2020年7月17日金曜日

生活防衛資金とはなんや。それは複利を犠牲にしてでもか。

ネットでざっと調べると、「生活防衛資金」は、
失業・死亡・病気・災害などによる
収入の減少・停止に備える「資金」のことらしい。


どこまで見ておくのが適切なんですかね?


人によるとは思うんですが、
ぽすとは実家暮らしで疾病もない、ごく一般的な20代。


生活防衛資金がいるかどうかすらわからんが、
10万円あれば十分やろって思ってます。


なんなら事故っても高額医療費制度がありますから、
8万円程度見ておけば平気です。
労災もあるからな。


私は死んだらまあそれはそれまでだし、
親が死んだら死んだで、単に今後の生活費ぶん、
私の月の支出額が増えるだけですね。


災害はようわからんけど、
10万円規模でどうにかならん災害って、
100万くらい見積もってもキツうないか?


親類の借金?トラブル?
それはまあぶっちゃけそいつがなんとかしてほしい。


というかそれも、出せるぶんは出すかもしれんが、
10万円規模でどうにかならんならやっぱりキツないか?


たまに、「お前家を追い出されたらどうするの?」
とかコメント来たりするけど、唐突に家を追い出される
シチュエーションが想像できません。
これを言った人の家庭環境が心配です。


まあ、生活防衛資金を高めれば高めるほど、
機会損失によりリターンは毀損されます。


私がもし10万円を100万円に生活防衛資金にしていたら、
TECLを底で買うことはできへんかったでしょう。


また、生活防衛資金として持っておくと、
それをそのまま持っておくよりかは、
投資に回しておいて、必要なときに売るほうが
トータルで得をする「時も」あります


100万円を投資しておいて、120万円になれば、
税引き後に116万円になるため、
実質的に必要になったときに売却すれば、
トータルで見たときに生活防衛資金は116万円になります。


もちろん、上がる前提の考えじゃないか、
売るときに下がってたらどうする、
と指摘することも可能です。


ただ、期待値が7%以上前提の
インデックス投資である場合は大概プラスが見込めるし、
それが長期であればあるほど、
機会損失になる可能性が高くなります。


コロナショックはとんでもない下落でしたが、
ダウで言えば2016年11月末と底は同じ株価だったので、
ようはコロナで慌てて株を売却して生活防衛資金にあてても、
3年半前から生活防衛資金にせず投資していたときと同じだったわけ。


利益が出てないなら、なんなら
売買手数料と信託報酬しかかからんしね。
むしろ、得していたかもしれない。


ま、個別株投資やレバレッジ投資なら、
そのコロナ並の暴落率が起きて元本割れしたり、
普通に倒産や償還があったりするわけで、
確かにその必要性があるわけですが…。


計算できる人は、
生活防衛資金のままプールしておく機会損失と、
投資先の期待リターン(プラスになっている期間)も
総合的に考えて、比率を決めると良いかも知れません。


私はしませんけどね。
インデックス投資ならかならず勝つし。



基本、米国指数などの長期的に
安定して右肩上がりの相場なら、
リスク資産であろうとそんなに生活防衛資金は
いらないと私は考えています。


コア戦略をインデックス投資でやっている人は、
よっぽど短期かつ連続的に支出が多くない限りは、
少なくとも生活防衛資金は大していりませんね。


ということで、私は10万円だけ
生活防衛資金に当ててれば十分です。


本音を言えばその10万円もぶち込みたいところですが、
(実際ここ2年半はぶち込んでも問題なかったわけだが)
定期代が買えなくなる可能性があるかもしれんで、
流石にそこまでストイックにやる意味もないですからね。


実際、現時点で私の投資先である
Slim先進国は5%ほどプラスリターンです。


極論を言ってしまえば、つまり、
500万円ぶん生活防衛資金に回している
一般的な貯蓄労働者より、得しているし、
間違っていなかったわけですね。


私の生活防衛資金にケチをつけたいのなら、
10万円以上のライフイベントを
まず具体的に指摘していただきたい。


もちろん、不特定多数の20代実家暮らしの
労働者に頻発するレベルの唐突な必要出費として、
確率と理論的に正しく納得のできる理由でね。


というか、なんなら投資する前に、
その原因をさっさと損切りか改善して
生活の基盤を整えた方が良いと思うんですけど(名推理)


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10 件のコメント:

  1. くっころ7月 17, 2020

    最近、ぽすとさんの記事本文の文字数より、コメント欄の文字数の方が多い時が・・。
    コメントが30件付くのもすごいけど、全部に返信されるのもすごいなと思ってみてます。

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    返信
    1. 昨日、34件も来てて流石に草生えました。
      すごい縦長な記事になってましたね…。

      コメントをいただけるのはとてもありがたいですね。
      非常に嬉しいです。
      ですのでこちらもきっちりと返すのが礼儀ってものなんでしょう。

      削除
  2. リスクの考え方は人それぞれなんで現金ポジについては言うことないですが、こどおじ前提で投資するなら定期的に実家の登記簿は確認しておいた方が良いんじゃないですかね?

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    返信
    1. 実家暮らし前提で投資しているというよりかは、今が実家暮らしだからそれ相応の預金でできるというわけですね。
      環境が変わったら多分また変えます。

      …実家の登記簿ってそんな普通に確認するもんなんですか?w
      まあ今んとこ問題なさそうなので大丈夫です。

      削除
  3. 概ね私も同じ考えですが生活防衛費は常に200万円用意しています。
    とは言え専ら使うのは危機的な状況などではなく家電製品の故障であったり車の修理費や買い換えなどの大きな出費に充てる資金として使ってます。
    あとは家の修繕費とか。

    これは大きな出費の度に株式を売却するのを避けるためだけで私の場合は投資を安定的に続ける為の資金という意味合いが殆どです。
    特に大暴落時に取り崩すハメになったりしたら複利以上に資産を棄損しかねないですから。

    ただぽすとさんの言うとおり若くて独身で家庭が無かったり持ち家でなかったりするならば資産を日本円で持つ意味はかなり薄いと思います。
    特に20歳代の100万円は複利的な観点で見れば非常に価値が高いですからね

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    1. それは生活防衛資金と言うよりかは、単純にライフイベントでの支出が多いゆえのキャッシュポジションですね。
      御家族がいらっしゃる方だと生活防衛資金も現金も多めにしておくのが定石でしょうから。

      個人的に、生活防衛資金と支出用資金は分けて考えておいた方がよろしいと思います。
      生活防衛資金は記事冒頭にあるとおり事故などの時の一時金のために用意しておくお金ですから。
      まあ、私も混同していますが、高額医療費制度などのボーダーは割らないようにしているので、よほどでないなら大丈夫でしょう。

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  4. はじめまして、TECL列車に乗り遅れたごりみょんと申します。TECLはどこまでもいくよ、ゴリラを乗せずに。

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    1. 昨日も下がりました(T_T)
      今だと買うのも確かに憚られますよね、まさか私も暴落前はここまで下がるとか思ってなかったですから。
      短期投資なら買うべきではなく、長期投資なら買うのも一考の余地があるかもしれません。

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  5. 1億円ほど株式で2500万円ほど現金で持っています
    2年以内のリタイアを考えていて、10年分の生活費を現金にしてるイメージですが、投資効率的には悪手なんですよね

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    返信
    1. 1億あるならそれでも良いと思います。

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