2020年5月25日月曜日

米国株高配当金生活では、リスクが高いセミリタイアになるだろう

太陽は偉大だ。すばらしい父のようだ(このあと装備欲しさにスタブ決めて殺害した)

おいおいおいおい、すげーですぜ!
こんだけ暴落かまして、大量の含み損を抱えて、
減配や増配停止までしているのに、
まだ高配当金銘柄を、配当金生活を信じるというのか!?


というくらい、未だに米国株ブログ村では、
まだまだまだまだ高配当銘柄が大絶賛。
やっぱりPV数稼ぎやすいからですかね~~。


というのなら、まあこうして高配当に対して
否定的なブログが一つくらいあってもいいよね。
(マジでぽすとぐらいしか言ってないですよ)


ところで、私はリタイア後の株式資産として、
インデックス投資の定期、定額売却が
一番適切だと考えています。


たとえば、4000万インデックス投資しているとして、
売却額を一定にする(毎年200万ずつ売却)方法もありますが、
私が計画しているのは、売却後の株式資産額を一定にする
(毎年売却後が4000万になるように売却)ような方法。


前者は「株式市場を自分の生活に合わせる」
後者は「自分の生活を株式市場に合わせる」方法。


前者なら自分の生活は安定するというメリットがありますが、
暴落時も売却しなくてはならん場合、
減った資産を一定額売却するのはメンタルが削られます。


後者は必要によってキャッシュや労働で補填する必要もありますが、
株式資産額は一定額に保たれ、好景気には多くのキャッシュを得られ、
不景気はじっとガチホするだけでいいので、
トータルで見た時にガチホする上で結構効率的です。
(そもそも、年ごとにはボラティリティの粗さがありますからね)


やりやすいルールでやるのが一番ですが、
後者なら実質資産額はそうそう減らんので、
右肩上がりがある程度保証されているインデックス投資なら
メンタル的に割と楽だと思います。
(好景気に多く売れるしね。逆ドルコストみたいな?)


まあ、そうは言っても、ぶっちゃけ売却額<上昇額なら、
結局どちらの方法でも大体資産は減らないんですけどね。


インデックス投資は(というか日本の投資信託では)
解約にあたってタイムラグがあるため、
売却額が若干ずれるじゃないか、なんて意見もありましたが、
多めに売却するか、海外ETFで持つかとかすればいいだけです。
大した問題でもありません。


リタイア後にそんなルールがきっちりと守れるわけがない!
とかおっしゃる高配当投資家の方もいましたが、
それが心配なら株式ではなく債券で持つとか、
キャッシュ多めにしたら良いんじゃないですかね?


むしろ、高配当金生活の場合は、
インデックス投資と違っていずれはほぼ必ず騰がる、
なんて保証なんて一切ない。


ルールがないので逆にかなりの柔軟な対応しなくてはならず。
ロイヤル・ダッチ・シェルのように減配したらどーすんの?
三井住友FGのように、含み損とか大きくなったらどーすんの?
スイッチング?ガチホ?それとも、売却?
って話。
リタイア後に、そんな重大な決断を求められるんだぜ?


分散投資してそのリスクを減らしたとしても、
今度は管理が大変になる。


配当額はそれぞれの銘柄によって違うし、ポートフォリオの管理も大変。
インデックス投資のように勝手にリバランスもしてくれないし。
配当を出さずに先に含み損をなんとかしてくれー、なんて思っても、
企業はそんなこと知る由もなく、年に4回勝手に配当を出す…。


年四回とか結構過剰でしょう。
んで額も自由に決められない。
計算も大変。
個別株の運用リスクを抱えながらも、
リタイア計画というか、支出と収入が複雑になる。


いやこれインデックス投資を一定額になるように売る、っていうルールで、
一年に一回売るほうが、楽だし計算めっちゃ簡単じゃないですか?


