3倍レバレッジETFはリスクもリターンも最大3倍というわけじゃないだろう

ある投資ブロガーの方が、
「3倍レバレッジで株式投資するとか、
リターンが3倍でもリスクも3倍じゃん。
追証とか考えたらすごい怖いよ…」とおっしゃってました。


レバレッジETFのことを知らずに、
単に信用取引のことを指して言ったのかな？


信用取引自体については一切調べたことないので
まあ知らないんですけど、実際追証とかあるんでしょう。
CFDとかもそんなんじゃなかった？よく知らんけど。


でも、例えば私が投資しているレバレッジETFとかは
またちょっと違いますよね。


3倍の値動きは上にも下にもしますが、
追証だけはありえない。
あくまでETF、投資信託ですからね。


もうこの点だけでも、やはりレバレッジETFは素晴らしい。
失うのは最大でも投資元本までです。
（まあ十分ヤバいリスクだが？ｗ）


でも、これってリスクとリターンの反比例な関係を、
一方的に無視しているってことですよね。


わかりやすく言えば、株価はいくらでも上昇しますが、
0にはならないのでマイナスにもならない。


天井はなくて、でも底はある。バベルの塔かな？
理屈は正しく、しかし明らかに良い意味で割りに合わないですね。


というか最悪0以前に早期償還の方が可能性高いな。
お得ですね！！！！！！


この最高と最悪のパターンでは若干有利ではありますが、
じゃあ平時の、冒頭の3倍の上下値動きは？
については、これはなかなか考え方も難しい。


よくレバレッジ投資を否定する人って、
必ずレバレッジ投資の減価についてだけ言及しますが、
レバレッジ投資の増価については触れなかったりするんですよね。


レンジ相場では確かに大きくマイナスになるため、
必ず右肩上がりのパターンを引かねばだめ。


単純に考えたら値上がり：レンジ：値下がりが
１：１：１なら、値上がりの3分の1を
引き続けなければならない…。
（くわえて高い信託報酬がリターンを底下げする）


…と、いうことですが、
まあ株式市場がそんな単純なわけもなく。


当たり前ですが下がり続けたり
上がり続けたりもするわけ。


んで、さらに当たり前ですが、ふつうは
右肩上がりに期待してその投資先に投資するわけで…。


もしできるだけきれいな右肩上がりができれば、
減価も増価も同じ期待値であるぶん（コスト分は差し引き）
大きく増価して強いリターンを見込めるでしょう。


もちろん、下がり続けたら３倍以上の損失もありますが、
上昇時の期間がながければ長いほど、含み益もすごくなるので、
ノンレバのものより実は単純な下落耐性を保つ可能性もある。


…本来、このあたりは厳密に
計算するべきなんでしょうね。


私はもう面倒くさいので過去の株価だけ見て
簡潔に右肩上がりだろうなと雑に
期待リターンを見込んでますけど。


減価と増価はそれなりに近い期待値だとは考えられるため、
ようは高いコストを上回る右肩上がりを期待し、
かつ日々のクソ荒い値動きに耐えられる精神を
緻密な分析力で養い強く持ち続けるか。


あるいは私みたいなクソバカチンパンが脳死でやることが、
レバレッジ投資で勝つコツ何じゃないかなとおもっています。


少なくとも10年前くらいまででも、
SPXLやTECLはプラスだし、右肩上がりだし、
早期償還も追証もないのですから、
リスクについては結局元本以上にない、
という理解で攻めてみるのも一興なのかもしれません。


私は、攻めます。


最悪でも、追証がないんだぜ？
これもう勝ち確でしょ。