2023年9月6日水曜日

リタイアは酸っぱいぶどう


リタイアしても楽しくない論者はもはや
わりとどこでも見る気がします。


FIREの風潮が強まっていくのに対して、
自らの価値観が適応できないゆえに、
反発しているのではないでしょうか。


あるいは、いつまでもリタイアできない
自分の精神を守るために強がっているのか。


本当に興味がないのなら
わざわざ取り上げたりはしないでしょうから、
その線は強いかも知れません。


FIRE失敗した!という人の記事や動画を
ことさらにやり玉に上げたうえで、
「やっぱFIREって駄目だよな~」
って取り繕うのはご愛嬌です。


まあ、資産が足りずにリタイア失敗というのは、
実際そこそこ挽回は難しいです。


前言ったような週3勤務フリーターでの
セミリタイアは、資産の維持は可能ですが、
せいぜい年手取り税引き104万くらいです。


それゆえ、余裕資産は捻出しづらく、
そこから資産を貯めるのはなかなか難しい。


それこそ逆に言えばある程度資産があれば、
生活費を普段のアルバイトでまかないつつ、
それを元手にして増やせるので、
1000万くらいあればまあ行けなくもないです。


逆に資産がゼロに近い場合は、
割に合わない週4勤務以上をするとか、
あるいは再就職しないときついので、
やはり生活が厳しいと言わざるを得ない。


投資をして老後に備えるくらいは可能ですが、
資産の伸びがかなり緩やかになるので、
勤務日数を減らしていけるかは課題です。


つまるところやはり、
労働ありきのセミリタイアは、
かなり慎重になるべきことです。


1000万低資産リタイア者は何人か居ますが、
つまりは最低限それくらいは必要でしょう。


閑話休題して、話を戻して、
資産以外の要因でのセミリタイア失敗を、
ことさらに挙げている人たちはどうか。


いわゆる、「生活が孤独だ」とか、
「メリハリがない」だとか、
「暇すぎてしぬ」だとか…。


仕事の嫌さからは逃げられるが、
それによってなにかプラスの影響はない、
とか言ってる人までいました。


敢えて言いますが、相変わらず、
なんでこういう人たちって、
自分と世界を過大評価してるんですかね?


セミリタイアしたことによって
人生が楽しくなるかどうかなんてのは、
まさにその人次第です。


その上で、仕事上で縛られてる状況で、
幸せに楽しくなるかと言われると、
タイムパフォーマンス的な意味で厳しい。


ですから、セミリタイアすることで、
時間的余裕ができて、選択肢が生まれます。


仕事をしている状態で得られる選択肢など、
せいぜい婚活に多少役立つ程度でしょう。


よっぽどの資産でリタイアでもしないと、
職持ちじゃないと結婚できないわけですから。
(女性は顔と歳でなんとでもなる)


それくらいのことと引き換えにして、
労働日数を減らして休日を増やし、
なんなら平日を自由行動できるようになる。


そんなリタイア生活において、
楽しめないというのはそいつの責任です。


それをリタイアのせいにするとか、
マジで何も見えてないんですよね。


あと、リタイアしたら仕事のストレスが
なくなったけど別に楽しくはない、とか。


そういうこと言っててなぜ気付かないのか。
仕事のストレスがなくなる、だけで、
もう十分プラスでしょう。


どうもマイナスがゼロになることを、
プラスになったと捉えない人もいるようだ。


その仕事と職場が嫌なら転職すれば?
とか言ってる人も居たけれど、いや。


転職しても似たような苦しみに合うから、
転職してもろくに楽しくないから、
だからこそリタイアするんです。


とくに会社の皆に好かれてて、
バリバリ仕事できる人は…。


いえ、そういう風に「自分では思っていて」
「自分が会社に必要だと思える」ような
勘違いと思い上がりができる人ならば。


リタイアせずともいけるんでしょうが、
そんな人ばかりではありませんよね。


大体の場合はリタイアしたほうが
色々な意味で幸福度は上がるでしょう。


…まあ、でも、結局こういう、
リタイア志望者というひねくれ者の中で、
さらにひねくれてリタイアを批判する、
そういう仕事人間がいた方が良いでしょう。


そういう人たちが働いてくれないと、
世間は回りませんからね。


実際の所はただ酸っぱい葡萄のために
雑に文句言っているだけで、
リタイアできたらするんでしょうけどね。


まあでも仕事が我慢できるなら、
ずっとそのままで居てほしいよね。
奴隷で居てくれる方がありがたいぜ。




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3 件のコメント:

  1. たのしそう

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  2. 誰もが簡単にFIRE・リタイアを肯定してしまう程度の洗脳なら、
    そもそも今みたいな世界は形成されてないからね
    大半の人間は死ぬまで何の疑問も持たずに(他人のために)働いて死んでいく
    リタイアに理解のある人間なんて一握りで十分、自分がその一握りに入れたことに感謝するべきだよ

    返信削除
    返信
    1. まあリタイアを簡単に肯定してしまったら、労働ばかりしてきた人たちにとってそれは人生の否定ですからね…

      削除

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