2018年5月25日金曜日

インデックス投資は流行らない

インデックス投資信託が流行らない理由


今現在、インデックス投資を始めているブロガーさんの中で、
時折「もともとは普通に個別株投資をしていた」
「けれど大失敗してしまい、インデックス投資に行き着いた」
という方がいらっしゃいます。


で、私の記憶なのでソースは無いんですけど、
いつも毎回その話のオチには、
「でも、あのまま個別株を持っていたら今はプラスになっていた…」
と書かれている事が多いですね。


やっぱり損切りってするもんじゃないんじゃないですかね?


ネットでは、どの人も、値が確実に戻る保証がないんだから、
損切りする勇気が必要なんだよなあ、とか言ってますけど、
大体個別株投資で失敗した体験談を語る人は、最終的に
今はプラスになっていて悔しい!とか言ってるじゃないですか。


プラスに戻るまでずっと持っていたらいいじゃん、って
簡単な話ですよね。
ま、多分当事者になってみたら色々きついものがあると思いますし、
結局の所、結果論になってしまうわけですけれど…。


フフ、まあインデックス投資ならそんなん関係無いんですけどね!!


だって国際分散投資なら、長期保有しておけば
ほぼ確実にプラスになるんですから!!


ええ、もし数十年経っても戻らない場合は、インデックス投資に限らず、
そも世界経済は間違いなく破綻しているので…。


リーマン・ショックからたった2,3年で「世界経済の」株価はもとに戻りましたからね。
そのとき倒産した「個別銘柄は」数知れないとしても…。


とまあ、これだけいいとこ取りしまくるインデックス投資信託ですが、
やはり壊滅的なまでに知名度がありません。


どっかの米国株ブロガーさんが米国株個別株投資についての
ノウハウ(?)本を出して大売上を上げている中でも、
インデックス投資なんてものぁ全然知名度が上がりません、上がりませんとも!!


こと思うに、インデックス投資信託の知名度がない理由は
大体下記の通りだと思っています。


①そもそも日本人の殆どは投資という発想に至らない
②せっかく投資を知っても、個別株に目がいってしまい、投信を知ることもない
 (そして個別株で失敗し、もう投資なんてしない、と槇原のごとく言い去ってゆく…)
③銀行や証券で、割高な投信を宣伝されて、投信自体に不信感がある
④個別株投資よりも、概要を理解するのが難しい
⑤投信をやっている人は、そもそも宣伝しない


以下、理由の解説です。


まあ①の「そもそも日本人の殆どは投資という発想に至らない」という部分は、
投信に限らず、投資全般に言えることです。


私の親でさえ、株や投資はギャンブルだと一刀両断です。
日本人は非常にこの意識が強い。


理由はいろいろ考えられますけれど、一番は
バブルが崩壊したときのマイナスイメージが強いからなんでしょうね。
別に、殆どの人はバブルの時に投資していたわけでもないのに…。


ここでだいぶ大勢の人がふるいにかけられてしまいますが、
それでも儲けたいと考える人が、②の
「投資を知っても、個別株に流れてしまう」ことになります。


これでも昔よりは、労働時間等による企業への不信感や、
年金や社会保障の関係からくる老後の不安から、
若い人たちも投資に関して興味を持ち始めてきてはいます。


ですが、いざ投資をするといった時に候補に上がるのは、
株・FX・不動産ばかり!!!


投信なんて歯牙にもかけられません。
いや、待て。そもそも知る機会がない!


むしろどうやって知るのか…。
テレビや新聞などからは一切得られませんからね、投信の情報なんて…。
(ひふみプラスぐらいか…)


むしろ、成長性が見込めないような日本株なんかよりも、
米国株投資本が売れるぐらいには米国株に興味が向かい始めたというだけで、
よくやったと褒めてやりたいぐらいです。


日本人の投資リテラシーが、幼稚園児から、
小学生に成長したぐらいの僥倖ですよ!


とまあ、しかしながら、
やっぱり日本株、米国株という個別株投資の枠組みからは決して出られない。


冒頭に書いたように、個別株で大きな失敗をした人が
ようやく行き着くユートピア並の扱いをサれているのが、
現在の投資信託というわけです。


だって投資信託なんて、知りようがないから!
だれも教えてくれない、どのサイトにも載ってないからー!!


ん、いや待って下さい。
教えてくれる人はいます。③で、
「銀行や証券で、割高な投信を宣伝される」とか書いてあるじゃないですか。


いやあこれが曲者なんですよ。
こんな投信は全然儲かるわけないんです。


だって、奴らが進めてくる投信は高コスト、購入手数料あり、
解約手数料あり、構成銘柄が意味不明な新興企業ばかり。


顧客が儲けるためのファンドではなくて、
販売会社や銀行自体が儲かるために勧めてくるんですからね。


いやもうほんと馬鹿げています。
金融庁がお怒りになるぐらい酷いファンドばかり勧めてきます。
金融会社として恥ずかしくないんですかね?


