2020年6月27日土曜日

今まで受けた的はずれな言い掛かりをまとめてみる(高配当編)

なんか、高配当アンチみたいな
言い方をよくされるぽすとです。


どちらかと言うと、配当というファクターそのものを、
銘柄選定やホールドの基準に添えることに関して、
否定的なだけなんですが…。


でも、やっぱり耳に痛いのか、高配当投資家から、
たまに面白い批判意見(言い掛かり)が来ます。


ちょっと楽しいので、まとめてみます。


①高配当を批判するってことは無配株買ってるんだよね?


…そもそも高配当銘柄の逆って、
低配当銘柄じゃなくて無配銘柄なんですかね?


私はまず配当性向そのものを重視しすぎること自体、
なんで株価を見ずに一様に語るのかと思うんですが…。


まあ、高配当銘柄は大体株価はクソゴミで停滞してて、
低配当や無配銘柄の株価は基本上昇しがちなので、
傾向としては私は低配当・無配銘柄を推しますね。


実際、好むと好まざるとにかかわらず、
VOOなどのインデックス投資における構成比率上位は、
インカムよりキャピタルが強い銘柄が重視されるため、
どれも低配当や無配銘柄が独占しています。


MSFT、APPL、AMZN、FB、GOOGL、JNJ、BRK…。
どれも低配当か無配ばっかり。


JNJは一時期4%だった時もあったのですが、
今は株価が上昇して、配当率が3%弱。


これは高配当にあたるのか…?
今はギリギリ中配当くらいじゃないかな?


んで、株価が上昇したら配当率はもっと下がるけど、
構成比率も上がるわけ。


インデックス投資は時価総額加重平均で投資するので、
図らずとも無配や低配当銘柄に
若干偏重して投資することになります。


つまり、インデックス投資家は基本、
必然的に配当投資には若干否定的な
立ち位置に有るということですね。


なお、さらに私は、TECLやSOXLなど、
ハイテクセクターレバレッジETFに投資をし始めました。


内訳は、グロース低配当銘柄の含有率が比較的多いです。
ポジションとしてはやっぱり低配当や無配寄りだね。


つまり回答としては「そうだよ(便乗)」ってわけ。
難癖にもきっぱりと反論できましたね。


よもや、高配当から無配化したものも、
無配銘柄扱いして難癖つけてきたらもうお手上げですが。


というか、仮想通貨を批判する人はFX買ってるよね?
みたいな言い掛かりですよねこれ。


なんで極端な2択なんだろうね。
Aを否定するからには、お前はBだけをやるんだよな、
みたいな言い方。
会社とかでも扱いづらいとか言われてそう。


②指数内にも高配当銘柄が入ってるよ?


高配当銘柄だからと銘柄選定するのもそうですが、
高配当銘柄を排除するのもそれはそれで
偏ったファクター投資になります。


それと、先程いったとおり、
高配当銘柄は単純に株価が下落し衰退した企業もありますが、
逆に言えば、衰退し高配当銘柄化しても、
機があれば反発し上昇する可能性もあるということ。


衰退した斜陽企業を立て直すわけだから、
かなり難易度は高いらしいですが…
ありえないことでもないね。


スマホ事業で大コケしたマイクロソフトの配当率も、
一時期は3.5%弱あたりだったらしいですね。
(これ高配当か?)


その時、高配当銘柄だからといって
投資していた人がいたかは定かではありませんが…。


配当がある程度有るからといって、
企業の資産規模を無視して、マイクロソフトに投資しなかったら、
今のクラウド事業で大成功して盛り返した株価上昇を、
取りこぼしてしまっていたことになります。


そうならないために、時価総額加重平均で、
企業の資産規模のぶんだけ投資するのがインデックス投資。


というか、やっぱりそれって
単なるバリュー投資なんじゃないかな。


高配当目当てでマイクロソフトに投資していた人は、
今現在の保有理由も、「高配当だから」じゃなくて、
「含み益が多くなってるから」が一番の理由だと思う。


今の配当率、1%だよ…?
一応、「配当額」で言えばかなり多くなってるだろうけど、
配当率が低い以上、高配当投資じゃないよね。


それこそ高配当投資なら、
さっさと配当率1%でも優秀なキャピタルを持つマイクロソフトを売却して、クソみたいな株価でも配当率8.4%のアルトリアにスイッチングするよね!


