2020年6月13日土曜日

投資額を増やせば、長期投資のリスクを減らすことができる

言うまでもなく、投資額を大きくすればするほど、
基本的にリスクは騰っていきます。


何故か?


投資というのは現金から
また別のアセット資産に種類を
移すということを意味します。


いわゆる現金のままとっておくことは、
投資をしていないということ以上に、
日本円やドルに投資している、ということでもあります。


その上で、日本円やドルは、国が価値を保証し、
大勢の人が信用し、取引に使っているため、
価格が安定しており、ボラティリティも低く、
株式投資より安全だと(言われている)ということです。


(3億あるなら、株式投資しないで
そのまま日本円で過ごしていた方が安全だったりするしね)


当たり前ですが、
米国や日本そのものが消滅し通貨が紙くずになるのと、
投資先の企業そのものが消滅し株式が紙くずになるのでは、
前者の方が確率が低い以上、そりゃ後者に投資する株式投資は、
ただ円やドルなどのキャッシュで持っておくよりは高リスクですよね。


同時に、その国が資本主義として正しく運営されているなら、
その国の企業のほぼ全体に対して投資するインデックス投資は、
その国が強く、健全にインフレし続ける限りは右肩上がりですし、
長期的にみたらリスクは比較的低いほうだと言えますね。


むしろ、短期的にはボラティリティが高いため、
長期投資が推奨されますね。うん。


というか、紙幣では持っていても一切価値が上がらない以上、
インフレし続ける資本主義経済の上では、
インフレリスクを回避できるインデックス投資は、
ともすれば現金のまま持つよりリスクが低いと言えなくもないですね。


なんで、インデックス投資では長期投資は
それほどリスク足り得ないと考えることができます。


ただし、普通の個別株投資での長期投資というのは、
インデックス投資のように単純なただガチホするわけにもいかず、
長く持つほどそれなりのリスクがあります。


成長率は変わるし、トレンドも変わる。
場合によっては損切りも必要だし。
スイッチングの際に利確するなら課税されちゃうし。
配当率は下がるかもしれない。
(だから、配当率が永久に変わらん前提で
ずっとガチホし続ける高配当投資は微妙)


個別株投資で毎回勝ち続けるとかいうのも難しい。
「自分がよくわからんものには投資しない」
なんてそれらしく好き嫌いやより好みなんてしてたら、
ある期間はアウトパフォームできても、
トレンドが変わる節目にはいつの間にかアンダーパフォーム。


トータルで見た時にただ長期でインデックス投資してた方が、
良いなんてことにもなりかねない。


流石によほど変な株でも買わない限りは、
ただキャッシュで持っていた場合よりは儲かるとは思いたいが…。


他には、私が今投機している、
レバレッジETFなどもこのパターン。


レバレッジETFも、今流行で右肩上がりのトレンドに賭けて、
それが右肩上がりを続ける間は、圧倒的な増価で、
凄まじいリターンを弾き出すことができる。


TECLだとかSOXLとか、なんなら5年リターンでは
50%前後いってたときもありますしね。


暴落が来たらものすごい下落と減価が起こりますが、
逆に言えばそれがなければノンレバより
圧倒的に効率よく資産が増やせると言えます。


こういう超オフェンシブな投資法は、
長期投資で増価に賭ける以外にも、
元本額を増やすことで目標額に達したときに
さっさと売り抜けて一抜けるという手段の方が
なんなら逆にリスクが低い可能性まであるかもしれません。


長期投資すればするほど暴落に直面する
機会と回数が増える
んですから、
大金を一括で投入して目標額になったらさっさと売り抜けるのも、
ある意味低リスクなのでは、という考え方もできます。


暴落って10年に一回のパターンで来るとか言われてるんでしょ。
トレンドが変わるのもその周期だって言うのなら、
都合が良い時期にさっさと順張り投資して、
都合が悪くなる前にさっさと逃げるというのも、
過去のパターンで言えばそうおかしくもない理屈でしょ?


個別株投資とかでは5年やそこらでは難しいですが、
超高リターンが見込めるレバレッジETFなら、
それほど非現実じゃない額で早期売り逃げも
不可能ではありません。


……元本が一発で消し飛ぶかも、
というリスクに耐えられるのなら。


なんなら、今回のコロナ暴落でも、
早期償還なんて起きなかったわけですし?


すでに300USDだったのが80USDまで下がりきった後、
もう200USDぐらいにまで回復してきたのですから、
仮に一括大金投資で失敗しても、
またガチホし続ければ回復するかもしれんわけで。


追加ナンピンしておけば、高値掴みしてても、
私みたいにすぐに含み益に回復してたしね。
まあ、これも結果論でしかないですが。


株式市場にいる、という時点で
インフレによるリターンの代わりに、
ボラティリティの荒さのリスクを負うわけですから、


なんならそこから早く逃げられるほどのリターンを
早期に得られる可能性を持つレバレッジ投資というのは、
実はかなりディフェンシブな投機である、
と言っても過言ではないわけですね(過言)


結局の所、自分が安定した労働資産が得られる間は、
おおよそリカバリもそれなりに可能であることを考えると、
現時点で負うリスクはたかが知れている。
当たるまで毎年レバに入金し賭けてもいい。


なんならレバレッジしない場合の未来の方が、
資産額が相対的に少なく、相対的に高リスクだと
考えてみることも可能だ。


リスクを考える時は、あらゆる視点から
俯瞰して色々な解釈で考えられるということです。


ハイテクがトレンドから退く前に
今の強いハイテクに大金賭ける方が安全かもしれない。


未来はわからない以上、
それが高リスクかどうかもわからんということだ。


しかしまあ、ぶっちゃけ、短期でもそれなりで、
長期投資がデメリットにならない…。
というか、メリットしかないインデックス投資って、
おぞましいくらいずるい投資先だよね。


