個別株投資でS&P500に勝つには…。

基本的にどの個別株投資家も市場指数に勝つことを目指しています。
まあ言うまでもなくわかりやすい指標ですからね。


あと、手間暇かけて個別株投資をしているのに、
ただインデックス投資している人らより劣後しているとしたら、
もはや個別株投資をやる意味はゼロですし、
なにより投資家としてのプライドはズタボロですからね。


今では実際VTもVTIも、どころか日本のインデックスファンドすらも、
極限まで低コストになってるし、自動積立や自動リバランス等のおかげで
手間もまったくかからないため、今まで以上に
個別株投資でインデックス投資に勝つのは難しくなってきています。


過去すらもかなり難しかったというのに、
これだけインデックス投資が便利で簡単、かつ低コストになってしまうと、
もはや個別株投資でインデックス投資に勝つには
よほどうまいやり方で売買するか、レバレッジや信用でもかけねば
かなり難易度が高いと言わざるを得ないでしょう。


さて、こうした低コストインデックスファンドに勝つためには、
個別株投資側には主に二つの選択肢があります。
（先のレバレッジや信用取引など特殊な例を除く）


・テンバガーを狙いボロ株に投資しリスクを取って勝つ
・超安定優良株のみを数種だけ選んで手堅く勝つ


前者のテンバガーを狙ってボロ株を買う方はもちろん大変で、
本当にうまくいきさえすればいくらでも指数にアウトパフォームするでしょうけど、
無論うまくいかないともうとんでもない大損を抱えるのは間違いありません。


それこそもう有名なので言うとアマゾン。
これなんかは時価総額の小さいうちに買っておいたら
今ではもう大富豪の仲間入りでしょう。
実際にちょっと買ってただけで大富豪になってた社員さんの記事もあったし。


というかテンバガー狙いだったら、
情報も集めやすくわりとすぐ上場する日本株の方が
良いまであるかもしれないですね。


ただこっちの場合、それこそ短中期投資だし
ほとんど運と勘に頼るものばっかりです。


というか完全に投資じゃなくて投機ですね。
あんまり健全とは言えません。


さて、では後者の超安定優良株を買う方ですが、
基本的に有名な大型株を
たった数種ただ買うだけなので実はやること自体は楽です。


主観ですが、例えばビザやマスターカード、マクドナルドとか？
シェアが広く当分潰れなさそうで、事業リスクも少なく、
過去長期に安定して上がっており、今後もそうであろう
ガッチガチに安定している株をただ数種だけ買って放置するだけ。


何故それだけで良いのかというと、
インデックス投資では指数が主に数百種から数千種まであるため、
リスクは下がれど基本クソみたいな銘柄ももちろん入っています。


そのため、本当に優秀な優良株を
手数料に気をつけて適宜一括で買い付け続けていさえすれば、
いかに低コストインデックスファンドであろうが、
理論上だけで言えばアウトパフォームすることも難しくありません。


ただし、この場合はどうしても数種に銘柄を絞らねばならず、
また本当にその銘柄が長期で安定して上がるのかもやはり難しいし、
売買タイミングももちろん重要。


さらには安定大型株ということは、
アウトパフォームもそれほど大きいわけではありません。
だってむしろ急に騰がったら不安材料だしね…。


まあ、とはいったものの、
当たり前ですが大体の人がそれができません。


暴落に思わず狼狽売りしてしまったり、
優良株を判断できずクソ株を買ったり、
もっとリターンが欲しいと欲張ってクソ株を買ったり、
リスク分散のために10種も銘柄揃えてリターンを下げたり、
変に奇をてらってよくわからんクソ株を買ったり、
配当に釣られて高配当なだけのクソ株を買ったり。


むろん何が正解なのかは結果になってみないとわかりません。
いくら優良株に見えても、急な不祥事でクソ株化することはありえますしね。


そういった判断は主観が多く、
結局私が言ったVISAなども本当にこのまま上がり続けるかなど
誰にもわかりません。


と言ったことから、やっぱりインデックス投資をしておくのが一番でしょう。
一介の投資家が指数に勝とうなどおこがましいんです。
機関投資家ですらうまくいかないことも多いんですから。

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