2019年7月20日土曜日

ディフェンシブ銘柄は幻想ではないのか。ボラが荒いジョンソン・エンド・ジョンソン。

当たり前だけども、いくら株式市場が公平に情報公開されているとはいえ、
企業毎にそれぞれ公にできない様々なリスクは常に抱えています。


ジョンソン・エンド・ジョンソンなどが
今まさにちょいと不祥事を起こして株価が下落しましたが、
これも企業が隠蔽していた悪い事実がようやく公になったからであって、
その内在していた企業の運営リスクなど誰も知る由もなかったのです。


それこそJNJをディフェンシブ銘柄として保有していた投資家などは、
自分が許容していたリスクが実は割と高いものだったと今になって気づき…。


というかこんなことがあると何がディフェンシブ銘柄で
あるいはそうでないのかよくわからなくなってきますね。




そもそも前からディフェンシブ銘柄って言われてた割には
死ぬほど訴訟抱えてるし、ボラティリティは荒いし。


結構判断ガバガバじゃないですかね…。
これどのへんがディフェンシブ銘柄なの?


結局の所シクリカル銘柄だろうがディフェンシブ銘柄だろうが、
落ちるときは落ちます。しかも一瞬で。


この先JNJがちゃんと上昇していくかどうかは私にはわかりませんが、
結局の所ある一定のラインで判断し、
こういったリスクを飲み込む覚悟も個別株投資家には必要なわけです。


ただ、どちらにせよ我々投資家に公開されている情報は、
結局そのへんの消費者が雑にちょいとしらべただけのものと精度は変わりません。


例に上げたJNJのリスクなどまず外部の人間には
予想もつかなかったでしょう。
ていうか無理だし。隠蔽されてたんだから。


されど経営陣は経営陣で知っていようがインサイダー取引などできようもないし、
むろん隠蔽に必死なのでバレなきゃバレないで
もっとずっと隠蔽したままだったはずです。


バフェットはよく知らんもんに投資するなと言いますが、
結局どの投資家も表面の情報をすくい上げるしかない以上、
よく知らんもんに「わかったふりをして」投資しているだけです。
いくら観察眼を磨いても無理なもんは無理ですから。


すると、こうした内在している不可視リスクを避けるためには、
どうしてもポートフォリオ内の銘柄を複数にするしかありません。


しかし、複数にすればするほど、
リスクは下がれどリターンももちろん下がり、
結果的にインデックス投資に劣後することうけあいです。


そのくせ手間だけはかかるのですから、
やはりインデックス投資をただただ寝かせておくほうが
断然効率的で安心もできるというようなものです。


最後にこんな話をしましょう。
ある有名な一冊の本に記載されている内容です。


聖書『ルカによる福音書』<7章37節>
「罪深い女」


ある時、イエスが弟子たちを連れて街中を闊歩していると
一人のJNJ投資家が民衆から石を投げつけられていた。
なぜこんなことをしているのかと、弟子がクソダサい投資家の一人に問うと、
「この投資家はJNJはディフェンシブ銘柄で
リスクが低いんだと私達を騙したからだ」と答えた。

それを聞いたイエスは民衆にこう言った。
「ならばしかたがない。続けなさい」
そしてこう続けた。
「ただし、個別株投資で損をしたことのないものだけがこの人に石を投げなさい」
すると民衆は戸惑い、石を投げる者は一人、また一人と市場から撤退し、
最後には石を投げているのはインデックス投資家のぽすとちゃんだけになった。


次は君の番だ。
石を投げられるか。それとも投げるか。
私の魔球はインデックス投資。これから先は右肩上がりだぜ?


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3 件のコメント:

  1. 私はほとんど先進国株インデックスに投資していますが、
    ディフェンシブ銘柄のインデックス(あるのか知りませんが)とどちらが良いのでしょうか。
    リターンはリスク的に先進国株のほうが良さそうというのもありますが、
    結局コストで先進国かなと思っています。

    返信削除
    返信
    1. ディフェンシブ銘柄ファンドっていう分類だと
      インフラや食料品、医薬品専門ファンドってことですかね。

      むしろマザーファンドや指数がないぶんコストがかさむし、
      銘柄数も先進国ファンドより少なくなるでしょうから、
      むしろリターンもリスクも先進国ファンドより高くなると思います。
      まずディフェンシブ銘柄も先進国ファンドの中に入ってるしね。

      というか、今ちょっとだけ探したんですが、
      なんか全然見つかりませんね…。

      インデックス投資でリスクをもっと減らしたい人は、
      多分債券ファンドやバランスファンドを買うと思います。

      削除
    2. と、すみません。補足です。
      どうやら日本のインデックスや投信などにはあまり見つかりませんが
      米国のETFにはVDC(生活必需品)やVHT(ヘルスケア)がありましたね

      【米国ETF比較】VGT vs VHT 情報技術セクターETFとヘルスケアセクターETFを比較
      https://www.kakeyforward.com/entry/vgt-vs-vdc

      見た感じ米国指数(や先進国)よりどっちもリターンが高いですね
      下落時はVHT、上昇時はVGTと見たまんまですね。
      思っていた以上に下落率も米国指数とそう変わらずリスクも低いですね。

      ただ出口戦略時の景気にどちらも左右されるので、
      個人的には米国指数(先進国指数)で安定を取るのが一番いいと思います。
      セクターETFに手を出すとあとはもう泥沼ですから
      先進国株買って放置が一番ですよ(思考停止)

      削除

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