2018年2月14日水曜日

続・アドとは・・・?

un.


アドとディスアドについて以前お話しました。


このアドとディスアド、実は単純に見えて
その「中身」に関してはわりと複雑です。


この中身を調べるには、さらにその中で
「メリット」と「デメリット」を考えねばなりません。
(ここもアドという呼び方でもいいんですが、ややこしいので)



そのアドの構成について考えると、
本当に自分がその選択肢でいいのかがわかるはずです。


まあ、みんなやってることですけどね。


(例:)
 この店はご飯がおかわり自由だ!爆アド!
  ●メリット
   2杯めのご飯分安い。→つまり安価
   満足度が高い。
  ◆デメリット
   ご飯が安い味がする。
   食べ過ぎちゃうかも・・・。


例えで上を出しましたが、まあ以前の私ですね。


以前のわたくしは、上のメリット・デメリットを考慮した上で
メリットが勝ると考えて、その店を爆アド認定しました。


※爆アド・・・とてつもないアドバンテージを得ること


ここまでメリット・デメリットについて考えられる人なら、
次に思考することは当然決まっていると思います。


つまり、「デメリットの打ち消し・甘受」です。


これは、メリットや他の要素で差し引きゼロorプラスにするか、
デメリットをそのまま受け止めるということです。


上の例でわかりやすく言うと、


◆デメリットの打ち消し
 ご飯が安い味がする。
  →ご飯のまずさ -1点
  →ご飯いっぱい食べられること +2点
   =差し引いて +1点
   
◆デメリットの甘受
 ご飯を食べ過ぎちゃうかも
  →食べすぎないよう注意すれば良い! -0.5点
  

こういった感じで、ポイント制にしてざっくりと計算していくのです。
(ポイントは適当)


ここに、「満足度が高い!3点!」とか、
「おかわり自由分含めると安い!2点!」とか、
メリットのプラス点を含めて計上していきます。


最終的に、総合点がプラスになれば、
その選択はアドになり、あなたの選択は正しい事になります。


さて、メリット・デメリットを点数で計上し、
プラスになればアド、マイナスならディスアドです。


「ご飯がおかわり自由だ!」というのは、実はアドに見えて
そのアドを構成するただの1メリットにしか過ぎないのです。


もし、あなたがご飯の味が安っぽすぎることを考慮に入れずに、
上の1メリットだけ見てその店に入った後、安っぽさに後悔してしまうのなら、
あなたの感情としてはディスアドになるでしょう。


ただし、お財布的にはアドです。


これは、「店自体を楽しめたか」という感情の場合ではディスアドになり、
「普通の店でご飯をおかわりした場合」というお財布の場合ではアドになるからです。


おや?そうするとなんだか不思議ですね?
アドとディスアドが混在しています。というと・・・。


はい、つまりはこのお店に入った時点で
「ご飯がまずくて楽しめなかった -20点」というデメリット(=ディスアド)と、
「普通の店でおかわりするより安くすんだ +10点」というメリット(=アド)の
総合点が計上されるわけです。


つまり、ディスアドとアドは、また別の大きい視点から俯瞰すると、
それもまた一つのメリット・デメリットになるということになります。


これをさらに大きい視点で考えると、実は
「おかわり自由のお店に行く」「自宅でご飯を食べる」
という2つの選択肢が、このアドの前にあったことになります。


この場合は、例えば「おかわり自由のお店に行きたい」という感情(=メリット)が、
「自宅よりも外食する」という出費(=デメリット)を上回ったのだと考えられます。


しかしながら、結果的に「ご飯がまずかった」ことによって、
「おかわり自由のお店に行った」という選択はディスアドであり、
「自宅でご飯を食べる」という選択はアドだったということになります・・・。


・・・あれ?これ、結果論ですよね?
しかも、感情論です?




実はそうです。
アドとは結果論です。




ふざけんな!(キュッ)っとなりそうですが、
実は判断する材料は要所要所に存在します。


おかわり自由のお店に行くということは、
おかわり自由でコスパがいいというメリット、
その分ご飯が不味いかもしれないというデメリット、
満足度が高いというメリット、
満足できなかったら家で食べたほうが美味しいというデメリット・・・。


こういった要素が、最初から考えられるわけです。


すると、たしかに結果論ではありますが、
おおよそメリット・デメリットの総合点がプラスになるかどうか・・・
つまり、アドになるかディスアドになるかは予想できますよね?


もちろん予想としては外れる事がありますが、
「予想もせずにやること(=つまりは選択しないという愚!)」を
犯すよりはよっぽど良いことだと思います。


これは、株とかにも言えますよね?


「あの株が安い!買おう!」というよりも、
その株を買うことによるメリットとデメリットを考えて、
最終的に総合点がプラスになればアド・・・つまり買うべきだ、
といった結論になる方が、成功率が高いのは当たり前だよなぁ?(MUR)


・・・はい。すみません。
たしかに、もうみんなやっていることですよね。


だけど往々にして、この判断はできないものです。


おかわり自由の店があれば飛びつき、
健康リスクと釣り合わないタバコを吸い、
株よりもよっぽどリスクの高い仮想通貨に全額投資・・・。


・・・やっていませんか?


今一度、それを行うことによる
メリット・デメリットを点数化してみたらどうでしょうか?
もちろん、脳内で構いません。


ただ、そのメリット・デメリットは「調べて」
「選択する」ことでしか、正しい選択は得られません。


タバコがどれぐらい害になるかを知らなければ、
また依存症がどれだけのものか知らなければ、
そもそもディスアドなのかどうかすら予想できないでしょう。


私は神ではないです。
なので、結果なんてわかりません。


だからこそ、このブログで必死に爆アドを考えています。


然るに、目の前でまさに触れる、この体から。
お金という、「アドの結晶」から。


ただひたすら、自分にとって爆アドになるだろう、
正しい選択と結果を求めて。


















なお。この「選択の正しさ」というのは、
「あなたにとっての正しさ」です。


この「正しさ」に関しては絶対評価になります。
少しややこしいですね。ようはあなたが満足すればいいってことです。


デメリットのマイナスが高くても、「あなたが満足する +100点」
なんてメリットがあったら、総合点はプラスになりますからね。
あなたにとっては爆アドになります。


タバコで肺がんになろうが、吸ってる間は幸福だったから爆アドだ、
借金しようが、子供は立派に成長したから差し引き爆アドだ・・・


そうして、どんどん大きな輪でアド・ディスアドを考えていくと、
最終的に人生におけるアド・ディスアドとは何か・・・という
人生哲学になってしまいますけどね。


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