私はどちらかというと、個別株を
(業界における)シェア率
(世界における)シェア率
(目に見える)事業リスク
(Google検索で出る)株価の上昇率
(Google検索で出る範囲の)経営者リスク
だけで簡単にゆるーく見ています。
もちろん決算など見ないしPERも見ない、
いわゆる分析などしない、
ただ簡単に目に見えるだけのものを信じています。
これではとても胸を張って一流の投資家とは
とても言えないでしょう。
まあいいんですよ。
インデックス投資家はそのレベルでもね。
ところで、個別株投資において、
例えばPER=株価収益率(Price Earnings Ratio)を見て、
その銘柄が割高か割安かを判断する人は多いです。
まあこの言葉の意味をまんま持ってくると、
「株価が『1株当たりの当期純利益』の何倍になっているかを示す指標。」
という意味になるみたいなんですが…難しい。
もうなんかめんどくさくなってきますよね。
ちょっと調べただけで。
まあ、インデックス投資家は別に知らんでいいです。
知らなくても勝てるんで。
で、この倍数が高ければ高いほどその株は割高と言われ、
低ければ低いほど割安と言われているらしいです。
この基準は大まかに決まっているようですが、
「その銘柄内で順当に騰ってるならPERが高くても割安だ」とか、
「他の銘柄と比べたらPERが高いから、この銘柄は割高だ」とか、
人によって判断が異なったりまでします。
でも、例えばバフェットなどは今年の5月2日に、
「いやなんで自分アマゾンに投資しなかったんやろ…(後悔)」
とか言いながら当時のPERが65倍なアマゾンに投資しました。
今でさえ割高とか言われているVISAのPERが37倍のため、
単純に考えて二倍弱近いです。
(つか今のアマゾンのPERは更に超えて86倍ですけどね)
PERが以外にもPBRだかなんだかの指標でも
クソ高いとの評価を頂いているアマゾン。
それでもバフェットは成長率に比べたら割安だとか言って今更買いました。
結果的に今現在、7月末あたりのアマゾンの株価は1960USDくらい。
バフェットが買ったときとそう変わらず、
2018年の末ごろには1370USDぐらいでしたし、
それより前のずっと割高だと言われていた期間から
買っておけばもっと儲かりました。
すべて結果論なのはそうですが、もう今の時点で
何が割高で何が割安なのかわからなくなってきませんか?
私はわかりません(半ギレ)
結局どんな指標だろうが、それぞれの投資家は
自分の都合の良い認識で割安だ割高だと
適当な気分で叫んでいるだけなんですよ。
VISAやMA、アマゾンなどを割高だと叫び恐れ、
手を出さずに指をくわえていたら、
なんだかいつの間にかとんでもない株価になっていた…。
なんてことになっているわけです。今まさに。
もちろんすべて結果論ですが、ともすれば、
冒頭で私が述べていたように、
何の分析もせずにただシェア率や事業成長がすごそうだ、
なんて適当な考えて単純に投資していた方が
俄然儲かっていたってことで…。
バフェットですら割高(と呼ばれている)銘柄を買う現状。
個別株投資、バカバカしくなってきますね。
割高や割安なんていう指標はあくまで指標。
その通りになんてなりやしないことは結局後にならんとわからんし、
結局何をどう信じるかという話になってきます。
指数をアウトパフォームしたいんだったら、
本当に2012年辺りからアマゾンただ一つだけ買っておけばよかったんですよ。
変に理論こねくり回して個別株を分析するよりね。
だってそれのほうが儲かっていたんだから。
当時だって200強ぐらいの株価だったんでしょう?
今のマクドナルドよりちょい高いじゃないですか。
とても単なるボロ株には見えなかったと思いますが…。
…もしかして、「そんなのできるわけない」と思っていませんか。
「それがわかるなら誰でも大金持ちになってる」とか。
ええ、つまり、
それが予想できたうえで、
思いっきりアマゾンにフルインベストメントするような超有能な
個別株投資家だけが指数に思い切りアウトパフォームするんですよね。
それぐらい厳しい環境で個別株投資家は戦っているというわけです。
何もアマゾンに投資しろだなどとは言っていません。
というか、2012年の時点でアマゾンを
買うべきだったかなんて到底わかりはしなかったはずです。
そして、今のアマゾンが割安だとも割高だともわかりませんし、
今買っておけばアマゾンがいずれ3000USD超える未来が来るともわかりません。
否定もできなければ肯定もできません。
あなたはできますか?
バフェットよりも自分が有能な投資家だと断言できますか?
そうつまり、それすらできない私達無知で無能な投資家こそは、
まさにインデックス投資をただ積立放置しておくだけでいいんです。
やめましょう、やめましょう個別株投資なんて…。
おいでインデックス投資へ…。
こっちの芝生はただ寝てるだけで儲かります…。
柔らかくて、暖かいんですよ…。
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