もともと、
「理屈上S&P500が無敵ならリスク許容度の許す限り
SPXLに全額投資した方が良くね?」
とか思ってたんですよね。
そこでレバレッジETFのレンジ相場での減価は
その側面だけではなく、単に複利の逆であるとか、
実はどの投資にも言えることであると気づいたうえ。
さらにバックテストでもSPXLが過去の暴落でも
回復する実力自体はあるという話を聞いてから、
メンタルさえあれば十分に選択したりうる事に気づきました。
TECLはセクターの縛りがあるため若干博打よりですが、
SPXLなら、S&P500が上がる限りは
我慢してガチホさえできれば必ず勝てますからね。
ですから、今後積立投資をSlim先進国ではなく
SPXLにも割り振っていくよりは、
今積み上がっているSlim先進国と元本を、
SPXLに振り分けてみたらどうか?と思い至りました。
ただ、つい先日、
TECLとSlim先進国の併用を考察した時に気づきました。
(※)
TECLに全財産ぶちこんででポートフォリオリスクを取るか、長期保有リスクを取るか
https://mailbox009.blogspot.com/2020/02/tecl.html
そもそも、私がレバレッジETFを運用したがるのは、
セミリタイア目標資産額の達成のためだけであって、
別に億超えの資産家になりたいわけではありません。
(いや、なれるならなりたいけどな!?)
そして、セミリタイア後はもれなく、
レバレッジETFは即座に利確して、
Slim先進国と、また現金に替えるつもりです。
セミリタイア生活を維持さえできるなら、
過剰なボラと利益はもはや穏やかな生活の邪魔になるだけです。
無駄に多くレバレッジETFを抱える必要もありません。
また、TECLはNISAでもない特定口座で運用している以上、
短期間に過剰に投資して過剰に利益を上げると、
めちゃくちゃ税金を取られてしまうわけで、
投資元本に対する利益の比率が高すぎると
かえってリスクとリターンが釣り合わなくなってしまいます。
そのため、SPXLに今現在の全資産500万程度
すべてををぶちこんでも、
セミリタイアが早くなるかと言ったらそうとも言えません。
SPXLの期待リターンは5年で大体25~28%くらいですが、
いくら高リターンでもTECLの55%に比べたら
さすがに5年という短期的では見劣りしてしまいます。
やはりSlim先進国にスイッチングする際に
税金によって利益が毀損されてしまう以上、
どうもセミリタイア目標金額の達成のための
カンフル剤としてもいまいちです。
それをするくらいだったら、
やはりTECL一本に賭けて一括でぶち込んだ方が
必要な投資額も少ない上に、
さらに抱えるリスク的には格段に効率的です。
なお、例えばTECLとSPXLの合わせ持ちをするとしても、
それはなおさら非効率的です。
特に5年程度の短期では、
米国市場を牽引するハイテクセクターだけ暴落して
S&P500だけでは無事に上がるなどほぼありえないでしょう。
(少なくとも現時点は疑う余地もないはず)
ほぼほぼ構成比率の上でもリスクとリターンを
受けられる範囲はかぶっているわけで、
米国市場を牽引する企業が
ハイテクではないセクターに移るとしても
やはり5年程度ではとても可能性の低い未来と言えましょう。
むろん投資期間が7,8年程度になれば、
Slim先進国&TECLの併せ持ちよりも、
SPXL&TECLの併せ持ちか、SPXL単体でも
2,000万くらい格段に得をするわけですが…。
そもそも長期になればなるほど
Slim先進国に積み立てた元本が膨らんでいきます。
それだけでも十分にセミリタイアが視野に入ってくるようになると、
なおさら「セミリタイア目標金額早期達成のためにレバレッジETFに投資する」
という、レバレッジETFに投資したもともとの意義が薄れてきてしまいます。
収入および元本が少ないうちは
レバレッジETFの破壊力は爆発的アドバンテージたり得ますが、
かといって元本が十分に積み上がってきて、
過剰すぎるリターンを求めなくても十分になると、
むしろ劇毒として無駄にリスクを背負うことになってしまいます。
といったことから、私がSPXLを持つに足る意味が
現時点ではまったくありません。
せいぜいTECLで買えなかった口数の余りを買うくらいでしょうか。
超長期ならいつかは爆アドになるかもしれませんしね。
現状、やはり前回の記事のように、
①TECLに一括で500万ぶち込んで積立投資はSlim先進国。、
莫大な資産リスクを短期的に背負うか。
②TECLに投資する額を減らして保有期間を伸ばすことで、
資産リスクを減らしつつ次に時間リスクを抱えた上で、
さらにSlim先進国の積立投資で安定を取って
TECLはあくまで副次的な利益に期待する。
このどちらかが今私が取るべき
効率的な資産運用と言えるでしょう。
まあ安定を取って②ですかねえ…。
最悪TECL全損し失っても100万…。
これはSlim先進国に投資していた場合でも、
利率5%で147万円程度です。
②はもうだいたいどう転んでも勝ち確です。
40%で1000万、55%で2000万…増えればあぶく銭。
ちょうど7~8年後に暴落するか、
あるいは全額なくなっても、
Slim先進国の元本は2000万残る以上、
あと2,3年で普通にSlim先進国を継続して積み立てればよいだけ。
その時は1年後には2200万、2年後には2500万程度と、
その場合はTECLがないものとしてもSlim先進国だけでも
十分セミリタイア可能です。
攻めと守りのバランスが凄く良いですね。
成功したら爆アド、負けても安定。
ここまで資産額が貯まるともはや最初の100万すら
このときのSlim先進国の値上がり益だけで賄えてしまいます。
ちなみにSPXL単体ならこの時点でうまくいけば
7~8年で5000~6000万くらいいけますが、
レバレッジETFをメインに据えるとやはり
リタイアしたい時にちょうど暴落したら数年待たねばならないため、
やはりリスクを抱えすぎてしまう結果になります。
TECLと併せ持ちしたらもう言うまでもない。
先程申し上げたようにほぼ動き被ってるし。
つまりSPXLが数年で大当たりする前提ならまずそもそも
TECLはもっと大当たりしてるだろうから持つ意味がないし、
SPXLが大外れで大爆死した場合はリカバリに数年かかるため
セミリタイア目的でメインに据えるのは危険すぎるということ。
やはりメインをSlim先進国、
サブをSPXLより期待できるTECLにするのが、
なにより大安定で効率的、爆発的アドバンテージを
得られる選択肢と言えるでしょう!
