米国株ブロガーの中でも、
具体的に資産状況/投資状況を公開していて、
本まで出している、バフェット太郎という方がいらっしゃいます。
(参照)
【30カ月目】「バフェット太郎10種」VS「S&P500ETF」のトータルリターン
http://buffett-taro.net/archives/32533490.html
私の個人的感情は無視しても、
圧倒的な入金力と資産額は目を見張るものがあります。
やっぱり個別株ブロガーはすごいなあ…(現様)
とはいえ、そんな人でも、
インデックス指数には17%近く劣後しているようです。
(本当かどうかは別としてね)
…え?長期的に見ろ?
短期的で見てもしようがない?
そうですね。この方の書籍のアマゾンレビューにもありますが、
「この方は長期投資を見据えてるし、批判するな!」なんてフォローがちらほら。
長期投資は短期的ではなく長期的なリターンを見るものです。
かくいうインデックス投資も長期的な投資前提なので、そういうスタンスに対して、
投資初期の状況を見てもしようがないという気持ちはわかりますよ。
(…じゃあなんでこの人は、まだ短期的な投資状況で指数に圧倒的に
劣後しているのに、『バカでも稼げる』なんて本出しているんだよ…)
ですが、個別株において、
「長期投資だから長期的に見ろ…」というのは、
それは投資として少しナンセンスと言えるでしょう。
よほどの才覚があるものでなければ、
個別株投資は、手間、リスク、リターン、
すべてにおいてインデックス投資に大概劣後します。
(歴史上、ほとんどの人はね)
だって、個別株を長く持てば持つほど、
その企業が劣化した際、適切なタイミングでの買いましや損切りが必要になります。
ダウやS&P500のように、銘柄を勝手に入れ替えたりなんてしてくれません。
すべて自分の裁量でできる、というのももちろんあるのですが、
すべて自分の手間や責任になる、ということです。
倒産リスク、経営リスク、経済リスクだのなんだのに加えて、、
投資している間は毎日毎日ずうっっっっっっっっとその銘柄のことを
考えながら生きていかねばなりません。
その人生が、一生株に引きづられ続けることになるのです。いや他のことしろよ。
かと言って、逆に、大きく利益を得たい場合こそは、
インデックス投資なんてものは非常にナンセンス。
個別株投資でなければはっきり言って無理です。
バフェット自身は「株に詳しくないやつはS&P500買えよ~」とか
言ってますけど、あの人自身は投資専業の個別株投資家であり、
個別株の売買で年20%とかいうリターンを叩き出しました。
私達一般人は、それ以上に元手がないため、
リスクがものすごく高い状態で個別株投資でもしないと、
1000万稼ぐのでさえ十数年はかかるでしょう。
これはもはや、よほどの天才でない限りは、どうしようもないことなんです。
特性上、個別株投資は中短期投資が向いていますし、
インデックス投資は長期投資しかできないのです。
つまりところ、もし、この先、
バフェット太郎さんが、個別株銘柄の長期投資で
市場指数を何%か上回る事があったとしても、
かかる手間や時間を考慮したら、市場指数よりダントツに差をつけなければ、
正直、割に合いません。
え?楽しんでやってるから良いって?
ブログのネタになるから良いって?
株関係ねえじゃんそれ。
ま、ようは、長期的に見ようと見まいと、
大体の個別株投資家の長期投資は難しいし、向いてないし、
劣後しても気に病むことはないよってことですね。
賢い子はやらんように。
(もちろん、その企業を応援したい場合は別よ)
なお、今回たまたま「わかりやすい長期投資個別株投資ブロガー」ということで、
バフェット太郎さんを挙げさせてもらいましたけど、
特に他意はないです(ほんとぉ?)
マジすんません。
まあこの人もともとアオリ系ブロガーだしええやろ。
宣伝だよ宣伝。
グッドラック。
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