2018年6月4日月曜日

インカムゲイン・キャピタルゲインにこだわるな! 本質は変わらない

資産形成やセミリタイアを目的に投資をする人が多いと思いますが、
そうすると、やはり資産をいかにして減少させずに
増加させてゆけばよいかということが視野に入ると思います。


そこで、つい継続的に利益が得られる
インカムゲインに目が行きがちです。


※インカムゲイン…保有により継続的に利益が得られる。
≠キャピタルゲイン…売買などで一時的に利益を得られる。


子孫に資産を残すためならまだしも、
例えば独身の方ですら、死ぬ間際まで資産が減らないように
インカムゲインを重要視しています。


答えとしては簡単なもので、
インカムゲインは純資産に手をつけることがないため、
外部的な要因以外がなければまず減少しないからです。


不動産収入や債券の利子、株の配当金などは、
ある程度の期間は継続して利益を得ることができます。


特にセミリタイアをしている場合においては、
資産が減少しないというのはとても安心感がありますよね。
永続的にチャリンチャリンと入るのは、オトク感もすごいです。


しかし、完璧なインカムゲインなど存在しません。


先程例に挙げた、不動産や債券、株式配当金においても、
経年劣化・災害や未払い・踏み倒し、減配・倒産リスクが存在し、
そのリスクによっては、インカムゲインの減少および、
ときには純資産そのものが消滅することもありうるのです。


この、資産を切り崩さない↔資産が減少しないということを
履き違えてしまっている人が多く、
「インカムゲインは資産が減らないから安全だ」
「キャピタルゲインは資産そのものが減少するから危険だ」
と勘違いしている人もいます。


対して、キャピタルゲインは、株の売買差益などの
一時的・偶発的なものでありますから、
もちろん安定はせず、ときには減ったり増えたりします。


この安定性のなさが、資産減少の恐れを引き起こすため、
どうしても敬遠されがちです。


かといって、キャピタルゲインを得ることが
資産の減少に直結するというわけではなく、
キャピタルゲインの利益が支出以下ならば、
その資産は外部的な要因以外では減少することはありません。


つまりは、インカムゲインかどうかということにこだわるより、
「その資産は、自分の支出以上に利益が永続的に見込めるか(=リターンはいくらか)」
「資産の取り崩し以外に、どのような外部的なリスクが有るか(=リスクはどの程度か)」
ということが、資産の安全性において重要なのであります。


収入の方法なんて、誤差だよ誤差!!
大事なのは、その資産の本質です!
どちらがどうだとか、こだわる必要など、ありません。


例えば、米国株には非常に魅力的な高配当株がいくつも存在します。
また、その中でも、さらに増配をする企業あるのですからたまらない。


ただし、高配当株というのは、
実質的に「本来値上がりするべき株を一部だけ利確している」
ということと、あまり変わりがありません。


会社が自社に回すだけの利益を、株主たちに還元する必要があるため、
無配当株よりも成長のハンデを負っていることには間違いないのです。


さらには、配当金は当然課税もされます。


先の話のように、実質的に利確をされているようなものだと考えると、
そのたびに課税されてしまいます。


そういった意味でも、最終的な値上がり益は
無配当株よりも劣後するでしょう。


下落相場で強かったり、安定していたりなど、
もちろんメリットもありますが、
インカムゲイン狙いの株式投資は、
キャピタルゲイン狙いのものよりただ優れていると
断じてしまえるようなものでもないということです。


まあ、このへんどちらが良いのかは、
個別株投資家のエリートな方々が侃侃諤諤しても答えが出ていないので、
さらっと適当に流すとして…。


やはり一番得なのは、急激に成長している無配当株を割安で買ったり、
連続増配高配当株をひたすら保有しつづけたりといった、
その銘柄そのものの選定や、付随する価値が重要なのですね。


…うーん。でも困った。


銘柄そのものの価値が重要だとわかっても、
どの銘柄がいいのかわからないぞ…。


そこだ!


やっぱりここでインデックス投資信託ですねえ!!


インデックス投資信託の構成銘柄には、
言うまでもなく高配当株・無配当株問わず、
優良な銘柄が数多く存在します。


これなら迷う必要もありませんね!
インカムゲインだとか、キャピタルゲインだとか、
考える必要がそもそもありません!
なにせどちらも指数に入っているのですからね。


もちろん、その中で配当金が出るものに関しては、
自動的に再投資されるので(分配型投資信託は除く)
結局の所、最終的に売買利益に利確方法が収束し、
キャピタルゲインの枠組みに入ってしまいますけど…。


高配当株も組み込まれていること考えると、
含み益が実質的に「利確をしていない配当金」とも取れます。


(うーん、もはやここまで来ると、キャピタルもインカムも、
TDN考え方の違いになってしまいますね…)


ま、ようは、変わらないってことですよ。
言い方が違うだけで、結局は企業の営利に依存してるのは
同じなんですから。


リスク、リターンについては、
キャピタルゲインやインカムゲインの良いところも
悪いところも含んでいますが、
何より銘柄の選定に頭を悩ませなくともいいのは良いですね。


というわけで、セミリタイアや資産形成においては、
インカムゲインやキャピタルゲインに縛られず、
その投資商品があなたの資産運用にとって
本当にふさわしいかという視点で見ることが何より大切です。

おすすめは、インデックス投資ですね。


うむ、結論がいつもぶれない…。


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