2019年1月24日木曜日

個別株投資の手間も考慮すると、やはりインデックス投資には勝てない

一概に言って、株式投資で大きく利益を上げている人たちは
ほとんど個別株投資家です。


ロマンありますね。


しかしながら、初心者どころかプロや機関投資家ですら、
おおよそほとんどの人は市場指数を超えることができず、
結局のところインデックスファンドに劣後してしまうのが現状です。


そもそも、たとえ市場指数(インデックスファンド)に
勝ったとしても、たかだか1か2%ぐらいアウトパフォームしたぐらいでは、
「かけた手間賃分」を差し引いてしまえば
実質的にはトントンであり勝ったとはいえません。


むしろ、インデックスファンド保有者に関しては、
個別株投資家が必死にシコシコと売買を繰り返している間、
その時間を副業などについやすことができ、
さらに投資額を増やすことも可能なわけで、
その差額で結果的に個別株投資家が上回ったたった数%なぞ
見る間に消し飛んでしまうわけです。


もしそれでも追いつかないレベルの個別株投資家がいるとしたら、
安定して年20%ぐらい、つまり大富豪バフェットレベルの
投資のうまさでないと難しいでしょう。


また、基本的に多くの国やたくさんの銘柄に対して
一気に投資するため、個別株投資家のように
わざわざディフェンシブ銘柄など持つ必要などなく、
倒産リスクや国別リスクなどもかなり抑えることができます。


というわけで、リスク&リターン共に、
いつもどおりインデックス投資最強説を唱えるわけですが、
それだといつもどおり過ぎて華がないので、最後にちょっと
それぞれの投資手法における手間の部分だけでも、
箇条書きにして比較してみるとしましょう。


さて、証券会社に口座を開いてから、
それぞれの投資を始めて、出口戦略の前まで
どのように運用するのかについて書いていきます。


【個別株投資の場合】
①投資先の企業分析をする(どんな事業をやっているかなど)
②投資先のチャート分析をする(株価がどのような推移かなど)
③どれだけグロース株にするか、ディフェンシブ銘柄にするかなど比率を決める
④ニュースなど、常に世界経済へのアンテナを張る
⑤必要に応じて、適宜損切りをする
⑥必要に応じて、適宜利確をする


【インデックス投資の場合】
①投資したいファンドを決める
②積み立て設定をして放置


…いかがでしょう?


個別株投資におけるたくさんの手間を一気に消し飛ばして、
インデックス投資なんてただ2手順ほどしか必要ありません。


そもそも投資先ファンドを迷っても、
せいぜい全世界か先進国のみかの二択ぐらいしかないので、
2つにわけていますが最初から最後までで実は30分もかかりません。


あとはずうっと放置していれば、
勝手に積み立て設定を証券口座と銀行間でしてくれるため、
あなたの人生は株の利益を多分に受け取りながらも、
株式のわずらわしさやおそろしさなどとは微塵も関わらない
まさにストレスフリーで自由な生活が約束されます。


よくインデックスファンドのリバランスなどの話もありますが、
あれはそもそもインデックス投資家のなかでも、
ブロガのような物好きがやるべきことでして、
本来インデックス投資家はリバランスなどほとんど不要であり、
全世界株や先進国株のみの場合はやることすらできません。
(変にいじると逆に損します)


損切なども考える必要がないため、
インデックス投資においては本当にたったの一手間二手間ほども
かからないということです。


翻って個別株投資ですが、これはあくまでわかりやすく
大雑把に書いただけであり、実情としては
もっともっと細かく分析・比率決め・リバランス・セクター分けなど
さまざまなことをやる必要があります。


投資先が米国株だった場合は、
なおさら大変で、ドルに適宜両替したり、
英語の決算書を読んだりしなくてはなりません。


「いやいや、決算書?チャート分析?
私はこんなめんどくさいことやってないよ!!」


という個別株投資家の人がいるとしたら、
それはつまり「私は雰囲気で投資していますから」
といっているのと同じで、
大切なお金を適当に突っ込んでいるのと変わらず、
つまるところただのバカです。


個別株投資は運に対してどれだけ実力で対抗できるかですから、
利益を得たいのなら、いくらでも時間を割くべきなのです。
(手を加えすぎると損をするときもあるのが難しいですが)


仮にどれだけ必死に分析をしてから投資したとしても、
その企業が不祥事をしたり倒産をしたり、
はたまたアマゾンCEOが不倫して株価大暴落なんてことになったら、
株券が紙切れになる可能性も十分ありえます。
(インデックス投資ならそれはさらに追加投資チャンスにもなる)


いうなれば、個別株投資家は利益を上げるためにやっているのではなく、
「私は一攫千金を夢見て個別株投資をしているんだ!!」というように、
時間を浪費して夢を見ているのだと主張したほうが、
むしろすがすがしいかと思います。
一攫千金といえど、数%程度ですが。


インデックスファンドが最初の一日の数十分で終わることを、
個別株投資家は毎日数時間かけてやるわけで、
それはあまりに時間の浪費、無駄な投資といえるでしょう。


時折、
「インデックス投資がつまらない!」といって、
あえて手間のかかる個別株投資を選ぶ人もいます。


もちろん趣味としてのそれ自体は否定しませんが、
それこそ「投資で利益を得る」という本来の目的を失っており、
手段を目的にした時点で、もはや本末転倒と言っていいでしょう。


結局のところ、株式投資は結果ですから。


まあたとえ、それらを考慮した上で、
最終的に数十年後個別株投資家にリターンで負けていても、
それはそれ。


どちらにせよインデックス投資していたら
私もほぼ必ずプラスになっているでしょうから。



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