投資歴でイキるのはむしろ恥ですね。結果でイキれ。

「ペッ！投資歴2年しかない甘ちゃんがよぉ！」


とか今どき化石みたいなコメントを以前いただきました。
ありがとうございます。ぽすとです。


投資歴が長いと老害よろしくついついマウントを
取りたくなってしまうのでしょうか？


これは私のブログに限った話じゃなく、
なんと他のSNSやブログでも時たまこういうことを
言っている人がいらっしゃいます。


驚くべきことにVOO一本投資をしている
つみたて王子にすら投資歴で
突っかかってくる人もいます。


むしろ教養あるベテラン投資家ならばこそ、
浅い投資歴でVOO一本という最適解にいける
その先見性の凄さを褒め称えるべきだと思うのですが…。


まあそこまで求めるのは贅沢というものでしょう。
敬うべき先人もいれば、
ただ歳を取っただけの老人もいるというだけの話です。


言わずもがな投資歴なんて言うものは、
ただ何かに投資していれば誰でも達成できるものです。

歳を取るのと同じで誰でもできる。
簡単ですね。


ようは皆勤賞取って威張っている小学生みたいなものですが、
どうもこれを勘違いして「俺は相場に長く生き残れたんだ！」
とイキってしまう人もいるでしょう。


しかしながら、そもそもなぜ投資をしているのか？
という原点にいざ立ち返ってみると、
長いこと投資をしているというのはむしろ恥ずかしいことだと言えなくもありません。


おおよそ殆どの人は、経済的自由を得るため、
あるいは何か買ったり、何か目標を達成するために投資しているはずです。


すると、「投資歴で威張れるくらいまで投資を続ける必要があった」というのは、
「それだけ長い期間かけても未だに私は目標の金額に達成できていない」という恥を晒しているわけであり、
恥こそすれ誇れることではないとも言えます。


いやいや、ただドルや円で持っておくより、
インフレ率や資産の安全性といった面でも株式投資は有用だ、
と考える人もいるでしょうが、要はその場合においても、
「投資からは離れられない」わけで、
市場に縛り付けられているも同義なわけです。

つーかそれだけの資産を得ている人は、
やれ若いヤツは投資歴も短いのに、
などと浅ましい嫉妬なんてしやしないでしょう。


仮に投資歴がたった1年しかない人が、
Bitcoinなどで大儲けして大金持ちになったとします。


その場合下手すればリターンは500から5000％だって
理論上いくし、億超えもは可能だったわけですが、
もしそんな人が目の前に居た場合、
たかだか年利5%で20年小銭で投資やってきた人が威張れるか？
と言われると、ちょっとなあ、って感じですよ。


長期で時間かけてでならむしろインデックス投資などで
ただ持っておくだけでも誰だって簡単に達成できるのですから、
短期でデカイリスクとって一発ドカンと大儲けした人のほうが
普通に考えて素晴らしいと思いませんか？


短期的な投機だろうが、何千万稼いだ人に対して、
何百万ぽっち稼いだ人が、「あれは運だよ」
「絶対負けるよ」「あのぶどうはすっぱいよ」
とかただ言うだけ言っておいて、
いざ何人かその投機から失敗してこぼれ落ちたら、
勝っている人は眼に入れないようにして負けた人にだけ
「俺は言ってたんだよなあ！」と大喜びで死体蹴り。
これでは品性の欠片もないと言っていいでしょうよ。


やれ運だなんだとやっかむことはそりゃ可能ですけど、
投資は結果がすべて。


そもそもやっかむ側の投資家自身も自分が生き残ってこれたのは運じゃないとは…。
ええとてもそんなこと言い切れないでしょう。


つまりは投資は運もあって実力も有って、
そして何より結果が全てというわけなんですね。

そう若さや運にやっかむ人たちだって、
未だに紙に拘ってエクセルだのは信用できん、
メールは駄目だ電話にしろ、FAXにしろ、対面にしろ、
などと非効率的でも古い慣習を無意味に重視するおじさん上司たちにイラッと来たことも何回かくらいあるんじゃないでしょうか？


（つまりは仕事もそうでしょうが）
投資に必要なのは拘りでもプライドでもなんでもなく、
そういった一銭にもならん妄執をカラッと捨て去って、
常に新鮮で新しい目線で投資する柔軟さや謙虚さと言えるでしょう。