2020年7月15日水曜日

レバレッジ投資家「今の時期は仕方ありません」「長期で見れば」

レバレッジ投資って、その性質上、
ボラティリティがあまりに激しいので、
暴騰時期と暴落時期で評価が
おぞましいほどに変わります。


基本的に、批判的な人は暴落時期とコスト、
減価、そして回復率にだけ言及します。


逆に、肯定的な人は暴騰時期と低金利、
増価、そして回復力に言及しがちですね。


以前までは「レバレッジは絶対反対」勢が多く、
減価にばかり目が行く人が多かったのですが、
さすがに増価(上昇期間が続くと3倍以上リターン)
という概念に気づく人が増えてきました。


…増えてきたか?
いや増えてないかもしれへんな。


多分増えてないと思う。
レバレッジ否定する人って、
減価もあるんだって思った時点で思考停止するし。


とまあ、その前提についてはもう言及しません。


それがわかんなくてレバレッジを否定する人は、
まずレバレッジのメリットとデメリットを
比較するレベルまで到達できてませんからね。
(ゆう氏とかokometubu氏のブログを読もう)


最初の比較も平等に見えますが、実際は公平であり、
「信託報酬コスト=3倍ぶん貸付の金利」でないこと、
「暴落期間の長さ=暴騰期間の長さ」でないこと、
「最高値の回復率=最低値の回復率」じゃないことが重要です。
(あとは、下落の恐怖=上昇の喜びでないこと)


これ、ここ、この概念の比較!
これがまさにレバレッジの損益分岐点になると思います。


いわばこれらの比較要素さえちゃんと分析できれば、
レバレッジ投資が投資に値するかどうかがわかるはず。


まず一点目、信託報酬コストの高さですが、
単なるETFの3倍でないことは確かにアレですが、
言うまでもなく実際にお金借りるよりは俄然安いです。


そもそも信用取引などとは違って、
その辺りは運用会社が全部なんとかしてくれた上で、
信託報酬1%程度に収まっているのですから、
かなり良心的な方です。


普通のアクティブファンドとは全く異なるため、
これを「ロボアド並のクソぼったくり」
などと揶揄する人は、実際の金利について
まったく考慮してないということになります。


2点目、暴落期間と暴騰期間の長さですが、
米国ETFである以上、右肩上がりに期待できる指数が多く、
暴落期間は比較的少なめであると考えれば、
比較的メリットのほうが大きいといえます。


これもクソ指数に投資しなければ大丈夫です(暴論)


実際、オイルだののキャピタルに期待しない
ようわからんオールド銘柄でもなければ、
大概右肩上がりで、対象指数にアウトパフォームしがち。


つまり、減価よりも増価を得られる
期間が長い…という、期待値は高い。


むろん、可能性の話でしかない。
確実な話じゃないんだからこそ投資するんですよ。


世界恐慌、長期停滞?
それは多分現物指数でも危ういですからね。


普通、現物投資でも右肩上がりで
回復が見込めない指数には投資しないでしょ、
つまりそういうことです。


まあ、つまりレバレッジETFは、
順張り投資にのみ向いている商品なんですね。


投資先が順張りのほうが良い、
短期でも長期でも勝ちやすいってだけで、
実際に投資する場合は逆張りのほうが効率的に
高リターンになりやすいところが面白いところ。


3点目、下落した時の回復率と回復力については、
忘れがちですが、実はかなり大きい部分です。


今回の暴落でこぞって多くの人らが、
一斉にレバレッジETFを叩き始めた際、
減価を含めて回復力の低さを槍玉に挙げていました。


おいおい、インデックス投資家も言ってんな。


君等、普段からインデックス投資が叩かれるたび、
「長期で見れば」「今の時期は仕方ありません」
的な、バフェット太郎イズム言ってんじゃん!


