2021年8月24日火曜日
レバレッジETFのリバランスはつまりどういうことだ
レバレッジETFに長期投資する場合は、理論の上では、
ほぼほぼリバランスしたほうが良いでしょう。
なぜかと言うと、
①大きく暴落した際にナンピンができ、
リターンをさらに底上げする。
②仮に一瞬で早期償還された場合は、
予め利確されていた現金で
即死を避けることが可能である。
リバランスのやり方などは、
まあ下記ブログなどを見ると
わかりやすいんじゃないでしょうか。
※参考
レバレッジ投資における現金の使い方
https://kagamiru.com/lev-cash/
現代ポートフォリオ理論っていうんでしたっけ?
レバレッジ倍率には最適な比率がある、っていうやつ。
それが投資先の商品のもののみの話なのか、
ポートフォリオ全体の話なのかは知らんのだけど…。
プロ投資家の人から言わせたら、
最適なレバレッジ比率は2倍弱らしいですから、
そういう意味でも理論上はこれが最上なわけですね。
理論派の人も黙らせられるでしょう。
と言っても、カガミルさんのこのポートフォリオは、
あくまでポートフォリオ内のレバレッジの倍率を
一定にしてすすめるだけの戦略です。
当人自体のリスク選好度や許容度は関係なく、
上昇している時には冷静に利確する必要があり…。
下落している時には落ちるナイフを
バリッバリにナンピンしていく
必要があるというわけですね。
そう、ポートフォリオルールの遵守はつまり、
暴落時に「無限ナンピン」が必至になるわけです。
それでは、冒頭のように、
「暴落しまくって早期償還した場合」でも、
「長期低迷暴落が長期にわたった場合」でも、
結局無限ナンピンしまくった挙げ句、即死します。
結果として残るのは、
利確せずレバレッジ100%に投資していた場合と
まったく変わらず、一切の資産がなくなります。
つまり一見リスクが低減されているように見えて、
償還レベルにまで迫る暴落時には、
ルール遵守は安全なわけではまったくなく、
危険性は全く変わらないということです。
そういう意味では注意する必要があります。
あくまで、上昇時のリターンを犠牲にする代わりに、
1回の単純な暴落で食らうダメージが少なくなり、
ナンピン用の資金が予め用意できるというだけです。
(そのナンピンも、タイミングがかなり肝要です)
まあそもそも、上述ブログのカガミルさんも、
「ITバブル崩壊レベルの暴落は今後無いもの」
という認識の上で、と言っていますけれども。
私もそうですけれども。
(レバレッジETFに長期投資しようとする人は、
おそらくほぼ全員が米国レバかつ
恐慌は今後起きないと考えているでしょうし)
そもそもポートフォリオリバランスというのは、
「リターンを一定に抑えて」
「リスクも一定に抑える」
ための行為として行われるわけです。
いちいち利確していく場合、
リターンを税金で底下げする結果に
ならないでしょうか…?
そこはまあちょっとわからんな。
ボラティリティが荒過ぎると、
高い時に税金払ってでも利確して、
低い時にクソナンピンするほうが、
愚直なガチホよりも利益高くなるかもしらんし…。
ただ結局ですよ?
理論によらない私の感覚ですとね、
レバレッジをポートフォリオ全体で管理するのはさ…。
「結局、暴落時に無限ナンピンする必要があり、
償還に対する危険性自体はあまり変わらない」
「リバランス資金をわざわざ現金で持っておかずとも、
そもそも給与による追加投資で、
レバレッジETFをナンピンしてリバランスできる」
「リバランスでリターンを下げる可能性があるなら、
ずっとガチホしてさっさと目標金額に到達して、
一発で全額利確した方が良い」
といったことになるんじゃないかと思うんですよね。
これはどうなんでしょうね。
最大リターンにのみ期待した投資手法ですが…。
でも早いし楽だしかんたんだし脳死だし、
最大期待値的には最速です。
投資期間が短ければ短いほど、
致命的な暴落に当たる確率はさがりますよね?
