しかし、人によってはそれは反り立った崖、
あるいは暴落の前兆に見えるらしく、
めちゃ高く上昇を続けるグロース株よりも、
上昇幅が小さいか下落し続けているバリュー株を買いたがる人もいます。
もちろん、割安で放置されている株を買えば、
確かに「もし反発した際に」大きく稼げることでしょう。
ですが、バリュー株に手を出す人は、
どちらかと言うとそういったボロ株や、
大きな成長性を見込めるベンチャーじみた企業ではなく、
もう既に成熟しており、ある程度安定した歴史がある
バリュー株を買う人が多いように見受けられます。
反発を見越した攻めの姿勢でバリュー株を買うならまだしも、
すでに成熟か安定しているはずなのに、
株価が低迷していて結果バリュー株のように見える銘柄を買うのとでは、
大きな成長性があるわけでもない以上、
大きなリターンなど見込めようはずもなく…。
結果アンダーパフォームをしてしまえば、
「最初からインデックス投資で良かったのに…」なんて、
後悔してしまうことになるでしょう。
そも、株価が安い銘柄と言うのは、
「何かしら理由があるから安い」んでしょう。
ときおり、
「いや事業が安定しているから!」
「訴訟抱えてるからな~」
「市場の人は本質を見てない!私は企業価値がわかる!」
と言って、株価が安い理由をフォローして、
バリュー株の素晴らしさを説く人もいらっしゃいますが…。
事業が安定していても成長がないならリターンは低いのは当然、
訴訟だってもしクリティカルヒットすれば立ち直れなくなり、
だいたい、機関投資家すら見いだせない価値をどうして個人投資家が見いだせましょうか、
なんてことで、結局、全部が全部詭弁に過ぎないということがわかります。
もはや、グロース株の成長性にビビって、
安易で優しい動きしかしないバリュー株に投資するために、
わざわざ適当な理由を作って自己弁護しているようにしか見えません。
確証バイアスというんですよこういうのは。
逆に、株価が高い銘柄と言うのは、
「何かしら理由があるから高い」わけで。
市場から突っ張って大きなリターンを上げられているのは、
それ相応に企業の価値があり、また市場や機関投資家など、
大勢の投資家から支持されているからこそ伸びているのです。
むろん下落や暴落はしうるでしょうが、
そのタイミングはいつなのか?
と言われれば、どんな天才投資家もなかなか言い当てられません。
ああ、毎年「来年は暴落だ!」とか
言っておけばいつかは下がるかもね。
でもそれは言い当てたと言って良いのかどうか…。
そもそも暴落時はバリュー株でも下落しますし…。
というわけで、個人的なバイアスでバリュー株に投資するのは、
はっきり言ってよっぽど自分が天才投資家だと思わない限りは
あまりおすすめできないと思います。
ただし私自身は、
たとえ株高なグロース株に投資するのが期待値が高いとはいえ、
銘柄選定や乗り換えに伴う税、またその管理の手間や、
暴落時に自分がどう対応すべきか、といったことに対して、
自信もなければ勇気もない、無能投資家ですから、
やはりあくまでインデックス投資にのみ投資し続けて行こうと思っています。
本当に自信がないなら日和ってバリュー株に手を出すのではなく、
インデックス投資をするべきじゃないでしょうか?
まあ、最近は指数そのものが割高なんで、
なかなかそうもいかないかもしれませんけれどね。
ただ指数が割高だから投資しないというのは、
今まで常に過去最高値を出してきた米国指数を
はっきり言えば信頼しないということであり、
「じゃあまずなんでお前は信頼できない銘柄に投資するんだ」
って話になってしまいます。
なんでまあ、難しいこと考えずに脳死で
インデックス投資をするのがやはり一番いいでしょう。
リターンとしても、精神衛生上にもね。
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ぽすとさん初めまして!
返信削除和製将軍のblogにちょくちょくコメントを
している☆りゅ~☆と申します。
私も米個別株&slimSP500&楽天全米投信に
金を突っ込んでおります。
また、最初の投資のきっかけが積立NISAを
始めたのがきっかけでしてインデックスに
投資するぽすとさんとは考えが合うかな~と
思い投稿させて頂きました!!
ちょくちょくblogは拝見させて頂いていますので挨拶だけでもと…(笑)
今後も同志として応援しています!
これはどうもご丁寧に…こちらこそよろしくお願いいたします!
削除ドゥーユアベスト、です!