単純に、どんなアセットが人生の上で一番安全か?
と聞かれたら、インデックス投資がかなり上位に
いくのはまちがいないでしょう。


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12 件のコメント:

  1. >都合が良い時期にさっさと順張り投資して、都合が悪くなる前にさっさと逃げるというのも
    本気でこれができると思ってるのなら信用取引で買いでも売りでも大儲けできますよ

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    返信
    1. 良いですか、「理屈上は」レバレッジETFは設定来からかなりの上昇幅であり、
      確率的に逃げ切りができないかどうかはわかりません。少なくとも今までだけ見たらね。

      じゃああなたはそれが「絶対に」それが無理だと言い切るのですか?
      言い切れないだろ?その発言に全財産賭けられるか?
      可能性があるか、確率的にできるかどうかの話をしているのであって、
      確実に大儲けできるとか、できないとか、そういう極端な話はしてないんですね。
      「できるかもしれないからやってみる」って言ってる人に「絶対できるってこと!?」みたいな言い方してんじゃねーよボケ。
      株式投資っていうのは曖昧な未来に期待して賭けるものの話であって、その中で勝てる確率が高いものとか、勝ったら爆アドになると思うものに投資するんですよ。

      なお、それ相応に勝てる可能性も不明瞭なので、レバレッジはあくまで投機。
      だから私のメインは先進国インデックス投資にしているのです。
      まさか、インデックス投資ですら「都合が良い時期にさっさと順張り投資して、都合が悪くなる前にさっさと逃げる」ってことが「絶対に」できないとは言うまいね?

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  2. リスクの話、とても参考になりますー
    インデックス以外の投資も視野を広げて考えねば

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    返信
    1. インデックス投資はあらゆるアセットと比較して、
      かなりリスクとリターンの比率が良い最良の投資だと思っています。
      内容の通り、インフレリスクを抑えられて、キャッシュで持つより安定的かもしれません。
      為替やボラティリティの荒さなどのリスクももちろんありますが、長期投資によって得られた多くの含み益により、それを補ってあまりあるリカバリが可能だと思っています。

      もちろん、これはあくまで私の主観ですが、
      ともかくも、様々なリスク資産と比較した上で、自分の取れるリスクと、自分の取りたいリターンを考えて投資することが大事ですね。

      削除
  3. ≫トータルで見た時にただ長期でインデックス投資してた方が、良いなんてことにもなりかねない。


    もうこの文に全てが集約されてるわ。

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    返信
    1. ちなみに、レバETFに手を出した私にもこれは刺さりますww
      インデックス投資家としては、私も失格ですね。

      ただし、私の想定では、インデックス投資の期待リターンでは、
      早期リタイアのための資産達成には間に合いません。
      ほぼ確実に得られるリターンより、不確かでもより大きなリターンを、
      リスクをとって期待しているということですね。
      私の投資目的は、あくまでセミリタイアですからね。

      レバETFの理由は、信用取引と違い追証と期限と銘柄倒産のリスクがなく、
      個別株投資では抱えるリスクが重い割にリターンは超テンバガーでもない限り無理なので、です。

      削除
  4. 90年代からのシミュレーション結果を見ると血の気が引くほどびびってしまいます

    かくいう私も超少量保有してますが、100万↑抱えてる方々のメンタルは本当に凄いです
    利確タイミングの手腕が問われる戦略かなと思ってます

    レバレッジETFを、PFに組み込んでつみたてする場合、
    バックテストの結果ではリバランスするとパフォーマンスが良くなるように見えます
    何も考えずに高く売って安く買えるからかな?と考え実践してみようかなと思ってる次第です。

    影ながら応援しております

    返信削除
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    1. 応援ありがとうございます。色々批判も多いですが、優しいコメントには助けられています。
      確か、okometsubuさんの検証記事だと、ノーセル買い増し法のほうが、高リスク高リターンだったはずです。リバランス法はよくわかりませんが、まあ多分ソッチのほうが安定択なのかな?

      ちなみに私はリバランスはするつもりはなく、完全にただ買って放置…あるいは、下落時にだけ買い増しするだけのつもりです。
      セミリタイアの達成のためだけを見据えた投資なので、ぶっちゃけリスクとしては、万が一に現時点の100万を失っても、些事です。
      レバレッジが当たれば良し、当たらなくても労働とギリギリ先進国投資でリカバリが可能な額が100万あたりなわけです。
      (かりに、先進国指数の10年7%程度のリターンでは、100万円は200万円程度にしかならず、リタイアの役にはさしてタチませんからね)

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    2. BacktestPortfolioのrebalance quarterlyで確認してました
      が、TMFとTECLの組み合わせがそういう期間が多いだけみたいです
      (特にコロナショックが有利だった)

      TMF以外例えばTLTと組み合わせると放置の方が良い期間が多く、
      私がたまたま都合の良いところだけ見えてたみたいです
      失礼しました

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    3. リバランス法の難しいところは、時期が読みづらいことと、
      値上がりの際の売却でかなりの課税がかかってしまうために、
      右肩上がりが期待できる銘柄ではリターンの毀損の可能性が高まるんですよね。
      逆に放置は右肩上がりができないと即死します。
      まあ、期間の抜き出し方でリターンが変わってしまうのは仕方ないですね。

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  5. 投資で重要なのは期待リターンの中央値を上げること
    セクター投資もレバレッジも中央値を下げるだけ

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    1. そうなんですね、すごいね。えらいぞ~

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