2020年10月10日土曜日

もう高配当投資するのやめませんか?辛くないですか?


高配当投資で納得のできないところといえば、
配当が欲しいと思って投資するのに、
何故かそれを再投資してしまう点。


今すぐにお金が必要ならば、
無配株の売却より、多少多めに税金を払うだけで、
あと額とタイミングが自分で選べないだけで、
あと企業の成長性が怪しいというだけで、
特別納得できないものではありません。
(いやほんとか!?)


そう、資産形成後に高配当投資するならまだわかる。
上の諸々のことはおいといて、リターンなどはともかく、
手で売るか配当で勝手に売られるかの違いなんだから。



でも資産形成期に、わざわざ超安定のインデックス投資を捨てて、
かといってリスクの割にリターンを狙うわけでもなく、
配当再投資という税制上や成長性で
かなり不利な高配当投資をするのがやはり微妙なところだ。


資産形成期は資産が少ないから、
低配当より高配当銘柄の配当率の多さに惹かれる…って
言ってた方もいたけど、うーん、でも…。


1000万の配当率が1%だろうが5%だろうが、
10万と50万、税引き後は7万と35万でしょ、
税金で取られる差が12万近く違うじゃん。
損失がかえってめちゃくちゃ多くなってキツイじゃん。
(なんなら控除あっても8万と40万だから、10万差)


今のロイヤル・ダッチ・シェルや
エクソン・モービルなら、配当率10%超え…。


つまり配当金は1000万投資でも100万振り込まれ、
税金で30万とられ、いや、色々やべえよ…。


そんででも株価は下がるから総資産は減ると…。
税金と再投資手数料と株価の減少のトリプルパンチ…。


話がもどるけど、たとえ資産形成後だったとしてもさ、
株式ってボラティリティが激しいわけだからさ、
例えばリタイア後にVOOとQQQを一定額ずつ下ろすと、
たとえリターン差が大きくあったとしても、
下落時に多く売却しすぎて、途中でQQQは消滅しますよ、
とかなんとか私はよう言われたことがある。


高配当銘柄は比較的ボラティリティが緩やか、とはいえ、
結局株式アセットである以上景気には従う動きをするだろうし、
その銘柄自体の好不調もあるってことを考えると。


好景気にも不景気にも、絶対配当は維持しろ、
っていう投資家たちのプレッシャーのなか、
絶対に配当を吐き続ける高配当銘柄はキツイでしょうね。


定額売却を常にさせられているようなものでしょう?
好景気だろうと、不景気だろうと、
たとえ資産形成期だろうと、なんなら増配で増額されてまで。


不景気には下がって道理、好景気は高すぎ、とか思われるような
グロース銘柄のほうが、逆に期待値が低く見積もられて
多めに見てもらえていうる部分も大きいのではないだろうか?


高配当銘柄は、負担を強いられすぎている気がする。
株価が下落しても叩かれないから多少は許されても、
配当が維持できないとボロクソ言われるし…。
(維持できないとなおさら叩き売られるし)


エクソン・モービルだっけ、
配当維持のために社員削減したもんね。


無理せず減配したロイヤル・ダッチ・シェルと、
はたしてどっちが正しかったのだろうか…?


個人的には、減配して会社の回復に注力した方が、
目先の配当維持のために社員削ってしまうよりかは、
長期的に見て良いことだと思うんですが…。


…うーん、でも減配したらたたき売られるわけで、
現にロイヤル・ダッチ・シェルはもう死に体だし…。


いやでも配当維持で喜んで買われるかと思えば、
エクソン・モービルも同じく下げまくりでしたね。


未だにバリバリ買い増してるのはバフェット太郎さんくらいじゃない?
高配当均等割投資のルールの上では多分一番一貫してると思うけど、
資産ポートフォリオは均等でも、入金額はXOMだけ莫大に多く、
実際のリスク許容度は大きく振れていそうだ。


そも、個人投資家たちの買い支えなんてたかがしれてるだろう。
結局企業価値に株価が付随するのが大前提なんだから、
例え低配当銘柄が不調だからって下落で叩き売られても、
その銘柄にちゃんと体力があるなら、
高配当銘柄と違って買い支えてもらわなくてもすぐ回復するでしょう。


