2020年6月14日日曜日

確実性を求めるなら、株式投資なんてするべきじゃない

ゲームや小説の中では違うのかもしれませんが、
現実世界では、「黒か白か」という極端な考え方は、
なかなか現実とぴったり合致はしないものです。


信号機が故障していたのに気づかず、
子供が別の子供に押されて道路に飛び出して、
それを誤って車で轢いてしまったら、
悪いのは誰か?何がいけなかったのか?
確実な正解というのは誰にもわかりません。


まあその場合は、過去の判例や、
道路の状況や、信号機や車の問題など、
色々と総合的に吟味して、最終的には
「柔軟な」決断を下すことになるわけですが…。


これは、株式投資に対しても、
同じようなことが言えます。


株式投資というのは、ただ市場だけで完結しているのではなく、
経済状況、政治状況、なんなら世界的な需要や感染症など、
ありとあらゆる要素によって決まります。


んでもって、たった一個人の、プロでもない、
素人投資家がそれを予測するのはかなり難しい。


自分では様々な要素を考慮できてる!
こんなにいっぱい分析している!
などと言っていても、実際は目に見えてる範囲、
かなり偏った視点の上での、氷山の一角だけ。


そんな少ない情報でいくら賢しらぶって分析しても、
大概が「わかったような気分」になってるだけ。


「株価よりも企業の本質的価値が~」とか言って、
変に逆張り投資するよりかは、普通に強く割高な企業に、
素直に順張り投資するほうが安定して勝てると私は思っています。


そもそもなんで米国企業に投資してるの?
と考えると、それも米国企業がどれも優秀で、
そして割高を常に更新し続けているから。
そんな順張り相場にわざわざ突入しておきながら、
バリュー投資とか逆のことするのはよくわかりません。


とはいえ、米国も今は物凄く調子が良いですが、
過去不調だった期間もあったり、
また未来にもわたって、ずっと好調なままだとは、
確実には言い切きれません。


だから私は先進国投資で全部拾っています。
リターンを毀損してでも、できるだけ確実性の
高い投資をしているわけ。


先進国指数内には、私が軽んじているタバコ株や、
石油株、はたまはた高配当銘柄すら大いに入っています。


「おいおいそんなの、言ってることとやってること、
ちげーじゃねーか!!」

なんて、短慮な指摘をしてくる人もいますが…。
(マジで、米国株ブロガーにすらいた)


タイトルの通り、「確実なことはわかりません」。
私は現時点までを見て、高配当銘柄は微妙だなとか、
そういう言っていますが、あくまで今の意見。
将来にわたってまで、その状況が続くかどうかはわかりません。


うん、たとえば、タバコ株がここから大いに成長して、
全世界の老若男女が、毎日1箱吸うようになるとか。
そんなら超グロース株になって、今のタバコ株ホルダーは報われるでしょう。


まあその場合、やっぱり私が否定している、
株価がヨコヨコで、でも配当率だけは高い、
高配当銘柄じゃなくなるんで主張にムジュンはないだろうけど。


それほど確率が高くないとは思っていても、
確実に、絶対に、そうだとかはわからないわけ。


インデックス投資なら、時価総額加重平均で、
勝手にその「自分が考慮してなかった可能性」を拾ってくれる。
上昇する確率も、その国が資本主義である限りは、それなりに見込める。
だから、確実とはやはり言い切れなくても、
「できるだけ確実で、安全性の高い投資」が実現できるわけ。


まあ、だから、単なる個別株の一つでしかないのに、
高配当が未来永劫ずっと維持されるとか、
インデックスファンドも暴落するんだから
どっち持ってても変わらないでしょとか、
「片方の確実性だけは絶対だと信じている」
「安定と上昇の確度の違いもわからない」

みたいな意見を見ると、どうしても納得ができないんだけどね。



できるだけ確実な配当金がほしいなら、
VOOでも買ってろっての。


「でも、先進国投資だと新興国入ってないよね?」
「でも、ハイテクレバレッジに投資してるよね?
だいぶ偏った投資してない?」
という指摘もいくらか受けますね。


最初に述べたように、順張り投資は
比較的に安定して勝てると考えていますし、
なんなら、今まさにトレンドで強いセクターへの、
レバレッジをかけた集中投資は、ただの個別株集中投資より、
リスクが低い可能性もあるのではないか、と私は考えています。


わからないなら、わからないなりに、
自分の考える最良の、しかし効率的な、
勝てる確率の高い投資をするのが株式投資。


なんならVTですら、「株式投資における銘柄の選定バイアス」の介入は、
極限まで最小限にすることはできていますが、
「米国の一つの会社が運用するETFなら安心だ」ということ、
「株式というリスク資産に投資すれば報われる」ということ、
そういった自分のバイアスは排除しきれておらず、
絶対に確実ではないし、昨日いただいたコメントのように、
「儲かってる時に売れて、損してる時に買える」とは言い切れません。


勝てる可能性は、かなり高いと思っていますけどね。
絶対そうだ、とか言うと文句言われる。
確実に騰がる、とか言うとケチがつく。


だから、「勝てる可能性が高いと」「私は思っています」
なんていう書き方をしているし、内心でもそう思ってるわけ。
物事に絶対なんてないからね。


ま、批判を恐れる無難でつまらん他の投資ブロガーなんかは、
自分は特定のバイアスによった投資手法をしているくせに、
「結局は自分の思うようにするのが一番!」
「投資は自己責任!」
「(自分はしてないけど)インデックス投資を勧めます」
と逃げの理屈を言いますが、あれらは全部綺麗事です。建前。
嘘つけ絶対嘘だゾ。


自分のブログで書いている内容こそが、
普通はかなり勝てる確率が高い投資だと思っているはずですし、
それ以外の投資は多かれ少なかれクソだと思っているに違いないでしょうね。


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