そもそも損切りしなくても良い銘柄に投資する。

損切ってありますけど、あれってようは、
それ以上損失を拡大させないためにあるんですよね。


回復が見込めず、後は下がるだけの銘柄に対して、
自分の投資判断が「完全に間違っていた」と、
認めて合理的に切り捨てる際に使うようです。


実はそれ以外にも、その後上がるかもしれない、
なんて淡い希望を抱いて持っていても、
反発が10年20年経たないとダメなようなら、
普通にもっとそんな時期にもじゃんじゃか上がる
別の銘柄に資産を回した方が合理的なので、
そういう場合にも損切りは有効でしょう。


何とは言わんが爆損モービルとか…。
クソトリアグループとか…。
ブリブリアメリカンタバコとか…。


不景気でもないのに下がり続ける銘柄とか、
そんな銘柄持つくらいなら、
不景気は普通に市場とともに下がり買い増しができ、
好景気は市場とともに上がる銘柄にスイッチしたほうが、
俄然得得の得なのは言うまでもありません。


いつ上がるかわかねえし。
どれぐらい上がるかもわかんねえし。


時価総額が低く、配当率も高い銘柄だと、
高い反発自体が全く見込めないので、
もはや損切り優先銘柄な気もしますが、
まあ歪んだシーゲル流信奉者は保有が正解なのでしょう。
生きているうちに反発すればいいですね。


また、それ以上に、
「損切りしても雀の涙ほどにしかならない」
カス銘柄は損切りする必要がもはやないです。


いわば100万円が-20％で80万になったら
まあわりと損切りする価値はあるかなってもんですが、
100万円が-50％で50万になったら、
100万円が-80％で20万になったら…。


もはやこれは損切りすべきか怪しいでしょう。
だって損切りしてもゴミみたいな金しか戻ってこないんだぜ。


こんなことがあり得るのは、
GEみたいな今は亡き勇者銘柄とか、
あるいはレバレッジETFといったパターンですね。


GEは長期にかけてだらだらと下がり続けたので、
持ってても回復なさそうだし損切りも一考ですが、
レバレッジETFのような短期でボラが激しいものは、
死なばもろとも、大きく反発する可能性もあるのです。
ホールドしていた方が良いとも言えます。


長期で下落してしまうような銘柄は、
まあ先程のクソ配当銘柄よろしく、
早期の損切りならそれなりにダメージを抑えられますが…。


短期で大きく暴落するボラティリティの荒い
レバレッジETFのようなものは、
またその下落とは種類が異なり、短期の反発も見込めます。


あえてガチホして放置するか、
あるいは買い増ししてより大きな反発を得るか。


それこそがレバレッジETFの醍醐味です。


まあ暴落からの早期償還も見込めるんですがね。


とはいえ償還したらほぼ-100％に近くなるとはいえ、
-80％だか-90％だかで傷をおさえても、
即死か致命傷かでどうせ大した違いもないので、
どう考えてもレバレッジETFで損切りはありえません。


どんな状況でもレバレッジETFは
損切りだけは絶対しないほうがいいでしょう。


短期で投資するならもうそこは買い増しして
勝負する以外の選択肢はありえませんし、
長期で投資するなら途中でリバランスするか
失ってもいい額でやるべきです。


もっと下がると思って一旦売却して買い直す、
ってパターンであっても、損切りした時点で出遅れてます。
それやりたいなら上昇時に利確リバランスしておくべきです。


言わずもがな、別の投資先に切り替えるにも、
わざわざ下落率の激しいレバレッジETFを切り捨てるのは非効率だし、
底からの上昇率も桁違いに大きいところが利点でもあるのですから、
別のレバレッジETFでも無い限りは非合理的でしょう。


もちろん誰かに啓蒙するためだとか、
事業でお金が必要になったからだとかで
わざわざ保有資産の中でレバレッジETFを狼狽売りするのもNGです。


ちなみに、損切りはいわばつまり、
ほぼ確実かつそれなりに早く回復が見込める場合や、
市場とが好調な時に回復できない銘柄以外は、
無理にやる必要がないですね。


損切りできずクソみたいな保有銘柄に頼ってしまうなら、
必ずいずれ上がるであろうETF投資が良いです。


私のレバレッジETFは戦略として損切りが
どうあがいてもマイナスにしかならず、
そしてETFであるQQQはほぼほぼかなりの確率で
回復してくれるので、つまり現状のポートフォリオである以上、
どの場合でも損切りをする必要がないです。


何故かうちのブログにはQQQにマウントする人がいますが、
よっぽどQQQって時価総額加重平均にバリッバリ
割り振ってるのでだいぶ安定感あると思います。


それこそ米国市場が死なない限りはね。