2020年7月9日木曜日

セミリタイアは、高配当銘柄で配当生活?インデックス投資切り崩し生活?

ある投資家が、「今実際にインデックス投資を
切り崩してリタイア生活してる人いなくね?」
的なことを言ってました。たしかそんなん。


まあ結論を言ってしまえば既にいるんですけど、それはまあどうでもいいので置いといて。


逆に、高配当投資での配当生活って、
そんなに安心できるものなのでしょうか?


そうかなあ…今、三井住友FGとかで、
配当生活してる億持ちの投資ブロガーさんいるけど、
含み損はもうやたらめったらあるわけで、
どう考えても安心して生活してるようには思えない。




それに、今回のコロナショックでよくわかったように、
高配当銘柄も下手すりゃ無配や低配当より暴落します。


運が悪いと、インデックス投資と違って
ピンポイントに保有銘柄に暴落が来ます。


つか、言ってしまえば、
今まさに増配停止や減配ラッシュにまみれていて、
余計に不安を煽られることになると思います。


口座を見なければそもそも平気、
みたいなことを言う人もいますが…。


口座を見てない間にいつの間にか無配化してて、
今月の生活費が振り込まれていなかったら…。


いやそんなん地獄じゃないですか。


ありうるんだよなあ今の減配ラッシュみてると…。


それに、米国株の場合はなおさら、
配当控除のために煩雑な確定申告をしたり、
銀行口座へ入金するために証券口座にログインしたり、
結局なんだかんだ含み損を年四回見るハメになります。


それ、できんのか?
むずいっしょ、どう考えても高配当生活のほうがむずい。


むずいどころか、リスクも高いし、怖い。


増配停止怖い。
減配怖い。
無配転落怖い。
ボラも普通に荒くて怖い。
含み損が消えなくて怖い。


なんでそれで安心したリタイア生活が
できると思うんだ。逆に。


まさか、インデックス投資より高配当投資のほうが
リスク低いなんて流石に言わないよね…?


そう、インデックス投資のほうが、
増配停止、減配、無配転落リスクも少なく、
含み損も回復する可能性が高く、
分散度も非常に高く安定している。


特定口座で運用しているなら、
確定申告もなんならしなくていいしな。


クリック数も年数回くらい。
ていうか売却して、証券口座から
銀行口座へ下ろすだけだし。


ルールを決めて年数%ずつ売却するか、
ぽすとちゃんルールみたく、
元本が常に一定額になるよう切り崩せばいいし。
(ぽすとルールは、2000万投資して翌年2120万なら、
120万崩して生活するし、翌々年に2080万なら、
80万崩して去年の20万を追加して生活する、
元本を削らない一定売却ルールのことである)


・売却が怖い?
さっきも言ったが高配当生活のが怖い
つかそんなんで減配したとき売れるの?


・投資先が長期停滞したら資産が切れる?
右肩上がり期待の指数なら勝てる可能性が高い
不安なら期待リターンや生活防衛資金を上げろ


・ボラティリティが荒い?
インデックス投資のボラは、株式投資のボラ。
それが許容できないなら債券で良いよ?


・ルールが守れない?
それができない奴はリタイア向いてねーよ
資産管理をしっかり勉強しよう


ということで、年初とかにたった一回、
その年の生活費ぶんだけ切り崩せばいいので、
楽だし、あとはずっと放置できます。


一切触れずに放置しても、インデックス投資なら安心。
投資先が資本主義で右肩上がりなら、
現金のインフレを上回る上昇が約束されます。


耄碌したら定期売却なんてできねえだろ、
とか思うかもしれませんが、
耄碌したら高配当生活も厳しいと思いますよ?
リタイア以前の問題ですね☆


なんなら定期売却サービスも今あるし、
年金を受け取る時になったら全額現金にすればいい。


高配当生活だとむしろできねえんだよなこれが。
なんなら売るときには含み損で元本割れ、
それ以前に倒産して紙切れになってるかもね。


ていうか、高配当生活だと、
含み損の時でも勝手に売却されるので、
より元本割れする確率上がるし(株価上昇に回せない)
含み損でも30%弱も課税されるので、最悪ですね。


ね。ど~~~考えても高配当生活より楽だし、
リターンの期待値もなんなら高いし、
安定していると思うんですが、どうですか!?


