こんばんは。
ぽすとさんの主張は概ね理解できるのですが、
ひとつだけ引っかかるところがあるんですよね。
なんで先進国限定なんだろうと。
究極のリスク排除なら全世界じゃないですかね。
という事で、10年ぐらい新興国だけ爆上げの展開こい!!!
そして新興国に目移りしたところで新興国ショックこい!!
(※)
貧乏人は低リスクに抑えるべきか、高リターンを狙うべきか。
https://mailbox009.blogspot.com/2019/10/blog-post_13.html?showComment=1570962422010#c4777486080458552986
先日あんちの方から、
「なぜ全世界じゃなく先進国ファンド投資なのか?」
という意見をいただきました。
もっともなご意見です。
どこぞのパチカスクソうさぎ(30代男性:仮名)も言っていましたが、
インデックス投資として最上で最高の選択は、
ほぼ間違いなくVT(全世界)インデックス投資と言えましょう。
(※参照:つみたてうさぎの棲家)
https://d-guidepost.com/2019/09/16/インデックス投資とはなんなのか??/
つみたてバニーサさんが言う通り、
原理主義的に言えばインデックス投資といえば全世界。
分散投資として最上であり、
リターンとしても先進国よりほんのちょっと下かってぐらいです。
(抜き出す年によっては全世界ファンドの方が高いときもあります。)
それでも先進国ファンドを選んだ理由としては、
今までの記事でもちょくちょく書いてきたんですが、
丁度いい機会なのでまた振り返ってまとめてみます。
(まあ正直どっちでもたいして変わらな…)
①先進国インデックスファンドの方が純資産額が高い(人気だ)から。
これはもう単純な理由です。
インデックス投資といえば、実質指数への付和雷同投資。
市場指数の平均値に投資する手法ですから、
人気の指数に飛びつくのも特別理に外れた理屈でもないでしょう。
ちょっと前に500億を突破したばかりのSlim先進国株式ですが、
今や純資産額は595億となっており、600億もすぐ超えることでしょう。
対してSlim全世界(除く日本)は88億。
Slim全世界株式(オール・カントリー)は75億です。
なお楽天全世界は270億。
特に楽天全世界とは7ヶ月弱くらい設定日に違いがありますが、
それでも2倍近く純資産額の集まりに違いがあります。
そう考えても、やはり先進国株式が人気だと言えるでしょう。
(ちなみにニッセイ外国株式は約1330億円です)
まあ純資産額が概ね50億とかいっていれば、
途中償還リスクとかもそれほどないらしいですけれど、
多きに越したことはないでしょう。これも理由の一つですね。
②そも投資を始めたばかりのとき、あまり良い全世界ファンドがなかった。
私が投資を始めたのって2017年の末から2018のはじめぐらいだったので、
そのあたりってほんと全世界株式全然出てないのと人気がないので、
あまり選択肢として上がらなかったってのもあります。
楽天全世界はちょうどその2ヶ月くらい前にありましたけれど、
Slim系列の全世界シリーズがで始めたのは2018年半ばからだったので、
やはり機会に恵まれていなかったってのもありますね。
その楽天全世界株式も、2018年時点では、
乖離率が大きかったり、信託報酬が大きかったりなど、
あまり良い噂も当時は聞かなかったため選択肢にあがりませんでした。
今あらためて買うとなるとめんどくさいですからね。
わざわざ先進国にここまで積み立てておいて、
今更新たに乗り換えたり買うファンドを増やす気にはなれないのも理由の一つ。
③信託報酬が高かったから
Slimシリーズも、Slim先進国とSlim新興国、SlimTOPIXのバラ買いのほうが
Slim全世界(日本除く)より信託報酬が安かったんですよね。
ちょっと前までは。
今はSlim全世界のほうが0.0041%ほど安いとかたわら男爵さんが言ってましたね。
(参照:)
スリム全世界株が値下げしても、やっぱりスリム先進国株
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1456.html
というわけでこの理由はなくなりました。
再度いいますが、今までは全世界のほうが高かったんですよね。
だから自作したほうがいいって話だったんで、
そのときにSlim先進国と新興国を買って、今もそのままって感じです。
これでも全世界投資と似たようなもんですし。
④米国から別の先進国への経済シフトはともかく、
先進国から新興国への経済シフトは考えられないから。
そもそも私のインデックス投資の理屈として、
米国の衰退はほぼありえないと見ているものの、
米国から他の先進国にゆるやかに経済の主導がシフトする可能性は
万が一にはあるかも知れないと考えています。
(あくまで万が一で、今後も米国一強の可能性が高いとも思っています)
ただし、先進国から新興国にシフトするような状況になるとは思っていません。
そのような状況に至っては、もはや経済的に大きな転換期にあると思いますし、
いずれにせよ緩やかにシフトするでしょうから、
その時はその時として、Slim新興国を買い増しするだけです。
流石に今買うのは逆張りにすぎると思いますしね。
また、どのようなくくりで「先進国」や「新興国」とされているのか、
実はここも大体の人がよくわかっていないのです。
私も、いくら探してもわかりませんでした。
ただひとまず、「新興国」のまま世界経済の主になることはないと見ています。
アルゼンチンのときのように、衰退したら先進国から新興国扱いされるのと同様に、
新興国の中国が本当の意味で先進国の仲間入りを果たしたとき、
MCSIの先進国指数に適切な割合で組み入れられ、
逆に不適とみなされたもと先進国は新興国指数に入れられると予想しています。
ダウ30の銘柄入れ替えみたいなもんですね。
そういう意味では、全世界の中でも常に不良債権からは手を引くことができ、
全世界で経済的に上位である上澄みの利益だけを得られる…。
先進国インデックス投資ではそのように考える事ができると思います。
(そもそももうここまで米国によって既得権益に染まりきった
世界経済が、はたして新興国側に逆転することはあるのか?
ということも疑問だ。)
⑤新興国への投資が分散投資以上にリスクになる可能性もあるから
分散投資がリスクを低減するというのは、
どちらかというとボラティリティを抑えるという意味です。
個別株投資で言えば、その銘柄単体がクソ株化することはありますが、
米国や先進国投資レベルになると、もはや十分すぎるほど分散投資されており、
かえってこれ以上増やしたところで分散投資になるか怪しくなります。
特に新興国に至っては、政治的なリスクも先進国のそれより大きいです。
今の韓国や中国見てりゃわかりますよね。
まあ言うて先進国であるイギリスも今EU離脱でわちゃわちゃしてますけど。
言うなれば分散投資も過ぎては余計なお荷物を抱えるキケン性もあるってことで、
そのリスク度が特に新興国では高いということから、
やはりリスク的に本当に全世界>先進国投資なのか?と言われると
絶対的にそうだとは言えないわけです。
⑥もうNISAで買っちゃったから
まあもう本音を言うとこれですよね。
色々書いてみましたが、やはり混乱するばかりですね。
先進国といえど6割以上が米国ですし、全世界投資でもそうです。
つまりはほとんど米国だよりってことですよ。
仮に米国が急速に衰退したらそれこそ世界経済がヤバイですし、
米国が緩やかに衰退したときは、おそらくはまた別の先進国か、
あるいは先進国化した新興国が世界を緩やかに牛耳ることでしょう。
そう考えると、米国単一への投資はやはり避けるべきであり、
先進国あるいは全世界への投資が良いとするのが私の持論です。
私はその中でも、色々な理由があって先進国に投資しています。
まあ結局は好みってことやね。
別にどっちでもいいですよ。現状、対して変わらんから。
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