(…いや、ちょっと待てよ?
リタイア後もSPXLをメインに据えるという前提なら、これはもしかして…)
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この調子だと、次の暴落が来たらぽすとちゃんのブログは更新停止してしまいそうですね
返信削除けっこう好きだったのに残念です
暴落ごときでこのぽすとが負けるわけねえだろ
削除投資家じゃなくて投機家になりかけていますよ
削除それって何か問題あります?
削除ぽすとさんよく考えてらっしゃいますね!!
返信削除俺は今如何に入金力を上げるかがキモなのでそちらで頭が一杯です…
入金力の増加はやはり投資家にとって与えられた絶対的な命題ですからね
削除ただ入金力がない場合はなおさらレバレッジETFが有効な選択肢足りえます。
私ももっと入金力さえあれば先進国投資だけでいけたのに…
レバETFはリスク許容内なら何にも問題無いと思うし②で問題無いと思いますよ。
返信削除全開の記事はTECLに資産全ツッパして短期間で儲けて早くリタイアしたいと
有ったから一銘柄に全ツッパよりSPXLも入れたら?と言ったのです。
全力米国株さんのブログも参照されると面白いかと。
あの方もかなりレバ使いですよ。
落ちつくんだ…『素数』を数えて落ちつくんだ…
返信削除私は落ち着いています。
削除狂っているのはこの世界なのです。
ぽすとさん。
返信削除ちょっと考えたのですが
レバETFって元本パーで終了が最悪ですよね?
って事は百万ブチ込んで百万溶けそうに成ったら
サッサと成売りサヨナラで儲け分は助かりますよね?
指標でそんな暴落とか考えられんし…
え?じゃあ得しか無いじゃん!マジかコレ?
と昨日、寝る前に思ってたのですが
コレ間違いかな?w
もちろんそうですよ!
削除口数取引なのでやりづらいですが、投資した直後に暴落(強制償還)しなければうまくいきます。
右肩上がりが期待できる相場だったらなおさら勝率も高く、直後のボラさえ耐えきれれば、
わりと、わりの良いギャンブルと言えます。
なんかマーチンゲール法みたいですね。
というかまんまコインの裏表を市場でやってる感じ。
SPXLは確実ですが25%、TECLなら55%。
TECLに百万ぶち込んで一年後に100万利確すれば、
55万−11万(税)=44万円ぶんが投資資金がノーリスクで今後運用できます(まあ初期投資でないだけで44万投資してるのと同じですが)
あ、いやそれとも単純に儲かったらすぐ売るだけ?
それだとそれこそ見極めが難しいですね。
まあそれをやろうとしてるのが私なんですが、
その場合は見極めるのではなく目標金額に達したら即利確で逃げ切るのが良いと思います。
おお、素晴らしい。
削除他の方のレバETFはヤバいぜ?
と言う根拠を見てたら毎年下がる一方の
ケースで想定なんですよ。
米国で毎年ダダ下がりなら
世界中アウトだし毎年ダダ下がりで
なんで5年も6年もアホールド?って話w
極端なケースばかりでチョットね。
勿論レアケースの想定も要るけど
そんな時は腹決めろや!ってね。w
SPXLとTECLを比較した場合、暴落時にはSPXLの方が安全です。サーキットブレーカーはs&p500を基準に設定されているため少なくとも瞬時に早期償還されるということはありません。連日ストップ安となってもSPXLは理論上償還されませんが、最悪TECLは一日で償還されるかもしれません。(もちろん両指数はかなり相関関係にあるので実際には有り得ないでしょうが)
返信削除私もあなたも申し上げているように、相関関係にある以上その確率は少ないと見ています。
削除ハイテク直撃のITバブルならまだしも、リーマンショックなどのような指数全体への直撃ならかえってハイテクのほうが安定する確率もあるでしょうしね。
そのリスクにあまり差が現時点では見られない以上、似たようなレバレッジのリスクならより大きいリターンが期待できるTECLに手を出すのも妥当だと思います。
つまり相関関係が崩れ、「米国は安定だがハイテクはもはや終わった」というような状況になったときこそ、TECLよりSPXLを選んだほうが良かった、となることでしょう。