結局フィリップモリスとアルトリアグループの合併は
なかったことになったみたいですね。
米国株村を覗いたところ、下記ブログが一番詳しく書いておりました。
そのMOとPMがそもそもの合併に至った理由や思惑、
また電子タバコや加熱式タバコなどの販売商品の違いや、
米国や新興国市場での販路の違いなど、
属性の異なりや財務状況といった属性の異なりについて言及されています。
(※参照:”もみあげ”の米国株投資)
フィリップモリスとアルトリア合併協議終了 タバコ銘柄の未来も終了か?
https://www.momiage.work/entry/2019/09/26/063106
わかりやすいですね。
ぱっと見でMOとPMの現状と合併についての態度を
俯瞰してみることができます。
まあ見ようとしないとなかなか比較して見ることないですからね。
違うと言ってもタバコというくくりでみると大して変わらないイメージがありますから。
私個人の意見としては、もともと米国のタバコ株といえばこの2社2強である以上、
下手に合併なぞして混乱するよりはよほどこっちのほうが良いと思います。
というか、そもそもが今でも属性やシェアが分割できているのに、
合併をする必要性がむしろ薄い方だと思っています。財務云々別にしても。
今のように、共同販売等をする程度で十分ではないでしょうか。
かりに合併となったとしても、リスクとリターンが倍になって、単に一社化するだけであって、
投資家としては投資先の選択肢が2つから1つに減ってやりづらくなるだけだったと思うので、この結果はやはり良いんじゃないかと思っています。
結局無用な混乱を招いただけだった気がしますね。
いえ、お互いに情報共有等ができる場として、
協議はまあ必要だったかも知れませんが…。
しかし、どちらにせよそれを考慮に入れなければならないほど、
互いに追い詰められている様子も見えます。
最近はトランプの鶴の一声やインドの規制などもうマイナスニュースまみれですからね。
これから好調にまた転じるようにはとても見えません。
そもそも、高配当かつディフェンシブ銘柄でもありますが、
訴訟リスクや規制リスクなどもたくさん抱えている以上、
業界全体のリスク自体はかなり高いと思っています。
(というかフィリップ・モリスなんて先の記事だとほとんど新興国投資じゃん…。)
くわえて、そうしたリスクが織り込み済みであり、
成熟企業だからボラティリティも低いといえども、
もし懸念されているリスクが顕在化して暴落したのち、
一発逆転の商品を売り出して反発して高値になる確率があるかと言われると、
タバコという特性上ほぼありえないとも思えます。
(規制が急激に緩まることはほぼなく、訴訟で勝訴しても元に戻すぐらいでしょうから。)
虎穴に入らずんば虎子を得ず、とも言いますが、
何もわざわざリスクの高いところに踏み入った上、
さらには得られるリターンも急激なものではないと想定できる以上、
やはりリスクヘッジとして、利益目的でも、
タバコ株への投資はあまり勧められたものではないと思えます。
そうしたリスクをとってまで投資するというのなら、
今まさに右肩上がりであるグロースやハイテクの方に、
順張りで投資した方が良いと思います。
良い、というのは、比較的勝つ確率が高そうだということね。
たとえその山を登った先が崖だったとしても。
下り坂の先に山も見えないようなタバコ株よりはマシでしょう。
(前者ならまだ損切タイミングも判断できます)
タバコ株は当分なくなることはないと思っていますが、
ただそれだけであって、ガン、と一気に騰がるわけもなく、
利益を求めるための投資としてはイマイチな印象が強いです。
かりに事業が大成功しても、そのチャートは長期的な緩やかな右肩上がりになるでしょうから、
それなら尚更似たような動きをしつつ、無配当でも運用できる、
インデックス投資の方が配当への課税や分散投資といったリスク面でも有利でしょう。
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