2024年6月24日月曜日

BTCの総合課税と株の分離課税の損益分岐点を計算 #BTC

また、今日も、
当たり前のこと書きますよ。


みんな知ってるけど、
私が知らなかったことを!


だって誰も総合課税と分離課税の
損益分岐点を書いてくれないんだもの!


ビットコインは雑所得であるため、
総合課税が課されて非常に株より不利です。


毎回計算して難しくて断念してたんですけど、
改めて簡単にですが再度計算してみました。


すると一番キツイ金額が、
所得税でも住民税でもなく…。


実は国民健康保険料である
ということがわかりました…。



イマイチ、よくある雑所得の所得税表だと、
ぽすとはよくわかってなかったんですよね。


アレ、住民税とか、国保、国民年金、
そのへん書いてないんでね…。


で、シミュレーションサイトを使って
改めて計算してみました。


(※参照)
個人事業主シミュレーション
https://www.mmea.biz/simulation/solo_calculation/


ここは個人事業主計算シミュレーションですが、
白色申告・国保一人・扶養0・給与0、40歳未満で、
それなら多分無職と同等に計算できるはず…?


すると、下記のようになりました。


(所得870万円の場合)
国民保険料 89万円(上限)
国民年金  20万円(固定)
所得税   100万円
住民税   72万円
年間手取り 586万円


これ、計算してびっくり。
国民保険料と国民年金を無視すると、
所得税と住民税は合わせて172万円です。


で、870万円の利益を分離課税の20%を
かけたとしても、174万円なんですよ。


つまり、国民保険料と国民年金を無視した場合、
分離課税と総合課税の税率はほぼ同額なんです!



ってことはですよ、これって、
会社員で勤めてる場合、社会保険料と厚生年金は
給与で決まるわけですから…。


つまり、会社勤めでは合計所得が870万以下なら、
株式を売るのと多分変わらない税率で
BTCの利益を得る事ができるわけですよね!?


上記のシミュレーションだと基礎控除も
おそらく入れてくれてるでしょうから、
別途サラリーマンの給与所得控除を入れて、
加算して計算すれば良いわけですね。


例えば年収300万のぽすとなら、
多分給与所得控除100万なので、
所得が200万になる…はずです。
(一旦基礎控除は抜いています)


ってことは、基礎控除を含めて、
BTCの利益が670万ぐらいまでは、
ほぼ株と同じ税率で得られるってことですね!


もちろん人によって色々変わりますが、
全国平均年収300万前後の人たちには、
BTCをこれくらい売っても大丈夫なんですか!


もちろん分離課税と同率程度になるだけであって
多少多めに税金払ってでもいいのなら、
累進課税ですしピッタリにしなくてもいいです。


国民保険料とか国民年金の免除だと
一定金額以下ですけれど、
雑所得の税率は金額に関わらずかかれば
かかっただけかかる税率ですもんね。


なお、ぽすとは今年なんか給与減ってる上に
多分もうそろそろ無給になるので、
所得は100万円位になると思います。


すると、給与所得控除を抜くと、
所得は45万円位になるので…。


基礎控除48万を抜いたら
もうほぼ所得ゼロです。


アレ?
非課税世帯になるじゃんコレ。


つまりぽすとは今年と来年のBTCは
870万円まで売っても分離課税と同じです!!!


オッケー!これでわかりました。
利益を出しても良い金額を、
ざっとですがこれでわかりました!


良かったー。ずっとわかんなかったからね。
BTCをどこまで売って良いのか!


これである程度計算しながら売られる!
やっと落ち着けましたよ。
(間違ってるかもしらんけど!)


なお、もちろん、これは在職中か、休職中、
あるいは社会保険継続の場合のみに使えます。


もし無職の場合はどうなるかというと、
国民年金は免除できず20万払うのはそうだとして、
国民保険料が最大89万までかかってしまいます。


国民年金は払えば払っただけまあ
将来の年金が一応増えるという利点はあるし、
会社員も厚生年金払ってるし条件は同じけど…。


国民保険料は金額でサービスが
変わらないので、払うだけ損です。
(自分のことだけ考えたらね!)


ぽすとの場合ですが、厚生年金は折半して月2万、
つまり年額で24万なので、実のところ、
ぶっちゃけ年金負担は変わりませんね。


で、社会保険料の任意継続をしても、
年間24万円くらい払う事になるので…。


国保最大負担と比べても、
社保継続した場合は60万の得になります。


(※)
社会保険料任意継続と国民保険料を計算 ビットコインの利益が…
https://mailbox009.blogspot.com/2024/06/blog-post_22.html


つまり利益の分離課税20%よりも
60万円得すれば退職後も売られます。


継続しない人は90万ね。
…で、計算してみたんですが…。


たとえ(国民年金を免除しないという前提で)
国民年金を同条件にしたとしても、
分離課税に並ぶことはほぼ不可能でした…。


例えば無職で、
雑所得が200万だとすると。


所得税5万4600円、住民税11万4500円、
国民年金20万4000円、国保24万6000円です。


国民年金を計算に含めないとしても、
所得税、住民税、国保だけで41万円です。


200万円の利益の分離課税は、
約20%なので40万円ちょいですよね。


ギリッギリ並ぶかどうかです。
ここまで所得減らしても!


これでもし社会保険料継続したら60万円、
国民年金免除したら雑所得の場合でも
20万円さらに税引きされます!


つまり、これらの税負担軽減策が使えない、
完全なる無職の状態でBTCの利益を得ると、
たとえ200万程度にまで利益を落としたとしても、
分離課税より税負担が重いです!


