2021年3月26日金曜日

バフェット太郎10種から見る、見た目と内部のバランスの違い

人は常にバランスを取りたがる生物です。


プロスペクト理論と似たようなもんですかね?
極端は良くないって言う人多いんだよね。


ぽすとは他人からは極端すぎるとか言われますが。


まあ自覚はあんまりないけど、
実際ポートフォリオがレバレッジとBTCと、
ほぼ全財産二分割ですから、まあ極端でしょう。


ただ私が重視するバランス感覚というのは、
見た目が綺麗でなんかバランスが「よさそう」
なんてものなんかより。


見た目が汚くてもバランスが「よい」ものを目指す、
そういったバランスを重視しているのですね。


食卓に赤、緑、白を並べたら綺麗!
一汁三菜のほうがいい!って言っても、
見た目があれでも栄養バランスの方が大事でしょう。


白米と野菜食べるより、
肉と卵とあとサプリメントで
適切に栄養とった方がいいぞ(糖質制限感)


例えば、バフェット太郎さんをまた話題に
出すのは恐縮ですが、
しかしわかりやすい指標ですよねあれは。


よくわからないバリュー観に則った
シーゲル流投資家としては。


それで、彼の均等割高配当10種
(バカでも20~30年くらいで稼げると標榜する)
ポートフォリオの時価総額は下記の通り。


JNJ 4200億ドル
WMT 3700億ドル
PG 3200億ドル
VZ 2300億ドル
XOM 2300億ドル
KO 2200億ドル
MCD 1600億ドル
PM 1300億ドル
IBM 1100億ドル
MO 930億ドル

(今はIBM損切りして別銘柄ですが)


参考に、APPLは2兆ドル、MSFTは1.7兆ドル、
AMZNは1.5兆ドル、FBは7000億ドル、
テスラは6300億ドル。


BTCは単体で1.1兆ドルです。
大体上記の10種合計の半分くらいすでにあるんですね…。


ともかく、上記の10種を実際にグラフに表すと、
実態はこのような感じになります。
バフェット太郎さんは、
世界や実態で決められた時価総額より、
主観と感覚で決めた銘柄と比率を
加重平均ではなく何故か均等に保有してるんですね。


いやそんなん時価総額と企業の実力や利率は
特に関係ないじゃん、と言われればそうですが。


皆さん大好きなインデックス投資というのは、
時価総額加重平均によって比率が決められるので…。


実際は、上の図のようなポートフォリオこそが
インデックス投資としては最善なんですね。


実際GAFAMなんかは指数の20%を
占めてるとか言われてるので、
実際はもっと極端でしょう。


均等割比率にするということは、
市場の判断に逆らって投資するということであり…。


翻って「市場と別相関でアウトパフォームする」
という短期的な目的だけは果たせそうではあります。


しかし、謎の主観で市場と正反対の認識をして、
本来4%のMOを9~10%、
本来18%のJNJを9~10%保有するのは、
なかなか高リスクなようにも見えますね。


実際3年近くずっとアンダーパフォームやし。
ほんとにバカでも稼げんのか?おん?
下がり続けるIBM損切りしてんねんぞ。


均等割は見た目は綺麗ですが、
市場の判断よりはだいぶ偏っているんですよね。


てか、成長している企業には投資せず、
衰退している起業に逆張り投資って…SPYDかな???


なんか綺麗だな~いいな~って感覚で
指針を定めてしまうと、つい選択を見誤りがちです。


だからリタイア用の資産を1億まで待つとか、
区切りのいい比率でポートフォリオを決めるとか、
そういうことより実態を見るのが大事です。


幽霊を実際に見ないと…いや、触らないと、
実感できないタイプの人間としては、
やっぱ内在的価値とか本質的価値だとか
そういうオカルト信じられねえなあ~~~~。


時価総額上位のハイテクにレバレッジかけたのも、
すでに米国企業の多くより時価総額が多い
BTCにポートフォリオの大半を割いたのも、
私は私や矮小な個人の判断以上に、
相場の時価総額のバランス感覚を信じたんですね。


自分の感覚で食わず嫌いするよりは
本当のバランス感覚を維持したいものですね。




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2 件のコメント:

  1. 均等加重平均は時価総額加重平均と比べていわゆる小型株効果が期待できるので高リスクだけど高リターンだったかと
    sp500ETFのRSPはSPYやVOOなんかよりリターンが良いはずです
    謎の10種縛りだと1銘柄あたりの影響が大き過ぎてそれ以前の問題ですが

    返信削除
    返信
    1. むろん、ただ無駄にリスクがあがるわけではないのでしょうが、やっぱりハイリスクハイリターンですよね。
      問題なのはその選択先が「必ず右肩上がりであること」と「上昇率やボラティリティが高いこと」であるかどうかが重要だとおもいます。
      選んだ先に何か一つでもその前提が崩れてしまうものがあると、上がり続ける株を売って下がり続ける株を買い増していくことになりますから。

      削除

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