みなさん、私はこの、ぽすとちゃん式
インデックス投資定額売却リタイア法を…。


チャールズエリスの敗者のゲーム 1900円
ボーグルの勝者のゲーム 2000円
シーゲルの株式投資の未来 2500円


よりも高額なnoteで皆さんに
売りつけるなんてことはせず!


すべてありのまま無料で公開します!!!!!
(つーかこんな小学生レベルのさんすうでできる主張恥ずかしくて値段つけらんねーよ)


リタイアに自由に使っていただいていいので、
これで高配当投資でリタイアなどという
ふざけたことを抜かすアフィリエイターどもを
ボコボコにしてやりましょう!(๑•̀ㅂ•́)و✧


ところでこの定期売却ルール、
弱点というか、穴なんてねえなと思ってるし、
実際一切の反論も受けたことがありませんでした。


最初の数年だけ、自分の切り崩すリターンと、
実際の上昇のリターンが近いと、
初っ端は少額になりやすいという可能性もありますが…。
(損失補填は去年の余りから行うため)


逆に言えば、年数を重ねていくにつれ、
右肩上がりのリターンなら含み益が増えやすく、
元本割れの可能性を抑えて不景気時の補填もしやすいメリットがあります。


なんなら最初の数年用に数年分の生活費ぶん、
生活防衛資金を用意しておけばそれですべて解決するしね。


まあ、例えるなら、補填が間に合わなくなる、
長期停滞か長期為替リスクくらいかな?


その場合、インデックス投資じゃなくても、
リタイアしてたらキツイんだけども。
(つまりどっちにしろ元本割れが嫌なら働くべき)


ああ、言うまでもなく、リタイアにおける
不確実性はそのまま内包しています。


大事なのは「このやり方なら成功できる期待値が高い」 という理屈。
右肩上がり何%をその投資先の指数に期待するかはその人によりますが、
インデックス投資における適切なリターンと、
それに必要な資産額を用意しておけば、
精神衛生上も比較的安定なリタイア生活が行えるでしょう。
(そもそもリタイアでリスク資産に頼る以上多少のボラティリティは許容スべき)


しかしながら、なんと、相互リンクで
相互フォロワーの親切な方との会話で、
意外な弱点を発見してしまいました!!


https://twitter.com/ponchiwork/status/1280858486193057803



…え?


(つд⊂)ゴシゴシ



(つд⊂)



(つд ・;)  チラッ




(  ´Д゚) ……



(゜o゜;) …




(゚д゚)




(゚д゚)



(゚д゚)


 (゚д゚)



口数!? 


口数!!?!??


口数なんて証券口座でも一切見てなかった!!!
なんならSlim先進国どころか、
TECLの口数すら覚えてねえ!!!


減配、無配化、倒産、元本割れ…。


口数の減少って、それらを凌駕するくらい
恐ろしいものなんですかね…!?
知らなかった!知れてよかったー!




これを言われて初めて証券口座で確認したところ、
特定口座のSlim先進国だけでも、3,337,695口ありました。

3,337,695口もの口数だぞ!(デトロ!開けロイト市警だ!)


多分私は明日には忘れてると思います。


これが増えたり減ったりして怯える私をもし見つけたら、
励まして上げてください。


ちなみに、投資信託では口数での取引じゃなく、
金額での購入と売却が可能です。


まあ海外ETFだとちょっと怖いのかもしれないですが、
口数の減少に怯える奇特な方は、
投資信託の定額売却でリタイアすればいいと思います。



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19 件のコメント:

  1. こんにちは。初めてコメントさせていただきます。

    私は今年2月に株式デビューし、初めは有名な〇〇太郎等のブログを見て高配当銘柄に投資していましたが、何とか罠から抜け出すことができ今はプラスです。
    やっぱり「今の時期は仕方ない」投資はしたくないです。
    まさにこの記事の通り、自分は手持ちの資産を増やしてこそ安心感が得られると思います。

    ところで、新人投資家の素朴な疑問なのですが、なぜ高配当投資家の多くはは個別銘柄を何種類か抱えてナンピンするのでしょうか?
    VIGやVYM、最悪SPYDでも買い増していったほうが手間もかからず良いのではないのでしょうか(私はこの中ならVIGが好きです)?