私は勧められたことはありませんが、
どのサイトを見ても、親戚の話を聞いても、
ロクなファンドではないことがわかります。


こういうクソみたいなファンドで
顧客をクイモノにしようとする人達がいるせいで、
「投資は悪」だの、「投資信託はぼったくり」だの、
めちゃくちゃなイメージがついてしまうのです。


はっきり言って、市場にとって悪影響しか及ぼさないですね。
巡り巡って、市場に参入する人が減り、経済が停滞し、
実質的に自分たちの損になるっていうことが考えられないんですかね?


…考えられないんでしょうねえ…。
短期的な利益でその場をしのごうっていう考え、
そんなんだから銀行は今悪化していっているんですよね。うん、バカ!


④では、「投信の概要を理解するのが難しい」と書きました。


まあ私は個別株よりは難しくないと思っているんですけれど、
どんな商品があって、どんなリスクがあって、
どういう儲かり方をするのか、という話は一から勉強しないとついていけません。


投資リテラシーのない日本人でも、
株式投資における売買利益と、配当金についてはご存知だと思います。


そのため、株式投資においては、
企業が儲かった時の恩恵にあずかることができる、という
ことだけを知っていれば、「とっかかりのための勉強」は
する必要がないんですね。


もちろん、ジッサイに儲けるためには、
企業分析や経済調査にかなり時間を割く必要がありますが…。


投信は、それとは違って、
「まずそもそも投信って何?」というところから始めなくてはなりません。


説明としては簡単なのですが…。
言うまでもなく「他人に大金を渡して運用してもらう」などという話は、
やはり胡散臭いと感じなくもありません…。


自分の意思決定でプラスにもマイナスにも転じうる
株式投資の方が、含み損になった時、まだ納得がいきやすいでしょう。


そういった意味でも、やはり投信はビミョーにハードルが高いと
言えなくもありません…。


勉強している方なら、こんなにも簡単な金融商品はないと
おわかりかと思いますが…。


最後に⑤ですが、「投信をやっている人はそもそも宣伝をしない」
コレも大きいです。


私や他のインデックスブロガーのように、
こんな適当にほったらかしておけば勝手に利益を産んでくれるような
アホみたいな商品を、アホみたいに宣伝するアホは珍しいです。


株式投資なんかは奥が深くて、
その性質上、ずっと勉強し続ける必要があるし、
情報を欲しがる人も後が絶えませんが…。


インデックス投資なんて、もう答えが出きっているようなもんですからね。
ある程度勉強したら、もはやそれ以上は蛇足か趣味の領域なんです。


一応、去年末から今年の今頃にかけては、
ようやく日本にも低コストなインデックス投資が台頭してきて、
目まぐるしく商品が乱立し、また金融庁もつみたてNISAなど本腰を入れてきたために、
私達もその流れに追いつくように勉強し続ける必要がありました。
いわば、インデックス投資信託の揺籃期だったんですね。


しかし、もともとアメリカなどではETFはごく身近な存在でした。
インデックス投資の運用方針は形成された当初以来、
市場の指数に連動するという絶対的な命題からずれたことはありません。


つまり、投資商品として、既に完成形なんです。


くわえて、長期投資が前提になるため、
短期的な価格変動は重視されるものではありません。


私達ができることは、税制やコスト、世界経済が「大幅に変わった時に」
少しだけ勉強し直したり、手をくわえたりといったことだけすれば良い。
逆に言えば、それ以上はしないほうが良いものなんですね。


蜂が一生懸命巣を作っているのを、
人間が下手に手をくわえたら、余計に邪魔になります。


手助けするのは、大洪水や台風の時に風よけでも
作ってやるぐらいでいいんです。


そういった意味でも、インデックス投資をやっている人は、
特にインデックス投資に関して何か言う必要もなく、
何か考える必要もないんですね。


ま、そもそも、インデックス投資をやるような人は、
私含め対して市場や経済に詳しくなかったり…。
…投資家として名乗ることさえ恥ずかしい、なんて人もいるぐらいですから。


めちゃくちゃ長話してしまいましたが、
少なくとも、NISA制度や低コストインデックス投資の台頭、
米国株投資が流行りだしていることなど、
少しずつ日本人の金融リテラシが高まってきていることは、
やはり喜ばしいことであります。


なにせ、日本はこのままだとヤヴァイですからね。
社会保障面でも、経済面でも、
企業の成長面でも、人口面でもものすごいヤバイ。


願わくば、投資初心者の方々が市場に参入する際、
大損しかねない個別株投資より、
インデックス投資信託が、もっと選択肢として広まれば良いのですが…。


…国やマスコミ、銀行には期待できませんね。


というと、やっぱり投資信託は個々人がSNSなどで広めてゆくしか無いのです…。


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