2018年12月22日土曜日

投資も投機も結局はただのギャンブルだが、根拠や実績、未来への展望が段違い

よく、投資家の人々なんかは、
宝くじや競馬、仮想通貨やFXなどを投機やギャンブルだと蔑み、
自分たちが行っている株式投資や投資信託を「投機ではなく投資だ」と言い張ります。


これはいわゆる、世間一般で言う、
株式投資がギャンブルであるという誤解(日本は特に顕著ですが)を
受け続けた投資家たちによる半ば意趣返しであり、
アンチテーゼに近いものがあります。


まあ実際投機と投資なんて大した違いなんていうものはなく、
せいぜい短期か中長期かというあいまいな区分で分けられているに過ぎません。
ほかには、それはチャンスを重視して投資するものなのか、
将来にわたる成長が期待できるものなのか、といった違いぐらいで…。


いくら調べても、大体それぐらいでしか言い表せていません。
それぐらいあいまいな言葉の違いなんですよね。


たとえば仮想通貨だって、持とうと思えば長期で持ち続けることは可能ですし、
今現在にいたるまで、血涙を流しながらガチホし続けている人までいるぐらいです。


しかし、いくら長期にわたってガチホしているからといって、
そういうやり方を投資というのも微妙に違う気がします。


もし仮想通貨をガチホし続けることが投資といえるのだとしたら、
それはむしろ、仮想通貨が台頭してきたときに言われていた、
「仮想通貨はこれからの時代、もっと成長し、実際の通貨以上に流通されるようになる」
という目的のもと、最初期に買い続けていた人こそが、
仮想通貨に対して「投資」していたといえるでしょう。


ただ、もともと仮想通貨なんていうものは、
実際の貨幣のように、大きな国がその信用の元作ったわけではないので、
今までの貨幣を淘汰/代替し、主流の通貨になるといった予想は現実的ではなく、
勝ちの目が薄い投資商品ではありました。


またさらに、すでに多くの一般人から、
マネーゲームの手段や目的として使われはじめているため、
もはや最初期にあった通貨としての目的は消滅し、
仮想通貨が(投資の意味合いを持つ)「長期にわたって成長する資産」では
なくなってしまいました。


こうなると、今後も仮想通貨はずっとマネーゲームのためのものとして利用され、
これから再び投資商品としての属性が付与されることは難しく、
現実の通貨を代替する存在が生まれるとしても、
仮想通貨とはまた別のフィールドで生まれることでしょう。


そのときこそが、仮想通貨の終わりかもしれませんね。


翻って株式投資、投資信託ですが、
「この銘柄・指数もそのうちなくなるだろうから、今のうちに儲けるだけ儲けよう」
といった考えで投資するものでは本来ないものであり、
瞬間的な暴騰暴落はあれど、最終的にはずっと成長し続けるという考えのもと
投資されるべきものでしょう。


バフェットすら、瞬間的な値上がりや値下がりで銘柄に飛びつくなんてことはせず、
自分が成長すると信じているアメリカの銘柄のみ購入を続けていますから。


実際には、本当にアメリカの市場がずっと上昇し続けるなんてことは、
だれにもわかりません。
結局のところ、そういう意味では
株価が上がるか下がるかの単純なギャンブルでしかありません。


しかし、アメリカは今までずっと株価を成長させ続けてきた実績があり、
絶対に自国以外の台頭を押さえつける政策、強固な軍事力、
国際的な発言権やグローバルな企業の多さから、
ほぼ永遠に勝ち続けられるからこそ、ギャンブルとしてみても
かなり割の良い投資商品だといえるでしょう。
(あるいは、世界中の人がそう信じているからこそ、ともいえます)


ただし、日本人にとって、
株式投資が短中期で売買されるものであり、毎日上下する株価の利ざやを狙う
ギャンブルであるという認識がある限り、
株価は仮想通貨のようにマネーゲームのためだけの指標として扱われ、
日経平均が右肩上がりに進んでいく未来は難しいといわざるを得ないでしょうね。


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2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    根拠なき投資はギャンブルで、買う理由が明確な場合は投資ですよね。
    記事で書かれているように日本では資産を長期間かけて「運用する」という発想がないため短期売買が主流になり、ギャンブル性が強くなっています。
    各投資家がもっと見識を広め、長期保有を主体とした市場に成長したらいいのに…と思います。

    返信削除
    返信
    1. 株式売買の投機手段としては使えないが投資としては使いやすいつみたてNISAといい、
      やたらと低コストなインデックスといい、
      金融庁主体になって日本はだんだん投資しやすい環境にはなってきているんですけど、
      結局NISA口座はほとんど休眠口座っぽいし、
      ネット主体なのでインデックス投資もあんまり目立ってないし…。

      若い人たちはともかく、金持ってる年配の方々が投資しやすい環境にはなっていないので、
      これから先長期投資が主流の投資になるには難しいか、あるいはもっと時間かかりそうですね…。

      逆にそれを見込んで、今の日経平均が割安だと判断するのもありかもしれませんけどw
      移民制作がプラスに働く可能性もありますからね。(勝率が高いとはいってない)

      削除

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