2020年4月30日木曜日

不労所得というのはどれだけ不労なら良いのか?

不労所得に対して憧れる人は多いと思います。


端的に言えば、本来不労所得などなくとも、
単純に資産が莫大に多きければ十分なはずです。


しかしながら、そうはいっても
ふつうインフレも加味した十分な資産を儲けるのは難しいです。


そのためどうあっても不労所得は必要になるわけですね。
大体の人は。惹かれる理由もわかりますね。


ところで、不労所得として有名だった、
土地や不動産運用というのは、
最近のネットの広まりによって、
砂上の楼閣だということが発覚してしまいました。


土地運用に関しては、お金を払ってでも手放したいという人すら居るぐらいです。
よほど運良くいい一等地を持つのでないと稼ぐのは難しいですし、
真面目に運用しようとするとなおさらメンテナンスなどでお金がかかるわけで、
不動産とセットとして考えたほうが良いでしょう。
(なんもないただの山とか固定資産税かかるだけだし)


じゃあ不動産はどうなの、となると、
今は亡き和製バフェット氏のブログを見るとわかります。


(※参照:)
不動産投資で儲けるコツ
https://waseibuffett.com/tips-for-real-estate-investment/


見てくださいよ!これ!


不動産投資について、結局ネットで調べても
氷山の一角程度しかわからなかったのですが、
こうしたガチもんの話はほんとに参考になりますね。


実際これくらい細かな気配りや営業を
不動産経営者はやらんと大した利益にならんってことでしょう。


ただただ放置しているだけでは利率は騰がらず、
下手をすれば負債にしかならない不動産運用ですが、
かといって稼ごうとすると労力とコストがかかります。


こりゃ不労所得じゃねーな。
仮に他人任せでうまく行っているような不動産屋は、
おそらく立地が良いか、そうでなくとも初期投資が凄まじいのでしょう。
少なくとも私ら一般人が1から始めるのはかなり厳しいと思います。


というと、やっぱり株式が不労所得として
一番適していそうだと言えるでしょう。
(ブログが不労所得にならんのは言うまでもない)


各資産アセットで一番利率が高いですしね。
米国あるいは先進国に限って言えば。


その場合において、どうしても配当金を不労所得に据えたがる人もいますが、
・元本がよほどでもないと配当金は大した額にならない
・課税額が大きい
・額やタイミングが選べず、過不足が操作できない
・資産形成期の配当再投資が面倒で、非効率的
・個別株の場合は「ほったらかし」は適さない

といった面から、配当金生活など幻想だということがわかります。


むろん一番最後に関しては、個別株投資全体に対するネックです。
そのため、結局の所個別株投資をしている以上、
ある程度の労働…というか、意識を向ける必要がありますね。


ただ、やはり年4回の配当はあまりに多すぎます。
くわえて結局個別株投資を運用するというのなら
それは不労所得なのか怪しく、
やはりインデックス投資の定期売却が一番不労所得として適していると考えられます。


私も今はレバレッジセクターETFにこそ手を出していますが、
あくまでこれは一時的なドーピング。


それほどまでに安定性と確実なリターンを兼ね揃えたのがインデックス投資です。
私も、セミリタイア後はできればインデックス投資だけでやっていきたいです。


ぶっちゃけ配当金をいちいち確認して口座に入れるのと、
インデックスファンドをルールに決めて定期的に売却するの、
大して手間も精神的負担も変わらんと思います。


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2 件のコメント:

  1. 不動産投資と同様に個別株投資は不労所得と呼ぶには精神的負担やリスクが大きいですね。
    業績や決算を常に追って取捨選択を繰り返すグロース株投資は大変だからと高配当株永久投資で夢のセミリタイアを狙っても定年間近でまさかの株価暴落・大減配を喰らえば目算が大きく狂います。
    不良中年さんも主力のエネルギー株で大ヤラレしてますね。
    https://naobito.net/dividend-decrease-rdsb-20200430/

    VYMやHDVなどの高配当株ETFの配当利回りではアーリーリタイアできないからと、石油株やタバコ株などオワコンセクターの個別高配当株主力で永久セミリタイア生活を目論むことがいかに無謀であるか、大損して初めて目が覚めるでしょう。
    インデックスにしておけばオワコンセクターやオワコン株などは自動的に剪定してくれます。
    個別株投資は保有効果(持ち株への思い入れ)や自信過剰バイアス(自分はうまくやれる)から逃れることができません。

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    返信
    1. --高配当銘柄への多額の投資、つまりハイリターンの投資にはハイリスクがつきもの。

      とかこの方はおっしゃってますが、やはりちょっと勘違いしてる気がしますね。
      高リターンだからリスクが高いというのは確かに多少の相関性はありますが、それ以上にこの件に至っては、
      高配当がずっと高配当であることをあてにした投資や、また個別株単体への投資は高リスクであるということ。
      それを理解しないままではいずれまた同じ失敗をしそうな気もします。

      そもそも安定性に期待して投資するのならかずさんの言う通りインデックス投資でしょう。
      高配当銘柄とはいえ個別株に投資しておいて安定した値上がりや配当を期待するのは、言ってることとやってることが噛み合ってないんですよね。
      投資先が強くなくさらに偏ったセクターのみというなら尚更です。

      削除

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