2020年7月30日木曜日

集中度とバイアスを増やしたらそれはインデックス投資なのだろうか…。

某和製バフェット氏が、S&P100(OEF)に言及していた。
私はつい先日聴くまで存在も知らなかったw


どうやらS&P500よりもっと少なく、
銘柄数は99だか102だかそのあたりですね。
(毎回思うがもっと厳密に数そろえろよ)


ファンドのOEXの経費率は0.2%…いや、高いねえ。
S&P500連動のVOOが0.03%だから、それの6倍くらい?
(さんすうできない)




実際には最近できた買付手数料の無料化もあるわけで、
コストだけでいえば、選ぶ理由はないですよね、
少なくともS&P500を捨ててまでは。


指数自体のリターンは5年で6%、
1年で4%くらいS&P100がアウトパフォームしてますが
2003年からの比較だとS&P500が40%ぐらい逆転してます。
(Google調べ)



んにゃぴ…よくわかんなかったです。


これ運用期間が伸びたり、信託報酬があったり、
買付手数料の無料化があったり、
そういうことを加味したら普通にVOOのほうが良さそうな気がする。


厳密な計算をする真面目な投資ブログじゃないので、
このあたりはもっと頭の良い人におまかせします。


投資知識の浅い私がクソ適当に
分析するよりはいいでしょ、きっと。
(あれ?この爆アドブログの意義…)


ただ個人的に、わざわざ指数の集中度を上げて、
分散性を狭めてバイアスをかけてリスクを上げる割には、
めちゃくちゃリターンがアウトパフォームしてるわけじゃないので、
私はわざわざS&P100連動ファンドを買う意味はわかりません。


経費率普通に高いからな。
超長期だとそれ抜きでもアンダーパフォームしてるし。


しかしね、最近の和製バフェット氏は、
個別株投資の暴落でビビって狼狽売りし、
ETFへの投資に変更したわりには…。


VOO:VGT:QQQ=2:1:1から、相場が回復するにつれ、
VOO:VGT:QQQ=2:3:5と、割合をさらに攻撃的にしていて、
なんかもう完全にだんだん個別株投資に近づいて来てますねw


ブレすぎだろwwwww
インデックス投資は実質的に順張り投資、
指数の上位銘柄を多めに含んだ指数にさらに
順張り投資だからまあ理屈上はわからないでもないけど、
インデックス投資に変えた理由を思い出せよwww


ただ、このあたりって結構難しい問題ですよね。
VGTはセクターETFだからまあ置いといて、
ダウ、S&P100、QQQ、S&P500は、
一応セクターに縛られない時価総額加重平均の
インデックス投資のはずなわけなんですよ。


集中度が違うインデックス指数同士の、
片方は駄目で、片方は良しとするのは、
結局の所ただの主観でしかありません。


実際に、米国ETFの投資という時点で、
米国自体のカントリーバイアスは避けられないわけですし。


全世界を一つの市場としたとき、
VOO投資家がインデックス投資家として威張り散らすのは、
先進国や全世界投資家からしたら片腹痛いけれど…。


しかし、全世界投資だから低リスクというわけではなく、
先進国投資だとEU離脱リスクなんてあったし、
新興国投資だと中国韓国がもう言わずもがな。


リスク・リターンの結果では明白です。
なぜ米国集中インデックス投資家が、
新興国集中インデックス投資家より、
明らかに見た目での分散性に劣っておきながら、
あそこまで説得力があるかというと、
結局リスク・リターンの結果が全てだからですね。


時価総額加重平均での分散も既に米国に
超偏っているわけですし、かといって
Slimオールカントリー(3均等)みたいに、
米国:先進国:新興国を1:1:1のように、
時価総額加重平均をまるで無視したただの
見た目がバランスが良いけど実際はバランス良くない
訳のわからんファンドもインデックス投資かと言われるとすごい怪しいし。


ここらへんはほんと、永遠の命題なわけですね。


インデックス投資の土台自体が、
わりと不安定かつ流動的な経済規模の上で決まってるわけ。


せいぜい信じられるのは、時価総額加重平均くらい。


頑としてこの理屈を否定できる、
全世界市場に時価総額加重平均で投資できる
VT投資家以外は原理主義的にはインデックス投資家としては
言えないというようなもんですし。


まあ、VT自体も結局米国の1会社の運用ですし。
突き詰めると、インデックス投資の分散性、
それによる安定性やリスクヘッジは、
結局のところ曖昧なバイアスによる塩梅で決まっていると言えます。


あー、話が前後しましたが、
結局のところ、S&P500がよくて、
S&P100が駄目だとする理由はなんとも言えないわけ。


S&P500よりS&P100のどっちの方が低リスクなのか、
どっちの方が高リスクなのか、突き詰めると断言できない。
切り出す期間によってもまるで変わってくるしな。


だだ、今までのリターンを見る限りでは、
わざわざ分散性の少なさから見るリスクをとってまで、
VOOではないOEFに投資する理由もない。


分散性を捨てて集中度をあげて、
トレンドを追うアクティブ投資に寄りたいなら、
もっとリターンが莫大にアウトパフォームして、
しかし経費率はちょい高いQQQやVGTで良いんですよね。


リスク・リターンのリスク寄りで、
かつバランスが良いのはVOOかVTI。


私みたいにもっと低リスクが良いなら、先進国投資。
もっともっと低リスクが良いなら、全世界投資。


ああ、さっきも言ったように、
新興国集中投資は米国集中投資より国自体の分散性はあれど、
米国違って規模も中身の分散性も時価総額加重平均も、
あらゆるものがリスク的に怪しいのでNG。