しないってことは答えがもう出てますね。
ちなみに似たようなことをやっているのはあのバフェット太郎さんです。


均等割のPFなので、成長株を売って衰退株を買い増しする。
必然的に低配当から高配当に資産が移っていきます。


まあ、ほかにも、現に、
マイクロソフトから三井住友FGという高配当銘柄にうつして、
暴落でものすごい負傷を負った投資ブロガーとかもいますが…。


③そんなに配当が嫌いなら、投資先に文句言って無配にしてもらいなよ


馬鹿か?


じゃあ逆にバフェットに配当出せよって手紙書いてみろや。


④高配当のアルトリアは一時期アウトパフォームしてたよ?


アマゾンのほうがアウトパフォームしてんじゃん。
マイクロソフトの方がアウトパフォームしてんじゃん。


つか、マイクロソフトなら、配当率が高い時は
もっと低リターンだったわけだし。


多分アルトリアも、配当率が低かったら
もっとアウトパフォームしてたと思うんですけど(名推理)


配当率が高いからリターンが弱くなったのか、
企業の体力が下がったから配当率が高くなったのか、
そこは議論の余地があるかもしれませんけどね。
(両方やろな)


一時期のアルトリアは3%だったらしいしね。
そこに高配当狙いで投資していた人はいるんだろうか。


…さて。


こうやって理論的に論破していくと、
やっぱり高配当銘柄ってゴミなんやなってわかりますね。


案の定、どうしても理屈上おとりがちなせいか、
フォローすることも難しいので、
まともな批判もそうそう来ません。


だから言い掛かりばっかりです。
日本が通じないか、揚げ足取りばっかりなのがめんどい。


まともに個別に返すのもバカらしくなりますので、
主な言い掛かりをぱぱっと切って捨ててみました。


だいたい、敢えて言っていませんでしたが、
結局の所年4回、30%も課税される高配当投資が、
リターンとして優れているわけないだろ!!!!


再投資するなら言うまでもありません。
高配当投資なのに再投資している時点でムジュンしてます。
(でも、再投資しないと低リターン)


まあ、せめて制度が大幅に変わって、
配当が課税されなくなったら違うかもしれませんね。


その場合でも、株価上昇と配当率の反比例の関係、
また配当を出さず事業成長に回せるメリットがある以上、
やっぱり無配・低配当銘柄のリターンのほうが高くなりそうだけど。



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4 件のコメント:

  1. 超長期では低PER(高配当傾向)ほどリターンが高かったという過去データがあります
    https://nonbiri-reinvest.net/per-toushi/
    特定の期間に限定した場合では高PER(低配当傾向)がリターンが高い場合もあるので絶対的なものではありません
    シャープレシオは圧倒的に低PERが勝っていますね
    まあ課税分を考慮してトントンってところで、どちらもリターンは期待できます
    私自身は業績、成長性、株価を総合的に判断して買うので、配当は気にしませんが

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    返信
    1. ②のあたりで述べていますが、いわゆるその場合もバリュー投資が成功した例であって、やっぱり高配当投資として狙って投資したわけではなく、単純な結果論でしかないと私は思っています。
      現に今高配当投資をお勧めする人は、大概低PERで有ることを第一に投資要因としてあげているわけではありませんからね。

      なお、これも主観ですが、バリュー投資自体かなりの目利きで投資手腕も必要となることから、単純にグロース株への順張りのほうが難易度は低いとも思います。長期投資ならなおさら。
      やっぱり課税面でもリターンは大いに毀損されますし…。
      直近だとやっぱりグロースのほうがリターン上げやすいですからね。

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  2. 再投資しても足りない程に株価下がる無間地獄。
    でもソレを複利だという人が居る。
    違うと思うけどね。
    株価上がれば…確かに山盛ナンピンしてたら
    効果は有ると思うよ。
    ただ、我々は不老不死じゃ無いし
    70歳とかで株価メキメキ上がっても
    逆に腹立つだろw

    まぁ本人さんの金だし結構だけどさ。

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    返信
    1. やっぱり、一部の奇特な金持ち向けの投資だよね…
      少なくとも資産形成期にはいらないよ!

      バリュー投資するにしても、ベンチャーか新興企業の方がまだ可能性あるかもって思ってます。
      ナンピンって、暴落時のハイテクみたいな、強い企業が外的要因で下がったときにすべきで、ひたすら下がり続ける企業に対してするもんじゃないよね…

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