2020年3月13日金曜日

暴落は続く、資産は溶ける…が、SPXS買うのはキケンだ!せめてSPXLだろ?!

90万あった含み益が数日で-50万円の含み損
(TECL等はサーバーエラーで見れないが多分さらにそれ以上)
になったぽすとです。





いや、つか、むしろ、
この局面でレバレッジETFを買向かうなんてのは、
よっぽどメンタルが強い…。


ええ、それこそぽすと並みメンタルの強い
投資家以外辞めたほうが良いですよ、
と前置きしておきますが、ともかくとして、
やはりとかくSPXSを買うのは辞めたほうが良いでしょう。


SPXLがS&P500の3倍の動きをするレバレッジだとすれば、
SPXSはS&P500の逆の動きを3倍するレバレッジです。


SPXLをブル型とするなら、SPXSはベア型というわけですね。
(…なんでこの名前なんですかね。
現実の熊は前足が短いせいで、
山を下るときより登る時の方が得意って
はじめの一歩にも描いてあったくらいなんですが…。)


米国株スレなどでは「SPXSに数千万円ぶちこんだぜ!」
とかパチこきクソ野郎どもがいるわけですが、
まあこんな奴ら嘘しかついてないのでほうっておいて、
ともかくSPXSは投資先としても、投機先としても向かないと私は考えます。


何故か?
みんなも考えてみてね!



まずそもそも市場なんて普通の人間には読めません。
今回の下げ、コロナショックだか大統領選挙だか
ロシアとサウジの原油トラブルだかなんだか知りませんが、
こんなことになるなんて誰が予想できたでしょうか。


しかもコロナが流行り始めた頃はまだ普通に騰っていたくせに、
ヨーロッパに移り始めた時点で急激に下がり始めました。


これが収束するタイミングもほんとにウイルスの機嫌次第なので、
こんなの読めるわけ無いでしょう。


ベア型ならなおさらです。
「これからさらに下がる!」なんて言っている人は信じないでください。
逆に「これから反発や!!ぜったい暴騰する!!」とかも。
誰にもそんなんわかりはしないんですから。


この短期的な値動きが読めないことにくわえて、
さらにSPXSでは長期的な値動きもゴミそのものです。



設定来からもはやずっと下がりっぱなしですからね。
なんでかというと、「米国株は長期的に右肩上がり」だから。


そもそも、「米国株は永続的に騰がり続ける」という
米国株最強神話はずうっと昔から信じられてきたのに、
米国株が下がるのに期待する米国株ベアとか、
まず間違いなく長期的に持つ事はありえないでしょう。


もし今回の相場が落ち着いて上昇するとして、
いつが底か(ベア型なら『いつが天井か』)というのを
判断できずまごついている間に売りどきを逃すと、
また米国株が下落するであろう10年後くらいにならないと
売りどきが来ないということになります。


言うまでもなく3倍レバレッジETFは
普段の値動きが3倍になってさらに複利がかかるわけで、
しかもそこにコストまで乗るとなると、
値上がりが期待できないのに長期で持つとか完全に負債にしかなりえません。


有り難いことにレバレッジETFは仕組み上
追証や借金にはなりえないわけですが、
それでも短期では難しく、長期ではありえないものに投資することはないでしょう。


翻ってSPXLですが、こちらは短期的な利益狙いでうまく行けばそれで良し、
最悪底買いを逃しても、
「将来米国株が絶対に騰がり続ける」という
米国株神話を信頼できるのなら、
長期で持つのも十分選択肢たり得ます。
つまりミスってもリカバリが効くというわけ。


唯一の懸念点は規制か早期償還くらいですが、
3月末の規制も流石にすぐ売買停止なんて普通ないでしょうし、
実際に何かしら規制が入るってニュースを聞いてからでも間に合うと私は考えます。


サーキットブレーカーもあるし、
(つかつい先日発動したし)それすら超えて
SPXLの早期償還が起こりうるなんてきたら、
もうそれこそ世界恐慌レベルでしょう。
現物の株式すらかなり危うい自体になっていると予想できます。


という理屈詰め、ロジカル()に考えると、
SPXSを買う選択肢を取るくらいならSPXLを買いましょう、となるわけです。


あくまで「そっちを買うならこっちを買う方がマシじゃね?」って話で、
私自身が「今SPXLを買うべき!」なんて言っていないのを念押ししておきます。


まあ、私は次の給料日にまでこのまま下がっていたら、
落ちるナイフだろうが掴む勢いで、
SPXLどころかTECLを買いますけどね。


騰がると期待できるものに投資しているのなら、
今の相場は間違いなく買いチャンスです。
真似しろとは絶対に言いませんが。


レバレッジETFを長期で持つという
ぽすとみたいなわけのわからん試みをしたい方は、
ぜひロジカルに考えて、
啓蒙のために狼狽売りしないようにしましょう。
(というか、読者に啓蒙するってお前何様だって話よ。)


私はあえてここで買い進んで、
レバレッジETFを長期で持つことの優位性を示していきたいと思います。


こんなチャチな下落じゃぽすとは倒せん!
そんなんじゃ甘いよ(ニチャァ…)





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10 件のコメント:

  1. くっころ3月 13, 2020

    「SPXLで損したからSPXSで取り返す!」って人は、
    月のように冷静になって落ち着くまでは投資をいったんやめましょう

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    返信
    1. たまに両方買っているらしい人もいるんですが、それはプラスになるんでしょうか…

      削除
  2. SPXSのチャート見て下さい。
    神業か??って言う位ゼロに近いのに強制終了しないんですよ。

    って事はSPXLも強制終了はしないと言う事ですね。

    テメェ!強制終了しちまったろうがぁぁぁ!!って成っても大丈夫。
    私も同じ目に遭ってます。
    心配なら上がるまで石化してな。


    (直近の値動きが激しすぎて石化できない岩人間より)

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    1. よく言われますよね!
      SPXSはそういった意味ではレバレッジETFの償還リスクの否定に役立っていてありがたいです。

      スタミナが切れない程度に適度な石化で頑張りましょう!w

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  3. ニチャァ…(今日も面白い記事を読ませて頂き、有り難うございました)

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    1. ありがとうございます!
      デスノコラ楽しすぎてやめられなくなりそうで怖いっす!

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  4. コラ漫画でもう顔中草まみれや

    ちなみに下げ相場のことをベアと呼ぶのは、熊が獲物を狩るときに前足を振り下ろすという話を過去にみたのですが、
    もうちょっと調べてみると取らぬ狸の皮算用に対応する英語のことわざから来てるらしいです。
    Don't sell the bearskin before the bear is caught:熊を捕獲する前に熊の川を売るな
    投資家のリスクオンムードを戒めるためにベアが使われたっぽいです。
    不覚にもむっちゃ勉強になりました。

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    1. 私も今調べてみましたが、証券会社とかはだいたい上の理屈を採用しているみたいですね。
      今の主流はそっちなのか、あるいはわかりやすいからでしょうか。

      あるCFD取引の口座ではことわざ説を採用してました。
      いやあ面白いですね。

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  5. ☆りゅ~☆3月 14, 2020

    もうね、あれだね。
    SPXS(全てのベアETF)
    に対する俺の考えと全く一緒ですわww
    ひたすらブルETFじゃい(≧∇≦*)

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    1. 短期的な値動きという話では、ブルでもベアでもめちゃくちゃ難しいのでどっちもどっちですが、
      少なくとも株式投資において下げることで利益を得るのに期待するのは微妙だと思うんですよね〜

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