2021年12月13日月曜日

資産とリタイアの価値には鮮度がある。つーとフルレバだな?


TECLなどレバレッジETFですが、
単純に「米国ハイテクだけがピンポイントで低迷」
しなければ特に怖くはありません。


米国がそんな状況になったときって…。
ありましたっけ?


今年はバリュー株、オールドエコノミーが、
なんだか強い上昇を見せていましたが、
ハイテク単体でも弱くはありませんでした。


なんなら、年末付近になってきて、
ハイテク株は上がってきましたので、
結局通年でみたらとんとん…。


どころか、まあもちろんハイテクは強いまま。
さすがは根強いグロースセクターだけあります。


10年20年前はどうだったかは知りませんが、
その当時だってGEやらIBMやらで
個別株単位で言うなら栄枯盛衰はあれど、
ハイテクセクターそのものは強かったはず。


それとも、たばこ株などは
それらを超えるほどめちゃくちゃ強い
グロース株だったんですかね?


ともかく、ハイテクセクターそれ単体が
他のセクターより格段に低いか…。


あるいは「ハイテク以外」のカテゴリで
強いセクターが出ない限りは、
そこそこ、このセクターは安定しているかなと。
(Alphabetとかはハイテクじゃないからね…)


市場を牽引するセクターのままであればこそ、
レバレッジETFでありながら長期で持てて、
複利を現物よりも格段に高く積み上げらるのですね。


私はセミリタイアする上では、
「どうせ現物でもレバレッジETFでも、
大暴落・長期暴落に対する危険性なんて変わらんよ」
と言ってますが、実際、
この話自体に何か言われたことはほぼありません。


目標金額に到達するまでの速度は
(少なくとも過去10年間だけ見れば)
レバレッジETF全力投資の方が早いわけです。


すると、早く資産額を増やせるのですから、
売却してキャッシュに変えることも可能です。


米国市場が長期低迷にいつ入るかわからない以上、
「いつ暴落してもいいように備えておく」よりかは、
「暴落までにできるだけ多く稼いでから備える」
という手段もあるというわけですね。


これらどっちが危険なのかについては、
人によって意見が異なるでしょう。


ですがまあ、かりに暴落があったとして、
コロナショックのような軽度の暴落では
レバレッジETFは減価込みでも現物より強く、
大きく回復上昇をします。


かといって、リーマンショックやITバブルのような
長期かつ大暴落では、現物も大きく毀損して、
回復までに大いに時間がかかるわけです。


むろんレバETFは即死なものの、
結局どちらも暴落後1からどうせ積み直すんですから、
満足のいくリタイア資産に届かせるには
結局大きく時間がかかることでしょう。


ですから、暴落が怖いから現物指数に投資するのと
レバレッジETFでさっさと貯めてから備えるのでは、
「暴落がいつ来るか不明」という前提に立つと、
どちらもそれほど変わらないように私は思えます。


それでいて後者のほうが理想と実益をかねていて、
もし通ったとしたら万々歳だというわけです。


仮に失敗してもやはり、
現物でも致命傷レベルの損をしていて、
回復にはどの資産も時間がかかるというのなら、
「レバETFに投資していた人は資産が0か…」
「こっちは現物だから致命傷ですんでよかったよ」
なんて、そちらも笑ってる場合じゃないですよね…。


リタイアという目的さえ一貫しているならば、
米国が強いうちに、またずっと右肩上がりのうちに、
強いセクターに大きく張って早くリタイア、
というのは、それはそれでいいのではないか、
私はそう考えるわけですね。


一番怖いのは冒頭のように
「ハイテクそのものが単体で負ける可能性」
といったところですが…。


まあ、ハイテク個別株ならともかく
ハイテクセクターはそれなりに強そうですから、
ETF単位で購入できるならば
それほど心配はないようには思えますね。


MSFTが低迷しても、APPLが強く上がるとか、
あるいはまたさらに強いグロースハイテク銘柄が
ETFに組み込まれるとか…ね。


こういった私の理屈はすべて、
投資に対する合理性とかじゃなくて、
あくまでリタイア達成に対しての
単純な資産管理からの視点です。


そのため投資家としてはいまいちなのですが、
リタイア志望者としてははっきりしています。


複利計算ツールで私の資産形成を見ると、
指数投資には10~12年ほど、
2倍レバレッジETFには8年ほど、
3倍レバレッジETFでは5~6年ほどと、
期待リターンでこれほどの年数差が生まれます。


これってつまり、現物フルポジション1回に比べ、
3倍レバでは2回全力投資できるだけの
年数の違いが生まれてしまうわけです。


かりに5~6年以内に暴落が来ても、
その時点で現物投資していたら
たった半分程度の資産が、より半分になるのだから
「こりゃ危険性はどっちに投資しても変わらんな」
「なんなら早めに資産形成終えたほうが得だな」
って思うのも道理かなと。


また同様に、歳を取れば取るほど、
リタイアと資産の価値が薄くなってしまいます。


早めか大金でリタイアしなければ、
セミリタイア、リタイア、FIREというものは、
単なる年寄りの定年退職とまるで変わらず、
その輝きはみるまにくすんでしまうのです。


つまるところ、
リタイアには鮮度があるということなのですね。


ゼロで死ね、という本では
節約してまで老後資金を貯めるのはアホだ、
みたいな理屈があるらしいですが…。


それだったらつまり、
低リスクで長々と資産を蓄えたり、
リタイアを遅らせるのはそれも微妙よね。


投資家としては褒められたことではありませんが、
リタイアに対する資産管理という側面から、
危険なポートフォリオを組むのはどうか、
そういうことを考えてみるのもいいですね。



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4 件のコメント:

  1. 暴落にビビってる奴らはビビってるくせになぜか自分の資産だけは大丈夫だとか勘違いしているんだよな コロナショックでもほぼノーダメだったしレバレッジetfの方がまだマシかもしれない

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    1. SPYDとか死にかけましたからね。
      実はここ2年はテスラなどの個別株よりTECLの方が安定して右肩上がりという事実…。
      今批判してる人は、もしかしてノーポジで羨ましいだけなのかもしれません。

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  2. リーマンショック並のやつが起きたらレバ以外も全部死ぬからね仕方ないね

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    1. TECLが早期償還されたらまた買えばいいよな!ガハハ

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