リタイア後のインデックス投資はキホン、
右肩上がりのファンドを「売る」か
「ガチホする」かしかないんだから。


ちなみに日本の投資信託は約定から売却まで時間がかかる以上、
売却額が売却申請時の評価額より若干ずれることはもちろんある。


しかし、米国株の配当金生活の場合はどうだ?
配当額は毎回変動するし、タイミングは向こうが勝手に決めるし、
増配停止、減配、無配化のリスクを抱える。


しかも課税は30%弱。インデックス投資の20%なんて比じゃない。
リタイア後じゃ満足に控除もできない。
なんだったら為替での額の変動もある。


どう考えても運用が難しくて、
リタイア後に向いているとは思えません。
配当金生活は、そんな単純なものじゃないよ。


まだキャピタル狙いで個別株やったほうが、
覚悟が違うぶんだけうまくいくかもねって話ですね。


そもそも、自分の選んだ高配当銘柄という偏ったファクターのポートフォリオと、
米国あるいは先進国以上に分散されたインデックスファンド。


これ、どっちのほうがリスクが低く、
リターンが高いと思います?


前者だとか答えちゃう人は、投資家から異端扱いレベルだよ。
その人らがスキなシーゲルでもきっと後者だって言うでしょうよ。
いやつか、S&P500にしなよって言ってたか、彼も…。


これだけ理屈並べて、でもインデックス投資の定期売却すら恐れてしまう人は、
米国株の高配当金生活なんてなおさら向いてないし、リスクが見えていないだけ。


そもそも、インデックス投資で米国や先進国株を多めにするのも、
アセットアロケーション的にはかなりリスク取ってる方。


「この暴落じゃインデックス投資だって暴落してるじゃないか!」
とか言ってしまう人は、色々と勘違いしている。


そりゃ株式投資はリスク資産の中でも値動き激しいからな!
むしろそれに言及してしまうと、暴落に強かったのは、
インデックス投資以上にハイテク集中投資だけどな!?
(それこそ、一番強かったのは無配グロースのアマゾンだよ!?)


逆に言えば、ハイテクが暴落に強い、ということを読めなかった人は、
なおさらインデックス投資をすべきであるということにもなるけどな!?
(どのセクターもまるごと買うのがインデックス投資だし…)


すなおにバランスファンドだけにするとか、
もう全部ドルとかGOLDでもっといた方が
良いんじゃないかって話ですね。


つーかだから、セミリタイア向いてないw


株式投資しなくてはインフレすら賄えない
リタイア計画を建てるのなら、
自分が投資しているもののリスクくらい
ちゃんと把握しろってことですね。


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4 件のコメント:

  1. 自分は個別グロースで勝負していますが某王子がおとなしくなられてからインデックス派の人にたたかれる事は減りました。
    しかし高配当派の人には未だに殴られるので頑張って勝ちたいです。勝ちます。

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    返信
    1. 強い意志を感じるコメント。かっこいい。
      インデックス投資家は市場にタダ乗りしてるだけなので、投資家として他者を批判するのはぶっちゃけ卑怯だと思っています。(でもする)
      しかし高配当投資家はグロース投資家に基本的にリターンとリスク両方で劣りがちなので、批判できるかは謎ですね

      削除
  2. 空き缶5月 26, 2020

    ちょうど高配当株投資でセミリタイアした三菱サラリーマンが叩かれてますが、彼がセミリタイア出来たのは投資で成功したのではなく、給料と節約が理由なのにそれで投資家インフルエンサー気取りなのが皆の反感を買ったんでしょうか。

    個人的には彼やた○ぞうさんなど読者の質問形式の記事を書いてるブログはビジネス臭がしてしまいます。そもそもポートフォリオもろくに乗せてない、いくらでもねつ造できる他人のブログに投資の相談を送る奴なんているのかと思いますし、仮に実在してもブログのネタにするのではなくDMで相談者と直接やりとりするべきでは?

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    返信
    1. 株式ブログやっておいて、リタイア理由が高収入だったからとかだと、「なんだそりゃ」とかガッカリしてしまう気持ちもわかります。
      批判はともかく叩きまでなるのを擁護はできませんが(これも受け取り方次第だしなあ)

      投資の相談はまあそういう需要と供給があるんでしょうけど、あの方はものすごい頻度で質問に答えてますよね。ちょっと怪しく感じちゃうのも仕方ないかなw

      削除

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