2021年7月6日火曜日

元本回収率≒トータルリターンなのでは?


高配当投資家の人が好むのが、元本回収率。


あれがどういう造語なのかはともかく、
元本回収率ってあれ、
ちゃんと現状の評価額と差し引いてるんですかね?


いや、投資元本との比較じゃだめでしょう。


元本割れしてたら、たとえその瞬間に売却しても
元本回収できない、取り戻せないんですから。


だから元本回収率って必ず右肩上がりじゃなくて、
絶対ボラティリティで変動するはずです。


だから普通気づくはずなんですよ。


たとえ配当金しか見てなくても、
「あれ?高配当投資でも、ボラあるんだ…」
「安定した高配当銘柄なんて、なくね?」
って。


いや、もちろん逆も然りですよ。


評価額が増えていた場合は、
元本回収率は含み益+配当金になるわけでしょ。


もっとフェアに言えば含み益ではなく、
含み益から税引き後の利益+配当金こそが、
元本回収率として計上すべきものでは?
(配当額だって税引き後だしさ)


元本100万、評価額105万、配当額5万なら、
元本回収率が5%だ~なんて話じゃなくて。


税引き後評価額104万、税引き後配当額4万だから、
実際の元本回収率は8%なんじゃないかというわけや。
(言い方を変えたら、期待値+4%の状態として、
元本回収率は4+4%ととってもいいけど)


逆で、評価額が95万、配当額5万なら、
元本回収率は0%ですよね。


だって元本割れてるんだぜ?
回収どころか漏れ出ていっとるやん。


税引き後配当額なら実際は-1%になるけどね。
でもそれはあれでしょ、損出しとかができるから。
フェアに行きたいならそこも合わせて計上すべきだね。


…て、ここまで考えてもうわかったこととして、
このやり方だとただトータルリターンを導き出してるだけだよな?


じゃあ元本回収率≒トータルリターンってことで、
わざわざ言い換える必要なくない?


ってなるでしょ。ならない?
私はずっとだからこれただの言葉遊びじゃんって
言ってるんだが。


で、この考え方で行くと、
そりゃ毎回配当出しても税引きされるんだから、
評価額のまま積み上がっていってもらったほうが
もちろんいいわけで…。


結局高配当投資もキャピタルゲイン頼りってのは
だからやっぱりそういうわけなんですね。
そうなると税引きぶん不利だと…。


直近のSPYDやMOなどの収益がすごいという人たちも、
実はその利率、おもに底値で拾った場合の
キャピタルゲインが大半を占めているだろうしね。


元本回収率なんてのはただの屁理屈や。
それって結局利益率、トータルリターンやって。


そもそも配当再投資しないと大体負けるし、
配当再投資するならもともとの意味での
配当で得る元本回収率もクソもなくなるし、
やっぱりキャピタルゲイン頼りになるし。


同様の考え方で、累積配当額ってのも
似たようなものです。


累積売却額とか、確定利益額とか
言ったほうが妥当なんじゃないの…?


まあ再投資したらそれも含み益(か含み損)で
変動する評価額に変わってしまうので、
結局やっぱ言葉遊びであんま意味ないんだが…。


少なくとも、まあ、
あれだけでグラフとってもなんの意味もないね。
どうせ貯金じゃなくて再投資か浪費するんでしょ。


やっぱり配当金って計算めんどくするだけだわ。
不労所得じゃなくて、実質ただ売ってるだけだし。


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4 件のコメント:

  1. 私は今高配当株に投資をしていますが、
    元本回収率という言葉は初めて聞きました。
    ぶっちゃけ、意味不明です。( ̄▽ ̄;)

    ポストさんが言う通り、
    トータルリターン以外、
    意味はありません。

    ただ、キャピタルゲイン頼り、というのも、
    これまた違うと思います。

    繰り返しになりますが、
    (税引き後の)含み損益+(税引き後の)累積配当額が、
    投資の収益です。

    ちなみに、ギリ、ですけど、私の三井住友FGの現在の株価は、私の買値を上回っています。
    ギリ、なので、含み益は殆どありませんが、
    これまでにゲットした、3回分の配当金はすべて利益になっていますので、
    それが私の現時点のトータルリターンですね。

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    返信
    1. キャピタルゲイン頼り、というのは適切じゃなかったかも。
      株価、値動き頼りという方が近いかもしれません。

      例えば三井住友FGは指数以上に回復に時間がかかり、その間はいかに配当があっても元本回収なんてできず、つまりはそんなの計算しても無駄でしたから、やはり値動き次第です。
      そして配当ではそのマイナスはとても打ち消しきれず、含み益に転じたのもやはり株価が回復したのがあってこそです。

      高配当銘柄とはいえやはり株式。
      ボラティリティも荒いというのはコロナショックで明白になりましたから、元本回収率はトータルリターンだと改めて理解し、取り扱いには注意すべきだと私は思います。

      削除
    2. お話の趣旨は、
      高配当株でも、
      株価は大きく変動する可能性があり、
      大幅な含み損に陥って、
      どれほど配当金が多くても、
      それを埋め切るのに時間を要することがあるので、
      株価も含めた、トータルリターンに常に留意していないとアカンよ、
      ということでよろしいですかね?

      この解釈でよろしいのであれば、
      私も全面的に同意します。

      削除
  2. すいません、先ほどのは売買をしていなかった場合で、
    売買をしていた場合は、
    当然ですけど、
    (税引き後の)累計の売却損益を加算する必要がありますね。

    返信削除

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