200円の卵と210円の卵があった場合その差は10円ですが、
私は迷いに迷い、節約したいなら前者を、
もし少しリッチな気持ちを味わいたい場合は後者を選びます。
ところが、例えば10万円のPCと11万円のPCがあった場合、
その差額は1万円という卵50パック分相当の価格であるはずなのに、
あろうことか私の迷うレベルは卵の時とさして変わらず、
もし後者のPCがちょっとだけいいスペックだった場合、
むしろ「高いから少しでも良いの買いたいなあ」
などと思ってしまい、後者を選んでしまうこともあります。
こういう「価格を絶対的でなく相対的に見てしまう」癖、
なんか確か学術的な名前があった気がします。
思い出せないんでかけませんけど…。
アンカリング効果であってるかな?
ともかくも、高い買い物であっても、
その値段を絶対的じゃなく他のものと相対的に見てしまったり、
むしろ高いからこそ少しでも良いものを買いたくなっちゃうあたり、
私には少なからず浪費癖的なものがあるのかもしれません。
普段卵を少しでも安く買おうと200円のものばっかり選んでいるせいで、
いざ高いものを買う時は「普段我慢してるしな~」なんて言って、
卵50パックぶんなんて我慢しきれてないのに、
少しでも高いものを買いたくなっちゃうのはいくらなんでも問題です。
そもそも210円の卵を我慢して200円の卵を買い続けた場合に、
その差額で1万円ぶん得をするようになるまで卵を買い続けるには、
およそ1000パックぶん買い続ける必要があります。
たとえ話とはいえ、普段のせせ細やかな節約というのは、
時たまの贅沢で一気に吹き飛んでしまうのです。
いくら長期に一回とはいえ、
少しでも節約精神を失って贅沢をしてしまうと、
普段の努力がほぼ無に帰す事になってしまうのです。
これは良くないですよね…。
ただ、普段我慢しすぎてフラストレーションがたまり、
たまの贅沢で色々台無しにすると言っても、
普段の節約を無くすと結局は余計に浪費するだけになってしまいます。
結局一番良いのは、ほどほどに普段は節約し、
ほどほどに浪費することしかないのでしょうね。
私はその中でもだいぶまだ浪費のタイミングと
その我慢レベルが少ないほうなので、
一般的な人に比べたらだいぶ支出が少ないほうですけれど、
もはや仙人レベルにまでなっているセミリタイアラーとかは、
もっともっと少ないですからね…。
身の丈に合わない節約は、かえって浪費に繋がります。
やはり、自分のペースでやるのが一番良いでしょう。
それで結局支出が大きくなってしまいセミリタイアが遠のいてしまうのは、
確かに釈然としないかもしれません。
ですが、それこそがその人にとって必要な支出額であり、
その支出額を超える不労所得や資産増加額になった時にはじめて、
その人にとって必要なセミリタイア資産額になったと言えるでしょう。
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