リターン狙いで新興国投資とかもないない。
インデックス投資で高リスク高リターンかつ
逆張りを狙うのは間違ってる。


インデックス投資自体が順張り投資なんだから…。
高リスクでも超順張り、QQQとかならまだしもね。
(そもそも超順張りが高リスクなのかもわからんからな)


VTIはVOOとかとあんま変わらんのでどっちでも良いと思うけど、
(インデックス投資原理主義で言えばVTI一択)
ダウとかは、それらには言わずもがな、
S&P100とかに短期でも長期でも負けてたりするw


インデックス投資で集中投資すると
(当てが外れると)やっぱり高リスク。


分散性を増せば、確実なリターンと
ある程度のリスクヘッジになるけど、
集中度を増せばやはり高リスクになる。


まあグロース集中ETFへの順張りは結局、
使い勝手の良いパッケージ型個別アクティブ投資だよね。


それを突き詰めに突き詰めたのが私のTECLになる。
まあ私だったら、S&P100を買うなら
もうちょい極端にQQQを買うか、
あるいはやっぱりVOOで安定を取るだろうなあ。



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10 件のコメント:

  1. >>インデックス投資に変えた理由を思い出せよwww
    まさにこの一言につきますね。ブレブレの投資方針で、その上リターンも下げている。将軍というより株芸人ですね。かっこわる。
    個別株集中投資している頃は尊敬していたんですよ。だからこそ今は本当にがっかりです。
    OEFについてはぽすとちゃんの言う通りです。特にメリットはありません。ただ他の人が知らないものを買って目立ちたいだけのように感じます。

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    1. 目立ちたいだけというのはないでしょう、単にリターンを求めた結果目新しい指数にも目を向けただけかと。
      本当にSP500は良い商品かわからないからちょっと検証してみてるだけでしょうね。
      当人も大きくアウトパフォームしないならQQQとかの方が良いとわかってるみたいですから。

      単に指数の分散性を下げるだけでは大幅なアウトパフォームは難しいというのもわかりました。
      やはりグロース株で、さらに指数上位のものを持つのがポイントな気がします。
      まあ、単に米国を牽引しているハイテクが好調なだけで、トレンドがそうであるだけかもしれませんが…。

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  2. 「寝かせてくる猫」でおなじみ、「欲豚勢は去れ」というかっこいいワードを生み出したインデックス投資ブログの大家、水瀬ケンイチさんを呼んで説教してもらいましょう。私は不参加でお願いします。

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    1. 4章の寝かせてくるやつじゃん
      あの高圧的なお説教はつらい、わたしも不参加にして

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  3. われひと7月 31, 2020

    S&P100(以下SP100と記載)を自分も調べて見たんですけど、なんか、こう中途半端だなぁ・・・って印象でした。確かにSP500よりは厳選した構成なのでアウトパフォームするのは当然なのですが、そこまで減らすならセクターETFでリスクとった方が良くない?っていうのが素直な感想です。

    多分、こういった感想を抱く人が多いからあんまり主流じゃないETFなのかなとか思ったりして。

    個人的な考えとしてリスクに対する考えは二極化がベストじゃないかなって思ってます。リスクを極力排除してある程度儲けたい(全世界ETF・貴金属)か、パフォーマンスを突きつけたい(セクターETF・レバレッジ・個別株)で良いんじゃないかなと。投資の世界は何かを一点突き詰めてこそ結果が出ると思うので、sp100はそういった意味ではうーん(´・ω・`)

    和製さんはそのうちやっぱり個別株楽しいって言いながらETF売りそう(偏見)

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    1. リターンが高ければ納得もいくんですが、現状誤差レベルですからね。
      長期で負けてたらなおさら微妙です。

      これだと半端すぎるので、やはりQQQかVGTがぎりぎりインデックス投資で取れる最大限のリスクだと思います。
      まあその2種も、トレンドが変わるとどうなるかは分かりませんが…

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  4. くるっと7月 31, 2020

    ぶっちゃけ100銘柄って集中の度合いとしては微妙というか、
    個別株でもセクター分けて20銘柄とかそこら持ってると指数とどっこいになるとか言いますね
    ちなみに東大バフェット氏がSP5(SP500の上位5銘柄)で指数のリターンほとんど稼いでるじゃねぇか(呆れ)ってブログで言ってたので、そこまで選択と集中すれば意味が出てくると思われます
    それにしても和製バフェット将軍は、投資の方法はまず許容できるリスクに基づいて決めるという基本を忘れてるようで大丈夫かいな

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    1. 個別株は自動組み換えが無いですから比較が難しいですが、私も分散によりリスク低減としてはある程度天井があるとは思います。(全世界投資が新興国のリスクを抱えるように)

      バイタリティがあって良いとは思いますが、個別株やって寝られなくなる人がこれ以上リスク取るのはさすがに心配してしまいます。

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  5. 空き缶8月 01, 2020

    最近は猫も杓子もQQQ推しが多くてVGT派の自分は悲しいです。ただやっぱりQQQは経費率が気になりますよね。超長期で運用する場合はVGTの0.1%がギリギリ許容範囲かなと。

    将軍は娯楽の範囲で個別株やると仰ってましたが、どうせならアマゾンやテスラに投資して夢を見させてほしいです。

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    1. VGTの2倍といえば大きく、しかし0.2%ですから、許容するかどうかですねえ。
      あれだけリターンがあるなら私はアリです。
      VGTと違ってセクターへの偏りがあるのがダメだとするか、NASDAQ市場が信用ならないとするかで選ぶかどうかが大事かなと思います。

      和製バフェットさんにはTECLに投資してほしい(笑)

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