コロナ程度の暴落はあったとしても、
恐慌レベルのそれははないと。
そういう前提になるなら、
爆速で資産を形成するのはそれはそれで
低リスクと言えるんじゃないか、という理屈です。
そして、自分の投資期間の間に、
ITバブル崩壊レベルの暴落や世界恐慌を考慮せず、
たとえ暴落が起きても給与でナンピンする場合なら…。
わざわざ課税されてまで利確して現金を確保しなくても
え~んじゃないかという話ですね。
まあ資産形成後半になればなるほど、
給与でのナンピンは非効率で誤差範囲にまで
縮まっていってしまうんですけどね…。
資産1000万に対して10万円追加したら全体の1%ですが
資産5000万に対して10万円追加したら、
全体の0.2%にまで縮小するため、
費用対効果が悪くなっていってしまうので。
でも、暴落時には、資産もそれだけ
少なくなっているわけです。
-80%の暴落なら、1000万は200万まで。
5000万なら1000万まで下落するわけです。
するとクソ些細な資金での追加ナンピンでも、
一応そこそこは効果が上げられるわけですね。
もともとCFDと異なり、レバレッジETF自体が、
上昇期の圧倒的な複利上昇に賭けるものです。
下落時にナンピンするのは、
それを用いてリターンを上げるためのものではなく…。
あくまで減価を抑えるくらいの
期待でやるもんじゃないかな~って思いました。
ということで結論とすると、
レバレッジETFにの長期投資にリバランスするのは、
安定しておりそこそこ大きいリターンも上げられて、
理論に裏付けされているということです。
しかしそれを持ってしても、結局暴落で死ぬし、
なんなら上昇時には一番の利点である
最大リターンを底下げしてしまうのなら、
はなから全力レバレッジの方が良いという話です。
(感覚投資)
…ただし、以前から言っているように、
やっぱりレバレッジETFの複利上昇は
めちゃくちゃ大きいわけです。
前述の通り、資産が大きくなった後の
給与からの投資は雀の涙となるため、
レバレッジ投資だけに全力しても、
結局それほど資産形成期間は短くなりません。
(大きいと言えば大きいんですが)
※
TECL等レバレッジETFに全力投資は逆に非効率!暴落おじさんに騙されるな!!
https://mailbox009.blogspot.com/2020/04/etf.html
う~ん難しいですね。
それでも全力の方が、投資期間は短くなりますけど。
無理に全力より、もう少しだけ投資を長くする方が…。
私はもう、そこで別途リスク低減のために、
レバレッジETFにだけではなく、
ビットコインに分散投資する事になったんですね。
かわりに別のリスクを抱える羽目になったんですが。
結局まだまだ投資手法には
考える余地はありますね。
なんの努力もせず姑息に利益だけ欲張りたい、
何も考えず利益だけ得たい、
それでもうまくいくかどうかという
盛大な人体実験ブログですので、
よろしければお付き合いください。
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https://mailbox009.blogspot.com/2021/08/etf_24.htmlレバレッジETFのリバランスはつまりどういうことだ
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ぽすとさん、こんばんは。
返信削除薔薇の艦隊のエディです。
利確の必要性、とてもわかります。
暴落したとき、
「利が乗っているうちに、どうして利確しておかなかったんだ」
と後悔することになります。
底値で全力で買い、天井で売って現金化する。
これを繰り返せば、爆発的な複利で増えていきます。
理屈はとても簡単なのですが、実行が難しい。
放置しておくことが最適解ではないことは確かです。
私も「何も考えずに利益だけ得たい」というタイプの人間なので、
ぽすとさんの人体実験、しかと見届けるようにいたします。
エディ王子!
削除レバレッジETFの場合は、特に
「利確によって取られる税金が重い」
「無利確で最速で利益を得て目標額達成したほうが良くなる可能性もある」
「市場相場に即した売買が難しい(戻らない可能性もある)」
といった様々な観点からして、利確すべきか、すべきでないか、やはりこれは難しい問題だと思われます。
今の所真面目にレバレッジETFを運用しているブロガーは、ことごとくリバランス運用の理論派で真面目な方々ばかり。
クソ博打アヘアヘ愚直ガチホ買い増しマンは私くらいですが、果たしてどちらの方がうまくいくかというのは、今後の展望に期待してくださいね!
…まあやってること同じなので、おそらくどっちも生きるか、どっちも死ぬかでしょうけどw