2021年7月3日土曜日

投資は結果か、理論か。

少し前にとあるアンケートを一時間だけとりました。


まあ予想通りの結果になったわけですけれども。


これはまあTwitterというSNSですから、
同じ傾向の人が集まるのも当然です。


ていうか実は、これが建前でコーティングされた
どれだけふざけたアンケートなのかというのは、
よく考えてみるとわかったりします。


これ、答え同じなんですよ。


つまり実はアンケートのていをなしていません。


まず投資は理論ではなく結果次第。


これは間違いなくそうです。
こっちは真理です。


そりゃ儲かるという結果が欲しくて投資するんだから、
理論とかまず学者でもないんだからどうでもよくて、
投資は結果次第なのはそりゃ当然です。


じゃあなんで「結果に関わらず手法を一貫すべき」
なんていう回答に投票されてしまうのだろうか?


投資手法が一貫していようと、
それで儲かるどころか大損失していたら
まったくもって意味がない
というのは
小学生でもわかるのに、なぜ?


つまるところそれは、
「目先の結果にとらわれず投資手法を一貫していれば」
「最終的に良い結果になる」

ということを信じているからです。


はい、わかりますね。


つまりアンケートの答えは実質一択です。


まああえて受け手にどうとでもとれるように
本文にはピリオドを打つくらいに抑えたんですが。


そういう最終的な結果を見据えて前者を選んだか、
はたまた手段と目的が入れ替わって前者を選んだか。


あるいは結論だとわかっているから後者を選んだか、
または即物的かつ短期的なことしか考えておらず
とりあえず投資は結果だと後者を選んだか。


どういう含みがあるかは人それぞれでしょうけど、
つまるところ見据えている投資戦略のゴールが
短期か、長期か、というわけですね。


例えばバフェット太郎さんや今のぽすとなどが、
さんざん含み損でもまだ投資戦略を継続しているのは、
「(目先の)結果に関わらず一貫する」ことで、
自分が見据えている期間のゴール時には
より「良い結果になっている」と思ってるからです。


その「結果に関わらず」という言葉の意味は、
例えばバフェット太郎さんは20年間ほどの期間を要し、
また私に関してはここ数ヶ月程度の短期間や、
または4年後までの中期間までの間は
「結果が不良でも」許容するということなのですね。


最終的に見据えている期間の終了時、
あるいはその時点でのリターンを想定した上で、
特定期間の結果は甘んじて受け入れるということです。


ですから例えば、バフェット太郎さんが
ゴールは20年後だと考えて投資しているのに、
今時点での結果だけを見て批判するのは、
当人の投資手法を理解していないだけに過ぎず、
つまるところ的外れということです。


そのため私などは彼自身のリターンについては
あまり直接的な批判をしないように心がけております。


つまりは批判点を、趣旨はわかっておれど、
「20年後に金持ちになってもしょうがねえだろ」
「20年後に多少程度のアウトパフォームじゃ微妙だろ」
「そもそも期間もちゃんと指定してないじゃねえか」
「ていうか後から隠しPF出すんじゃねえよ」

といった部分に絞っているわけですね。


まだ「結果」が出てないんですよ。


だから投資は結果がすべてであっても、
彼の理屈に則ってあげる限りでは、
失敗だと判断するのは早急だということです。


途中経過、途中結果であって、
判断すべき段階にまでまだいってないのに、
それで判断するのは早とちりということです。


(…まあすでにIBMを入れ替えているので
あれに関しては判断ミスだったのでしょうが)


わかりやすい例えとしては彼だったので
簡単に言わせてもらいましたが、
私かて似たようなものです。


どこまで投資の期間を見込んでるかが明白でなかったり
ボラティリティの何たるかを理解していない場合は、
本来まだ「途中」だとして認識すべきものを、
「結果」として認識して狼狽売り…。


といったこともなりかねませんからね。


なお私の場合はふわふわした目標ではなく、
できる限り早期に、5年以内程度、
その時点でリタイアしたいがための投資なので、
ゴール資産やゴール期間は概ね決まっており、
元本割れ込でも最終最大リターンを狙ってるわけです。


大事なのはどういうビジョンがあるのかということと、
そのビジョンにはどういったプロセスが
必要になってくるのかということ。


そのために何を犠牲にするのかということです。


まあもっと重要なことは、
一貫したときに本当に成功するのかという
現実的な最終結果でしかないので、
これはあくまで理屈の上の話ですけれどね。


まあ、これが「長期投資」ってやつです。


なんで過度な短期投資家からは
非難されることもあるということですね。


…なんでレバレッジETFとビットコイン投資してるのに
長期投資について語ってるんだこの投資初心者は…。


まあどちらも高ボラティリティなので、
短期値動きでいかようにでも元本割れするのは、
まあしょうがないのは普通の人ならわかるはずですね。



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12 件のコメント:

  1. 実はぽすとさんってアホそうに振舞ってるくせに頭いいよね

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    1. いやいやいや、頭いいなんてもんじゃないぞ!
      天災、いや天才だろw
      ワシは61やが、ホント尊敬してる。
      人間として尊敬だ。まる。笑

