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ちょくちょくSNSで話題になる、友人や知り合いから
「絵描けるんだって?じゃあちょっと、
ぱぱっと描いてみてよ!」と言われたというアレ。
いやどちらかと言うと、それを言わないでとかいって
キレて漫画にしちゃう絵師の方々のアレコレが多いですね。
この人達、本当にそんなこと言われてるんでしょうか?
あと女性に多いですね(嘘松?)
私もでも、記憶にある限りでは経験があるような、ないような・・・。
それでも多くはないですね。
というかそもそも、一般的な人は絵かきであることを
友人にも伝えないと思います。機会がない限りは。
さて、この発言に対しての絵師さんたちの反論としては、
「ぱぱっと描いているように見えても、このレベルの技術になるまでは
かなりの時間がかかった。つまり、大工にたいしてちょっと家建ててみてよ、
といっているようなものじゃないか」
といった言説です。
私も絵を描く側なんで気持ちがわからないこともないです。
原材料費がかかる大工と比べるのも少しナンセンスですけれど、
人材費・技術費などを考えるとまあそれほど的外れなわけではありません。
同じくよく話題に上がるシステム屋さんとかも似たようなもんですね。
コンサルタントとか、ビジネスセミナーではあまり聞かないですけど・・・。
でもですね、実際こうやってぱぱっと描いてよと言ってくるのは
大体あなたの知り合いか何かでしょう。(そうでないのはそもそも論外)
というと、以前つまらない話題云々の記事でも書いたように、
これは話題そのものの中身が重要なのではなくて、単に話のとっかかりという
要素が強いと思います。
つまりは、その友人も別にそこまで真剣に描いてほしいわけじゃないんですよ。
これに過剰にキレるのもどうかという話です。
そのため、ここで断ってしまうと円滑な会話ができず、
さらにはその友人も自分が否定されたように感じてしまうため、
断ってしまうのは悪手です。
(その友人が、断られても平気なタイプなら大丈夫ですけど)
とは言え、気軽に応えて描くのもよくありません。
以後、その友人が気安く頼むようになったり、
別の友人に言いふらして無償で描かせられるようになってしまったり、
期待ハズレだったときに微妙な空気になったりしますから。
ここで一番良い選択肢は、
「1枚描くのに1時間ぐらいかかるから・・・
その間、ずっとここで待っててもらうことになるけど?」
みたいに簡単な脅しをかけることでしょうか。笑顔で。
さっきも言ったように、
そこまで真剣に描いてもらいたい友人はここで止まります。
1時間待つとか、話題のとっかかりとして割にありませんから。
これなら明確に断っていないので、
その友人の面子も保たれます。最高の選択肢でしょう。
また、その友人が1時間待つぐらい全然いけるような人なら、
もっと2時間、3時間など時間を増やしたり、
「じゃあアタリ、ラフ、線画からゆっくり描いてくけど・・・」
のように専門的なことを言えば引き下がると思います。
明確な答えなんてものは存在しませんが、
うまくやり過ごすならこの方法が有耶無耶にできていいかなと。
ちなみに、ここで一枚描くなら普通は
いくらだといったお金の話をするのはNGです。
これは絵に限った話ではなく、友人関係でお金の話はするべきではありません。
特に人に絵を描いてみてよなんて無遠慮に頼むような人は、
他者の気持ちに鈍感な割に自分の感情には敏感な人が多いです。
お金を持ち出すととたんに機嫌が悪くなるので絶対にやめましょう。
まあおおよそこういったことで悩む人は、
その友人がそもそも苦手なんだと思います。
本当に良い関係性なら気軽に断れるでしょうし、
相手もちゃんとわかってくれるはずですから。
ちなみに絵描きさんならわかると思いますが、
まともな絵を描くにはかなり集中して5分~10分、
気軽に書いて30分、
カラーや背景ありなら1時間かかります。
ごまかし入れたらもっとうまいこと時間は短縮できますが、
短い時間でクオリティをどんどん高めて詰め込んでいくと
それだけ疲労と技術が消費されることになります。
決してお気軽なものではないんですね。
少なくとも、友人が求めるレベルに合わせるとしたら。
・・・いやさ、とはいえ、ここまで言ってきてなんですが、
私もピアニストの友人がいたらちょっと弾いてほしいなとか思いますよ。
素晴らしい技術は誰だってみたいですから。
断られたら残念ですますのが一番。
もし上の打算的な考えをしない親切な人なら、
簡単な絵を描いてあげても良いかもしれませんね。
結局は、その友人との関係性です。
ただめんどくさい人に言われたときは、
上のように切り抜けてしまいましょう。
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