2019年7月30日火曜日

米国株において、高値づかみは忌避されるべきなのだろうか。

株式投資においては、「安値で買って高値で売る」ことこそが、
儲けるために絶対に必要な要素です。


これは無配株はもちろん、高配当銘柄も同じです。
配当がいかに高かろうと、それ以上に株価が下落してしまっては、
最終的に売り抜けようとするときトータルでマイナスになってしまいます。
税金分を加味したら貯金のほうがマシになる可能性だってあります。
(配当金だけで生活が可能で、売らずに一生保有できるなら別ですが)


ただし、いくらその時点で高値と言われている株を買おうと、
その後にもっと高値になればいくらでも儲かりますし、
翻っていくらその時点で安値と言われている株を買おうが、
その後にもっと下落してしまってはいくらでも損をしてしまいます。


いわば、「安く買って高く売る」ことは、
未来がわかっていないと到底不可能なわけで、
おおよそ殆どの投資家は高値で買ったり、安値で売ってしまったりして、
最終的に損をしてしまう事が多いです。
そうならないためにも必死に個別株投資家は銘柄の分析をするのですけどね。


私からしたら、巷で高値で言われている銘柄を
そのタイミングで買ってしまったとしても、
それだけ高値を維持し続けれられる銘柄であるならば、
今後もそうであると思え、買い増ししても儲かると思います。


逆に、安値をずっと維持しているとか、
下がり続けている銘柄を買い増ししていくというのは、
未来が不確定である以上はかなりリスクのある賭けですし、
無限ナンピンになってしまう可能性だってある。
また精神衛生上も正直なところ厳しいかなと思います。


そんな、高値だろうが安値だろうが買える銘柄なんていうのは、
将来は右肩上がりで成長していくともう確実に言えるだろう銘柄しかありません。
そんな銘柄、あるのでしょうか?


今ハイテク株などが人気で、逆にタバコやヘルスケアなどが落ち目であり、
また無配銘柄は好調で、配当銘柄はどちらかといえば不調。


ですが、もう20年ばかし前はほとんど評価は真逆でした。


ということは、もしかしたらまた逆転する可能性もありえます。


その際、それでも儲けるためには、
自分のプライドも投資理論もかなぐり捨てて、その時代ごとに適切に判断し、
セクターや銘柄を乗り換えていかねばらなず…。
それは、あまり現実的ではありません。


投資家自陣の主観・感情・力量と同時に
さらには運も絡みますからね。


…ですが、やはりインデックス投資ならこれも解決できます。


例えばS&P500やダウ30などに組み入れられる銘柄というのは、
その時代その時代でそれぞれ優秀な上位数百~数十銘柄が
適宜指数会社により取捨選択されるうえ、
その選択基準は時価総額比率などで、感情的ではなく非常に合理的です。


とすると、時代が変わっても
ずうっと右肩上がりであると確証できるわけです。


なにせ、そうでなくなる場合は、経済の長期的不況…
つまり、それらの指数が長期的右肩下がりになっている場合のみで…。
最終的にもしそうなったら米国経済が破綻します。


米国ではなく先進国や全世界指数ファンドに投資していてもだめな場合は、
世界中の資本主義経済自体も崩壊していることでしょう。


そうなったら個別株投資していようが投資すらしていなかろうがだめですし、
やはりインデックス投資は超安全な投資手法だと言えるでしょう。


高値掴みしようが安値で掴もうが、
利益率は変動しても最後にはほぼ確実に得をすると考えられる、
インデックス投資こそがわれわれ投資家がすべき最善の投資手法なのです。



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