コレは意外な結果でした…。
BTCでの税ネックって、所得税でも住民税でもなく、
国民健康保険料の累進課税だったんですね…。


分離課税自体が20%なので少し高い以上、
実は累進課税が並ぶまでの猶予は少なく…。


より、1000万までの少額帯の利益のうちに、
国民健康保険の累進課税が効いてくるので、
どうしても得にならないということですね…。


細かい税率、扶養家族や、医療費控除等、
色々他にもありますが、大まかに、
やはり在職中にBTCを売るほうが良いでしょう。


まとめ。
・在職時870万までの雑所得が分離課税と同率
・無職時200万までの雑所得が分離課税と同率
 →※社保継続・年金免除時は完全に不利



当然、青色申告や扶養家族などなら
もう少し得になるのですが、
ぽすとはやるつもりないので、非考慮です。


いやーしかし、まさか所得税の累進課税よりも
社会保険料の方が重いとは…。


総合的に見たら低所得か、あるいは、
休職中や退職後社保継続する人たちは、
これくらいまでの利益でBTCを売れば、
もしかしたら分離課税より得ということですね。


ちなみに所得税が33%にまでなる
利益1800万円だとどうなるか。


1800万円の分離課税20%なら360万円。
税引き後は1440万円。


1800万円の総合課税なら(国保・年金除く)
所得税388万+住民税165万円=548万円。
税引き後は1252万円。


うーん、社保・年金を考慮しない場合でも
所得税などで総合課税は分離課税よりも
188万円ばかり損をするのか…。


というとやっぱり、BTCの利益は、
在職中に900万か1000万ぐらい売るのが手頃で、
分離課税と比べて損しづらい値ですね。


所得税、住民税だけの比較なら、
所得900万なら税額182万で2万2000円の損、
所得1000万なら税額215万で15万の損です。


という感じでした!
おー、思ったよりBTCの税率ってなんとかなるな!


ぽすとなら厚生年金が国民年金より年額4万
高いですので、900万の利益出しても、
分離課税よりもお釣りが来るくらいです。


特にこれは高所得の人であればあるほど、
厚生年金が高くなっていくので、
より無職の間に雑所得を得るよりも、
在職中に雑所得を得る方がメリットがあります。


ただ当然そうなると870万円までの
雑所得の累進課税までの差が狭くなるので、
年収がそれ未満の人しか使えないかな。


こうなると、BTCの総合課税のデメリットも
あんがい可愛らしく見えてくるくらいですね。


特にリタイアした後であろうと、
国民年金や国民健康保険料を全額支払う人は
利益900万あたりまでならオススメです。


どちらも免除・減免したい人も、
基礎控除43万までなら全て免除可能なので
利益43万円以下までならオススメです。



FIREで国保減免や年金免除するなら総所得43万以下がコスパ良なんだな
https://mailbox009.blogspot.com/2024/06/fire43.html


利益の税率ボーダーさえわかったのなら、
あとはそれに即した投資額にするだけ!


まあ今からだと900万の利益を叩き出すだけでも、
多分元本500万くらいの投資額が必要ですかね。


でも、これはビットコインをアセットに加える
メリットが見えてきましたね!


総合課税で勝手に毛嫌いしていましたが、
(その割にめちゃくちゃ買ってたが)
案外そこまででもないなと再確認しました。


…まあ、売るために計算したんだけどな!
今年は利益900万までなら売ろうと思います。


リタイア後も0.1BTCまでは持とうかな。
基礎控除43万までは毎年売れるからね。


(…この記事、計算、
間違ってないですよね!?ね!?)


※6/25追記
…もしかしてこれ最初のシミュレーションだと、国保も所得の控除に乗ってる!?
…やっぱりガチで計算間違ってるかもしれませんほんますみません!



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4 件のコメント:

  1. 最初から最後まで全部読んでも理解できない・・・ちゃんと計算しようとするぽすとさんすごい

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    返信
    1. 難しくてクソ悩みました
      まあ黒字の部分だけ読めばなんとかなるやな!

      BTCの税率の高さはやり玉によくあげられますが、在職時は所得870万までは株よりも税率が低いのでお得!
      くわえてシャープレシオも株より良いですから、やはり1割り程度はポートフォリオにほしいものです。

      削除
  2. 自分は昨年途中から無職生活してますが、多少の雑所得があったのに退職時に深く考えず社保の任意継続してなくて国保の高さに閉口したので、予めシミュレーションをしておくのは大事だなと思います。

    唯一の救いとしては国保の支払いも所得控除に使えるので、今年の住民税は均等割のみまで下がってバラマキの恩恵にあずかれたことですね。当然国保は今年もそこそこの金額を支払う必要がありますが。

    私は資産の大半をビットコインで持っているのですが、イデコと国保で所得控除できる金額だけ毎年円転して所得税非課税にするのが現時点での方針です。

    社保加入できる程度の短時間パートも考えてはいるのですが、無職生活が大分続いたのでここから労働できる心身に戻せる自信はあまり無いですねw

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    1. 国保も所得控除できるとなるともっとややこしいなる…
      やはりシミュレーションは大事ですよね。
      ぽすともこう調べた結果、ビットコインを全額を売るのはやめて同じく基礎控除以下までで運用するのはバリありかもと最近思いました。

      …でもおっしゃるとおり確かに売るタイミングだけ再度社保加入するという選択肢もありますねw
      きついでしょうけどw

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