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    1. コメントありがとうございます。
      やっぱり太郎のアフィブログから投資に入る人多いですねw
      彼の投資手法は「今の時期は仕方ありません」がゆりかごから墓場まで続く投資ですからね、儲けることは目的にしてないんでしょう。

      実際、確かになぜか高配当投資家は個別株を持つんですよね。
      多少はアンダーパフォームしがちですが、配当指数なら分散性も安定性も高いと私も評価しています(ベストではない)

      ですが、まあよく見ればわかります。
      あれらは配当指数であって、あの商品自体そのものは高分配でもなんでもないからです。
      VIGやVYMはたかだか2%ですからね。
      SPYDは5%と多少高いですが、高配当投資家は利益を度外視したキャッシュフローに洗脳されているので、その程度では満足できないんでしょう。
      やっぱイカれてるわ。

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  2. 記事にあんま関係なくて申し訳無いけど、ぽすとちゃんはなんで先進国買ってるんだっけ?
    分散投資の原理原則に従うなら全世界だよね?(単純に気になっただけです)

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    1. 端的に言うと日本や新興国への分散の必要性を感じてないためです。
      新興国がそれほど成長するなら先進国に組み入れられると考えてますし、比率があまりにも変わるようならその時から順張り投資するかもしれませんね

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    2. 先進国ってのは政治的に安定していて安心して投資できる国のことだ
      経済規模とはあんまり関係ない
      めっちゃ小国なのに先進国扱いされてる国はヨーロッパにはいっぱいありますね?
      そういう国の何百倍の規模にまで経済成長したところで新興国が先進国になるとは限らない
      シナがそれを証明してる

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  3. ちなみに「高額なnote」を売りつけてるやつはおそらく元ネタがイアン・エアーズの「ライフサイクル投資術」なので1800円くらいで買えます

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    1. 発見者俺みたいな売り出し方だったのに元ネタがあるのか(困惑)
      クソnoteを売りつけるアフィリエイターを信奉するよりかはそっちの方を買ったほうがいいですね

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    2. 元ネタがROKOHOUSEさんのレバレッジETFの記事では元ネタからほぼコピペしたような内容を再翻訳だと言い張ってましたね
      その後ほぼ底値で損切したときは爆笑しましたけど

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  4. 米国株という勝ちがほぼ約束された投資ビークルに辿り着けたのに何故、わざわざ罠ファクターたる高配当株に賭け続けるのか?
    SP500どころか日経平均にもトータルリターンで負けている。
    BF太郎、不良中年、もやし先輩・・・
    恋しちゃってるんですよね、高配当株に。
    周りから反対され馬鹿にされても、私だけは彼の良さを知っている、私は絶対に彼から離れない、私が支え守ってあげないと。。。
    もういまさら引き返せない(サンクコスト効果)、高配当投資を選択した自分を否定したくない(認知的不協和)、保有株への愛着(保有効果)。

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    1. オタク文化でも野球でもままあることですが、不調の作品や球団を愛好する人は多いんですよね。それかも。
      ていうかトータルでマイナスになってたらキャッシュフローもクソもないんですけど、彼らはほんとなんなんでしょう。
      しかして米国株村は彼らが上位を独占しています。
      そういう意味でもやめられないのかもしれませんね。

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  5. いつも楽しく拝見させて頂いております。
    高配当株ナンピン投資家は株価下落時に口数が増えていくのを見て安心しているそうです!
    私も口数はほぼ見たことありません!

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    1. コメントありがとうございます。
      ああ、なるほど…その視点はなかった。
      そうか、バリュー株のナンピンをし続けるなら死ぬほど増えるもんね、口数…
      本記事の指摘、かの人が口数減少に怯えるのも高配当投資家たるゆえんなのかもしれません。

      いやマジで口数集めてなんになるんだマジで。
      コレクター精神なんですかね?
      ほんとに、口数について一度も考えたことなかった…

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  6. 右肩上がりだと、同じ20万ドルでも1000ドルなら200口、4000ドルなら50口になってしまうので、ルール通りの金額だけ売却するのは難しくなっていきますね。
    余剰金は当然複利の恩恵を受けられないので、ETF買うかeMAXISslim買うかを真剣に考えるレベルの人には影響があるかもしれません。
    クソほどどうでもいいですが。
    TECLTECL。

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    1. うむ、そうですな
      口単位の金額が馬鹿でかいとキツイ。
      現に今アマゾンとか売るのも買うのも30万超えるし。
      そこは無配ゆえのクソさだな。