      削除
    2. 屁理屈こねるのがうまいといったほうが近い気がします。

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  2. 面白い記事でした!
    あんまり考えずにすぐこのアンケートに回答しちゃいましたけど、記事読んでいろいろ考えさせられました。

    このアンケートは短期/長期の投資理念ではなく、現在の自身の投資成績とポジションによって回答が変わるのだと私は思います。

    指数をアンダーパフォームし、ポジションを引きずる人は前者の選択肢を選びがちで、
    損切りしてポジションを変えた人&現在利益を出している人は後者を選びやすいような気がします。

    今は米国相場が強いので、「投資は~結果次第だ」の方の回答が多いのではないでしょうか。

    もし暴落が発生したら、その時に同じアンケートを取って結果を比較してみるのも面白そうですね!

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    返信
    1. どうでしょう、例えばアンダーパフォームから爆上げした人(MOやSPYDナンピン)などは、「やっぱり理論や手法の一貫が大事だ!」とも言いそうな気がします。
      つまるところ自分に都合の良い言い方をみんなしてるだけなんだと思いますね。
      投資は結果次第ですが、その結果に至るためにはある時期の間は痛みを伴わねばならない、と考えている人はやはり手法の一貫性を重視するのでしょうね。

      削除
  3. 最終結果が良ければいいから、途中結果が悪くても受け入れるのは確かにそうだけど

    その最終結果が失敗に終わっても結局は受け入れるしかなくない?

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    返信
    1. そうですよ。ですから投資は結果次第です。
      受け入れるとか受け入れないとかの話はしていません。
      最終結果が失敗の場合は、そもそも一貫したその投資手法がまず最初から間違いだったということですから、やっぱり結果次第で判断可否されてしまいます。
      ただしどちらにしろゴールを定めているなら、そこまでの途中経過で判断するのは時期尚早ということです。

      例えばバフェット太郎さんは特にこの期間や結果を明確に定めていないため、いくらでも言い逃れできるし、そもそもファンすらも「あれは20年後を想定している」「いや30年後だ」と受け取り方も微妙なので、最終結果をいくらでも濁すことができるんですね。
      私の場合5年以内想定だとはじめから言っているので言い逃れは不可避ですが、そもそも今時点のパフォーマンスで判断して何故か難癖つけるアレな人も多いので(普段長期投資とか言ってる人ほどね…)ぶっちゃけやっぱりはじめから言っててもあんま虫除けとかの意味はないですけどね。

      削除
    2. > 最終結果が失敗の場合は、そもそも一貫したその投資手法がまず最初から間違いだったということ

      のっちなら肯定しないだろうな
      あの人は確率論的に良い結果になる可能性が最も高い手法を取っているだけなので、結果が失敗だろうと確率的に正しい選択をした結果なら仕方ないことだから

      例えるならサイコロで6の目を出したら勝ちのゲームで、それぞれの目が出る確率が均一でないサイコロを1つ選べるとする
      この場合最も6の目が出る確率が高いサイコロを選ぶことが正しく、それを使った結果他の目が出たとしても何も間違えてはいない

      そもそもあの人にとっての失敗の定義が市場平均から乖離することだから、ズルい面もあるけどw
      失敗の定義がそれなら引用部も肯定されると思う

      少なくとも「『最終的に良い結果になる』ということを信じているから」という決めつけは間違いだよ
      結果が偶然の作用で変わる以上、良い結果になる保証なんてどこにもないから、どこまで行っても賭けでしかない

      「運以外のあらゆることを塗り潰すのは定石だ。そうして隙間を埋めていって、運だけが純粋に残った時、最高の賭になるのさ」

      削除
    3. --結果が失敗だろうと確率的に正しい選択をした結果なら仕方ないことだから

      …ソウデスカ(゚∀゚;)

      削除
    4. 意外と知られていないんですが、確率的に正しい選択をすることと望んだ結果を得られると信じることは一致しないんですよ(ニッコリ

      削除
  4. バフェット鬼太郎7月 04, 2021

    10年前に100万円買っていたら今いくらになっていたか

    ・ビットコイン 36億9492万
    ・Tesla 1億1705万
    ・NVIDIA 5,925万
    ・Adobe 2,140万
    ・Domino's Pizza 1,924万
    ・Amazon 1,676万
    ・Netflix 1,405万
    ・Visa 1,086万円
    ・Microsoft 1,013万
    ・Apple 1,003万
    ・Google 962万
    ・Nike 709万

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    1. ビットコインイカレすぎィ!
      まあでも10年前にこんなクソ怪しいの買えなかったからね、仕方ないね(今でもクソ怪しいとか言ってる人は大多数ですが、果たしてどうなるか?)
      テスラなどもクソとか言われまくってたみたいだしね。
      バリュー投資家すら見向きもしないし、CEOはヤク中と…。
      マイクロソフトも低迷クソ中配当銘柄扱いだったし、アマゾンもずっと割高割高いわれてたとか。
      結局胡散臭い扱いなんですよね、爆益出す銘柄なんて。

      削除

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