グロース、大型株は言わずもがなでしょうね。
GAFAMにとって、多くの株主は木っ端な保有額だろうし。
マジで死ぬときは、マジで市場巻き込むレベルになるだろうし。


いやーやっぱりそれと比べて高配当銘柄、詰んでそう。
仮にここから巻き返そうにも、GAFAMがきれいに停滞し、
かつ自分が保有している高配当銘柄だけがピンポイントに
上昇してもらわないといけないってことでしょ…。


よく考えると高配当投資とバリュー投資って、
意識せずとも密接に関わってそうですね。


まあ米国市場そのものが右肩上がりの銘柄が多く、
その中で株価が低迷してると高配当になるわけだから、
そらそうやな。


…ってことだと、やっぱりクソ難しい投資法じゃないか。
少なくとも、利益を出すには。


アウトパフォームするには…。
市場かGAFAMが下げ続ける中、
自分の投資先だけ当てなきゃならないっていう…。


これのどこかバカでも稼げる方法なんだ…。
しかしまだ、米国株ブログ村では
いっぱいおすすめされているんだよね…。
批判する私は異端扱い。


というか、最近本を出版したりセミナーを開く投資家、
みんなだいたい高配当投資家、バリュー投資家。
なんでだろうね、極端だ。


「初心者にはインデックス投資を勧めます」
って言っておけばなんでも免罪符になるわけじゃないぞ、
自分のポジションと言ってることが矛盾してないだろうか。




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6 件のコメント:

  1. インデックス投資家10月 10, 2020

    米国株村のブロガー達の多くはそもそも本業の収入が庶民からかけ離れている人や、
    初めからなぜかタネ銭が大量にある人ばかりですからねぇ

    別に投資結果が市場平均を下回ろうと痛くも痒くもない人達であるという前提で、
    彼らのブログを見ないと、庶民はただのカモにされるだけですわ

    てか、元々金持ってるのに何でわざわざ時間を割いてまで、大した収入にも
    ならないブログを運営しているのか疑問に思います

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    1. お金持ちの割にはアフィリエイトの報酬にハマって勧めるのは非常に不思議ですね。
      和製バフェットさんもおっしゃってましたが、そんなんよりバイトしたほうがおそらく儲かると思うんですが、成果報酬ってそんな高くないと思うのになあ。
      自分の出した文章で稼ぐってところが重要なのかな?
      承認欲求的に。

      おそらくはほんとはポーズで、実際はお金持ちでもなんでもないとか…さすがにそれは穿ちすぎかしら?

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  2. 資産形成に成功するには一にも二にも「長期」継続でしょうが、インデックスはつまらないし、投資している実感も感じにくいので、配当や優待が投資継続の動機になる人にとっては必要なのでしょう。家族いる人とかもそうかも。
    資産形成効率だけを考えればインデックス一択でしょうがね。

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    1. ある投資ブロガーさんは、「株に自由にお金は使えないけど、配当金がでたら投資できて嬉しい!」とか、一切の効率を無視して快楽のために高配当投資をしていますね。
      資本主義の効率の最たるものである株式投資市場においてまで、非効率な快楽を求める人間の業ははかりしれませんね。

      …株式投資以外に趣味はないのかしら?

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  3. 米国株の過去60年の長期では高配当や低PER戦略が市場平均を上回ってきたという事実がありますからね
    ブログ村界隈で現状やられている方々は集中投資が仇になってるだけで、基本に則って分散投資している人は大してダメージ感じてないのではないでしょうか

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    1. シーゲルやら何やらですね。
      よく言われますが、配当は30%、売買手数料に為替手数料まで取られる日本人投資家は、果たして高配当戦略してもアウトパフォームできるのでしょうか?

      うーん、ブログ村の人たちは…なんなんでしょう?
      高配当の分散投資、株価に頼らないわけで、時価総額加重平均ではなく均等割ポートフォリオになりますよね。
      バイアスのかからない、効率の良い投資なんてできるのでしょうか…?

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