儲けてないやつは額で言う、資産がない奴は率で言う

「私の投資先は年利43％です！」
って言うと、貯金が0.00…％以下の年利の昨今では、
なんかすごそうに見えます。
（実際すごいです）


ただし、
「私の投資先は年利4万円です！」
って言うと、死ぬほどしょぼいです。


「10万円投資して14万円になりました！」
って言うと、もっともっとしょぼいです。


これが利率と利益額のマジックですね…。


いくらリターンが高くても少額では利益も少額、
いくらリターンが低くても大金なら利益も大金です。


つまりアフィリエイトで人を釣りたい人にとっては、
利益額で劣る時は利率でものを語り、
利率で劣る時は利益額でものを語れば、
簡単に人を騙せます。


面白いですよ、他にも
億持ちのインデックス投資など、
他の銘柄を批判する時は利率でディスるのに、
自分の保有資産の増加は額でアピールするんですよ。


ちなみに私は、多分それほど意識はしてませんが、
利率と利益額を両方とも言ってるはずです。


むしろ好調すぎる額で見ずに、率で見て、
あぁ～QQQより低いわって残念がってた記憶です。
だいたいいつも。


これは別に読者さんのためとかじゃなくて、
単純に片方だけの記載は私が気持ち悪いからです。


まず騙してもわいには何の利益にもならんし。
うち口座開設リンクゼロなんで。


それに、備忘録としてもこのブログを書いてるのに
自分からブログ内をバイアスにまみれさせて
その価値を捨てるようなことしたくありません。
（無意識にバイアスかかるならまだしも）


また自分自身にも戒めたい部分がありますからね。
今大きく儲かっても、浮かれる事なくしたい。
逆に少額で損しても、狼狽することなくしたい。


特に私にとって
「生涯稼ぐ資産から見て今の資産は矮小」
「つまりレバレッジ賭けることが合理的」
「また多少損してもささいな損失である」
って考えなので、自分自身を
浮かれた利率や額で騙す利点がない。


…そういえばこれって、なんだっけ、
現代ポートフォリオ理論？だか
なんだか言うんでしたっけ、今の資産は、
生涯終始に比べたら大したことないよ的なのって。


投資本は何一つ読んだことないですけど、ぽすとは
いつのまにか自分でこの理屈を見つけてたんだね。


おそらく誰かのブログで得たのかもしれんが、
多分素で考えたんじゃねえかな、
複利計算でリタイアのことしか見てなかったから。


ただし、リタイア後で重要なのは結局の所
リタイアのために必要な大きな利率とその複利、
そして最終的にはそれによって得られる額次第。


結局の所どちらが欠けてもだめですが、
労働収支は決まった額でしか得られないために
リスク許容度がまず人によって定まっているのと。


人が苦痛を感じるのは主に率ではなく額ですから、
やはり額を注視して見るのが良いでしょうね。


私はこれまで通り
「額では良いけど率ではだめだな」
「率では良いけど額ではだめだな」
と、なんとかバイアスを
欠いた記事にしていきたいですね。