なんでインデックス投資を3倍にした
レバレッジについては都合よく
それを適用しないんでしょうか?
(インデックス投資家が批判できる余地はコストくらいかな)


実際最高値から見た回復率が遅く、
回復に時間がかかるのは事実なんですが、
これはチャートを錯覚するのに近く、
「それ以前の上昇率が高すぎる」という理由もあります。


そりゃ直前までめちゃくちゃ上昇してたら、
回復まで時間がかかるのはしゃーない。
減価ブーストもあるしね。
(それを言うと暴落直前までの増価ブーストもあるが)


ていうか、最高値からみた回復率は低いですが、
以前の記事で書いたように、底からの回復率は、
実は死ぬほど高かったりします。


XLKは50%、TECLは198%…。
奇しくも、暴落で証明されてしまいました。
(っていうか上昇率3倍超えてて草)


つまり、底から買いましていけば、
なんならボラティリティの荒さと、
さらには減価ブーストと増価ブーストの差額分、
異常なまでのアウトパフォームと
高リターンを叩き出すことも可能です。


ドルコスト、底への一括投資、現金リバランス、
そういった投資手法を有効に活用すれば、
レバレッジ投資は非常に有効なキャピタル投資と言えるでしょう。


もちろん、強制償還と倍率変更がない前提ね。


でも強制償還と倍率変更は、コロナショックでも
そうそう起こらない(不人気指数にはある)
ことが証明されてしまったので、
やっぱり世界恐慌レベルが起きなければ大丈夫でしょう。


ありがとうコロナショック…。
君のおかげで非常にメリットが盤石になりました。


…いや、まあ、ここまで色々言ってきたけど、
そもそも結果は出てるんですけどね。


コロナ前の急激な暴騰と暴落の落差は酷かったですが、
それ以外は大体の部分で買っても大体プラス。


レバレッジ投資である以上は
単なるアウトパフォームではなく、
対象指数の3倍以上のリターンでないと
理屈上はやる意味はないのですが…。


例えばTECLなんかは、
対象指数のXLKと比較すると…。


コロナショックを含めて計算した場合は、
2016年1月から今までの4年半で、
ようやくTECLはXLKの3倍のリターン。


そうでない場合は2018年9月からコロナ暴落直前までの
2020年2月までの1年半で、ようやく3倍のリターン。


グーグルで調べたから多分信託報酬ぶん
レバレッジのリターンは劣化しますが、
多分大体こんな感じでしょう。
(グーグルってあれ多分信託報酬無視してるよね?)


なんなら3倍じゃなくとも
アウトパフォームだけが目標なら、
もっと短くてよく、簡単です。


ただ買って放置してガチホするだけでも、
これぐらいの期間ガチホ、長期投資すれば、
レバレッジETFの投資の有効性は証明できました。


短期投資でしか使えない投資じゃないんだぜ。
いや5年以下だから長期投資っぽくないけど、
レバレッジは5年ガチホの時点で長期投資だろ。


単にガチホするだけでこれなので、
さらに暴落時強気に買い増しできれば、
格段のリターンを叩き出すことが可能です。
(逆に言うと、上昇相場で買い漁っても効率が悪い)


理論上、ここまでロジカルに考えれば
普通にレバレッジETFはへの投資は
右肩上がりの相場では有利だと期待できます。


その上、実際に暴落を経験した上、
株価でも証明されています。


弱点はあるが、欠点はない。
これがレバレッジETFだ!!


もちろん、これは暴落でもガチホできて、
なんならそんな中でも強気で買い向かうことができる
投資家レベルになってはじめて言える話。



そのレベルに達せられていない投資家たちにとっては、
一部のデメリットだけことさらに掲げて
「机上の空論でしょ」「レバはダメ!」
などと酸っぱい葡萄理論を言ってしまうのも仕方ないのかもしれませんね。


…まあ、ここまでレバレッジETFを
勧めないまでも評価しておきながら、
「投資は自己責任」だとか言って
無責任に逃げる気はしませんが、
やるならやるでここまで理屈を詰めてやると良いでしょう。


まあ、ぽすとは馬鹿だから信用ならないんだけどねw
半信半疑で見てください。
私はよう煽られるとおり、投資歴たった2年半の素人ですしね。


あくまでこの馬鹿がそれなりの理論武装して
やってるだけのを眺めるのがこのブログなので、
本当の安心が欲しい人は、もっとしっかり分析してる
投資ブログを見るといいでしょう。