      そうなるとやっぱり金額単位で売買できる日本の投資信託は有用ですね。
      1口単位をもっと分割してくれればなあ。

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  7. 数日遅れではありますがちょっとだけ気になったので…

    セミリタイヤなどの長期的な投資では相場次第で変わる時価総額より、基本増減しない口数をベースに考えた方が色々と安定ではありますね。
    というのも時価総額はあくまで「今は全部売ったらこれだけの価値だぜ!(税引前)」なので。
    もちろんこれが増減するのが投資の特徴ではあるのですが、それで計画を立てるのは若干の危険が伴う事になります。

    常にエスト瓶の回復量が変わり続けるダークソウルみたいなもんです。エスト瓶1本しかないけど現在の価値にしてHPこれだけあるから余裕だぜ!って突き進んで回復量カスとかされかねません。
    これなら回復量に関係なくエスト瓶の本数でどうするか決めた方が計画が立てやすいですよね、このエスト瓶の本数が口数にあたります。

    具体的にはリタイア時にどれだけの口数があって、何年生きる予定なのかさえはっきりさせてしまえば残口数/生存予定で毎年現金化出来る口数が分かりますからね。
    予定より口数が多くなればヨシ、少なければ…大至急計画と生活の見直しが必要になるでしょうね。

    ただし今のぽすとちゃんのように働いていて現金を稼げるという事であれば時価総額をベースに考えちゃってもそこまで大きな問題にはならないと思います。あと短期売買の人も。
    そもそも「エスト瓶なんて使わねえ俺は毎年総HPの4%自動回復で乗り切るんじゃ!」というぽすとちゃんのプランであれば資産切り崩す計画も何もフヨウラ!の可能性もありますしね。
    ただ一応は口数で見ることについてもメリットがあり、ただの数が増えて嬉しいコレクターの戯言じゃないぞって主張だけをするために今更こんな長文を失礼いたしました。

    ここからは個人的な感想なのですが、ぽすとちゃんの理論は理屈は分かるが自分でやるのは怖すぎるって感じでどんな結末を迎えるかとてもかなりすごく楽しみにしているので毎日のブログ更新と合わせて応援しています!

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    1. コメントありがとうございます。
      率直に言わせてもらうと、その文中上では例え方が一方的に不利じゃありませんか?

      常に回復量が変わる以上、回復量関係なくエスト瓶の本数で計画を建てたほうが、とおっしゃってますが、本数があっても合計して普段の一本ぶんすら回復量がないならそれは駄目でしょう?
      その2つを並べてはじめてフェアな条件になりますよね。

      口数そのものの価値自体が変動するのですから、口数で計画を立てても無駄です。
      1口100ドルと10口10ドルの価値は同じです。
      この場合口数でリタイア計画を建てるよりかは、今保有資産が何ドルか計算したほうが安心ですよね?
      実際に生活ではドルを使うのだから。

      かりに口数単位の価値が上がりすぎたり、逆に口数が少なくなりすぎたりするなら問題ですが、私のSlim先進国の口数レベルならその心配はないし、なんなら金額で売買しているので問題はありません。

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    2. 口数で喜んじゃう人は今すぐ全財産旧ジンバブエドルに両替すべき

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    3. まさかこんな丁寧なお返事が貰えるとは……さすが噂の美少女だぜ!

      さて返信のエスト瓶の例えを読ましていただきまして、私が失念してた所があったのでまず訂正を。
      「口数を重視して投資方針を決めるのは論外です」
      あくまで利益を出すための投資が大前提であり、口数を稼ぐために売買したりましてや口数のためだけに銘柄を変えるなんてもっての他です。
      ……私もまさかこんなクレイジーなやり方を推奨してる輩がそこそこいるとは思わず説明不足になってしまいました。大変申し訳ないです。

      自分が投資し形成してきた資産の管理をするという段階になって初めて口数を意識するもの、と私は考えております。
      リタイアし資産を切り崩すという段になって「毎年どこまで切り崩せるか?」という目安こそが、私の場合は回復量ではなく瓶の数だと思っているのです。

      だからこそ「リタイア後もトータルの回復を維持しつづけ、余ったら使って本体のHPにしちゃう」というぽすとちゃんの投資手法が興味深くて楽しみなんです。
      いつも応援しています、お互いに生き残りましょう

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    4. こちらこそ、反論すると感情的になる方も多いですが、率直な意見や指摘をいただけるのは非常に嬉しいです。
      今後もよろしくお願いします!

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