あんまり難しいこと言わずに端的に言えば、
インデックス投資は市場指数に含まれたものを
そのままその指数の割合で買い付ける投資なので、
株価が高い銘柄はもっと買われるし、
株価が安い銘柄はあまり買われず、差が大きくつくことになります。
つまり人気銘柄はその実態や実力以上に割高になったり、
不人気銘柄は必要以上に売られ、割安で放置されることになります。
このせいで市場を歪めるとか言われているんですよね。
実態の伴わない株価は不要なリスクを背負ってしまうという点や、
値動きが少なくなってすべての投資家の利益率が下がるんじゃないかとか。
ただし、それらの懸念は本当に懸念の枠を出ません。
なにせ、実態の伴わない株価がついたと株式市場で判断されたなら、
ほか大勢のアクティブ投資家は「割高だ…こわい…」とビビって、
勝手に売って勝手に適正な価格まで下がっていくでしょう。
逆に割安で放置されている銘柄に至っては、
奇特な逆張り投資家たちが「いずれアウトパフォームするから」
「下がってるってことは買い時!(売り時はいつだよ)」
なんて奇特な方々がまた買い支えてくれるわけで、
これもまたある程度適切な状態で割安を「維持」することでしょう。
(うーん、なんかどこかのブログ村で聞いたような…)
インデックス投資家は完全にゲームの外から見ているだけです。
市場を決めているのは経済そのものと多くのアクティブ投資家ですから、
かりに責任があるとしたらアクティブ投資家にあります。
(言いがかりですねw)
たとえインデックス投資家が増えてアクティブ投資家が減ったとしても、
その割合が少なくなっても、減ることなどほぼないわけですから
その場合はそれこそ株式トレードによる株価の変動は、
なおさらその少数のアクティブ投資家に依っていくことになり、
やはりインデックス投資家が増えれば増えるほど、
アクティブ投資家の責任が重くなっていくとも言えなくもないです。
(そういう意味では文句言われても仕方ないw)
いやいや、いくらアクティブな投資家がいなくならないといっても、
アクティブ投資家の数とインデックス投資家の数に、
あまりに大きな差が付きすぎた場合はどうなるのか?
しかしその場合も心配はいりません。
正直なところあまりそんな可能性があるとは思えないんですが、
もしそうなったとしても、それならそれとして、
純粋に株価が成長している株はもっとガンガン騰がり、
見捨てられる株はそのまま見捨てられるだけ。
それはつまり、トレードで株価が動くことが少なくなり、
株式市場ではなく単純に企業同士の肉弾戦で株価が変動するだけです。
ある意味、それこそが適切な相場と言えませんか?
そもそもすでにAIを取り入れたトレードをしているところもあるでしょう。
またインデックス投資だって今急に生まれた投資ではないですし、
インデックス投資家の割合が増えるとしても、
ある日急に億も兆も増えるなんてこともなければ、
一日の購入価格すら所詮はそれらに満たないことも多いでしょう。
結局、すでに今インデックス投資ありきで株式市場は形成されています。
最初から株式市場なんて個人個人の測れるものじゃなくて、
勝手に騰っては勝手に下がります。
それこそ多くの投資家によって、なるようになっていくだけなのです。
というわけで、インデックス投資家は、
市場に対してなんの申し訳無さも感じる必要はありません。
むしろ経済を回してやってるんだから感謝されてもいいくらいです。
そもそもそんなこと言ってしまうのなら、もうそれは戦争です。
株式投資に何がいけないとかはありません。
自分の稼いだ金で自分の好きなように投資するだけですから。
それこそ数多くの人間をがんにしても罰せられていないタバコ株、
そしてそれに対して投資している投資家など、
いの一番に非難されるべき存在になってしまいますからね。
(私はそうとは思っていませんよ!)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
ブログ アーカイブ
-
▼
2019
(355)
-
▼
10月
(31)
- インデックス投資家が増えてもなるようになるだけです。責任はありません。
- これ以上節約したとして、どれだけインデックス投資に回せるだろう?
- 個人型確定拠出年金(Ideco)には大反対。普通に運用したほうがまし。
- 私がインデックス投資をする理由は、安全に勝ちたいからじゃないんです。
- 雑記。大学の友人たちにブログがバレました。あと体調的に死にそう。
- 高配当銘柄は配当金があるから自由度が高い!なんてのは錯覚で真逆です。
- SBIポイント(投資信託保有ポイント)初換金!もちろん赤裸々に公開します。
- ひふみプラス…いえひふみマイナス!暴落への心構えに役立ってます。
- 新興国でのタバコ人口の増加を利点とするなら、ハイテク人口の増加は比較しないのか?
- ぽすとの職歴を公開します。
- やはりeMAXISが消えてもSlimは安泰っぽい。三菱UFJ国際投信は期待できそうだ。
- Slimファンドは値下げに最長で2ヶ月。ニッセイは1年。たわら先進国株は2年。
- NISA恒常化見送りですって。富裕層優遇だとか、老後2000万必要の余波か。
- Slim米国株式(SP500)の信託報酬値下げ、ついに0.1%を切りましたね。
- 米中貿易戦でトランプには振り回されるし、JNJは言うほど騰ってないじゃん。
- 全世界ではなく先進国インデックスファンドに投資する理由。
- タバコ株に安定性はあるか?同じリスクまみれならハイテク株でしょ!
- ぽすとが持っている資格を公開します。
- 貧乏人は低リスクに抑えるべきか、高リターンを狙うべきか。
- 台風直撃してます。やばいっす
- 実はApple製品あんま好きじゃないんですよね。なぜ日本人には人気なんだ。
- なぜこんな攻撃的な投資ができるかって言えば、そら甘やかされてきたからです。
- ブログ収入ないって嘆いてる人はそもそも毎日ちゃんと更新してんの?
- やっぱインデックス投資がサイキョってみんな思ってるのサ。じゃなんでやらんの?
- 和製バフェット将軍から30万円分のプレゼント貰いました!うおおおおおお!!
- セミリタイアのためだけに資産形成しているので、収入の最大化より資産の最大化を目指す
- いやしかし、ほんとにインデックス投資って1年半やっても短期だと増えないねw
- 2019年09月末 資産公開
- 消費税増税でもクレカなら還元される!けど、なんでVISA下がってるんですか…。
- 雑記。(お盆休みは)ないです。
- はぇ^~今日から増税ですねえ。セミリタイアが遠のくか?
-
▼
10月
(31)
0 件のコメント:
コメントを投稿
【諸注意】誹謗中傷およびスパム・荒らしコメントのIPログは適宜記録され、必要に応じてブログ運営者によって規制/プロバイダに通報されます。