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10 件のコメント:

  1. ITバブル崩壊クラスが今後数十年以内に来なけりゃたぶん勝ち抜け出来るのがTQQQやTECL
    でも乖離がちょっと気になるのともしかしたらレバ規制という最強の刺客が襲いかかって来るかもしれないのがちょっと辛い

    TQQQが国内証券の特定口座で簡単に買えればバブル以外の要素はかなり払拭されるんだけどね

    返信削除
    返信
    1. 暴落がどれくらいなのかにもよりますが、よほど頻発しない限りは右肩上がり指数ならきっとプラスが見込めますね。
      そこの塩梅をしっかり分析しておくと良いと思います。
      私はあんましてない気がするけど。

      TQQQはほんと買えないのがもったいないですよね。
      買いたいですが、まあ今実装されても少ししか買わないだろうなあ

      削除
  2. うおおおおおお!!!ぽすとちゃん盲信してTECL100%うおおおおおお!!!

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    返信
    1. だから全レバはやめロッテ!!

      削除
  3. われひと7月 15, 2020

    あぁ^~償還の音^~にならない限りハイテクレバレッジが勝ち続けるってはっきりわかんだね。

    ただ、レンジ相場の場合は一旦取引止めてもいいのかなって個人的には思います。

    まぁ、一時の暴落でどうせ騰がるから経費率気にならなければ握っていても
    大して変わらない気がする(計算をサボる人間の屑)

    レバレッジを頭ごなしに否定するのは掛け算が出来ない「ょうじょ先輩」の可能性が
    微粒子レベルで存在している・・・?

    返信削除
    返信
    1. レンジ相場の減価ってやたら言われますけど、長期的なレンジ相場ってあんまり見たことない気がします。
      セクターごとだとそのリスクが少し高まりますが、せいぜい短期的なものくらいかなと。
      超長期に停滞してレンジ相場になったら流石に考えた方がいいかもしれませんが…。

      レバレッジ全否定はまだできて短い以上、新しいものはとかく疑わしいと思ってしまう人が多いのかもしれませんね。
      ただ少しだけ勉強した範囲では、それほどリスクだけに偏っているようには見えず、やっぱりリターンよりもリスクだけ注視してしまう人も多いということでしょう。

      削除
  4. レバレッジという単語にだけ反応しちゃう人も多いからなあ……
    もろちん本家のレバレッジは倍率によっては風が吹けば家が飛び借金まみれの危険すぎる代物なので避けるべきではあるけど
    レバレッジETFはその辺のリスクを運用会社が負ってくれるので最悪投資した金額が消し飛ぶだけで安心!!!
    …どっちかというとレバレッジETFの運用会社が吹き飛ぶ可能性の方があるんだけどそれ買ってる人だけの問題じゃねえからなあ、仕組みとして大丈夫なのだろうかこれ
    金融商品はその辺がよく分からんのが怖い

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    返信
    1. 米国株ブログ村でもレバレッジとレバレッジETFを混同して、借金背負うから大変!とか言う投資ブロガーさんいますね。
      (そもそもレバETFを知らない?)
      私に信用やれよとか言ってくる方も多いですが、そういう意味でもやらないですね。

      運用会社のリスクですがまあ、投資信託である以上は仕方ありませんね。
      ただやっぱり恐慌レベルでもなければ、そうそう償還も倒産もない…と思います。
      設定来の暴落何回か受けて、ようやく不人気ETFがなくなったくらいですからね。

      レバETF運用会社固有のリスクは、一番は「倒産したあと運用を引き継ぐ会社がない」ことかもしれませんw
      運用会社がなくなったら償還は濃厚な気はします。

      削除
  5. 私はTECLに加えてCURE入れてるからディフェンシブ!!!
    正直レバレッジの味を覚えてからリスク許容度ガバガバです

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    1. あるあるですね。
      絶対体に良くないと思う

      削除

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