2025年1月23日木曜日
高配当投資家が「ビットコイン高配当投資戦略」する選択肢
ビットコインがすでに10万ドルが固く上がり、
11万ドルに届きそうだったり、
9万ドル切りそうだったり。
この商品、とてもボラティリティが高く、
前回の半減期は概ね1万ドルから7万ドル。
今回は3万ドルから10万ドルぐらいまでは
動いてる感じがします。
今回の天井は13万ドルだとか、15万ドルだとか、
20万ドルだとか色々言われています。
4年前はすでに今回の半減期で
40万ドルや100万ドルだとか言われてたんですがね。
だいぶ下方修正されていますよね。
クリプト界隈はやたらと大言壮語しがち。
ビットコインのポテンシャルが高かろうが、
そう簡単に値段は上がらないということですね。
概ね、2025年の5月ぐらいに天井を付ける予想で、
13万ドルぐらいが手堅いと言われています。
また底も500~700万円の
予想が多いでしょうか。
アノマリーだけで言えば、前回の天井あたりの、
700万円は切らないはずです。たぶん。
ともあれ、現状までずっと右肩上がりではあり、
すでに15年もの歴史があるアセットです。
ボラティリティが荒いとは言え価値は安定していて
今までは概ね手堅いアセットとも言えます。
いちおう、ぽすと自身はビットコインには
未だに半信半疑です。
2300万ももっておきながらね。
もう半分は売ったが、まさに半信半疑ゆえの半分。
しかし時価総額もすでにかなり高く、
エヌビディア以下でもテスラや、
あおバークシャー・ハサウェイも超えてるとか。
電子ゴミやチューリップバブルと言われようと
すでに「持たざるリスク」が顕在化しています。
内心いかに気に入らないものであろうと、
また税率がめんどくさいと思おうが、
持たない事は明確にそれもまたリスクです。
クリプト界隈はそういったことから
「国から身を守るために買うべき」
とか色々言っております。
国だとか通貨発行権だとか、
流石に突飛すぎるのでぽすとも支持はしませんが…。
それでも、資産の数%程度ぐらいは、
インフレ、価値の保存、リスク分散という面で、
やはりいくらか持っておくべきだと思います。
本音を言えば普通に1BTCくらいは
持ったままでいたかったですね。
さて、そういうわけでビットコインには、
ある程度持つべきメリットがあるわけです。
ボラティリティの粗さは健在ですが、
逆に言えば8年ぐらい前に買っておけば、
2度の半減期により元本割れのリスクも下がります。
ほか様々なリスクがありますが、
逆に債券や株やゴールドにあるリスクが
別途あったりなかったりするので、トントンです。
それに盗難等は取引所や国が補償してくれます。
補償した実績もいくらかあります。
まあ、国内だけですが。
証券会社と同様に顧客の資産を保護してくれますね。
それに加えて、よく言われるデメリットとして、
税率の高さが上げられるものの…。
まさに700万ぐらい投資して、
800万弱利益を出したぽすとをもってしても、
現状の税率見込みは25%と、
20%である分離課税とさして変わりません。
実際、400万円以下ぐらいまでは、
概ね、分離課税の株と比較しても、
所得税と住民税がトントンくらいです。
当然投資額と利益額が上がると
分離課税より不利ですが…。
まずもう値上がりが下がっていて達成しづらく、
そもそも年ごとに分散売却すれば良い話です。
また、雑所得により国民保険料が値上がりし、
国民年金が免除できなくなるリスクはあります。
それでも、労働中の社会保険の加入者や、
リタイア後もある程度働く人にとっては、
そのデメリットは顕在化しません。
そういうわけで、公的制度の免除をしない場合は、
ほぼビットコインの税率は問題になりません。
つまるところ、税率の高さというのは、
ビットコインを持たない理由としては薄いのです。
なんなら、有職では所得400万以下、
無職では所得48万円以下に抑える事で、
明確に分離課税の税率を下回ります。
いわば、無職の場合で48万以下の利益率なら、
基礎控除以下の住民税非課税世帯になるので、
売却益は完全非課税になりますからね。
(43万以下なら国保も最大減免されます)
こういったビットコインの安全性と、利益率、
変動制ゆえの税率の自由さを考えると…。
ビットコインは現時点ではそれなりに、
なかなか有用なアセットとして使えるわけです。
こういった点をいくらか考えると、
実はビットコインはある用途に使えます。
そう、米国株ブログ村で以前一斉を風靡した、
「高配当リタイア戦略」が使用可能なのです。
高配当投資戦略は、自分で株を売る勇気もなく、
しかし継続的にお小遣いを貰いたい投資家に
人気の投資方法でした。
しかしながらその実態は、
下記の通り。
・高配当企業は概ね成熟していて利益率が低い
・元本割れのリスクが高い
・配当に毎回20%近く税金がかかり不利
・減配・配当停止・倒産リスクが有る
・複数持つ等してリスク分散すると手間がかかる
・確定申告で控除するなど手間がかかる
といったように、
かなりのデメリットを抱えています。
インデックス投資と比較すると、
利率、税率、手間などを含めて、
明確に劣っていると私はいつも言っています。
当然、アウトパフォームする
可能性もあるにはあるんですが…。
税率を考えると、再投資戦略をもってしても、
ほぼほぼ難しいと言わざるを得ません。
(値上がり益を見込むならグロース株の方が良い)
減配リスクなどもかなり最近顕わになっていて、
ロイヤル・ダッチ・シェルはコロナで減配し、
JTも増配したときもあれば減配した時もあります。
企業の口先一つでいつ崩壊するかわからず、
元本割れのリスクも別に低いわけではない。
株価下落時にも配当を出すと言うことは、
企業の身を削る行為でもあるため、
上がりにくく下がりやすいとも言えます。
結局は、グロース株と比較しても別に
リスクも低くもないただの個別株投資です。
そういった事から、ぽすと自身としては、
まず普通にインデックス投資の定期売却で
疑似配当生活をするのを勧めていました。
しかし、ここにきて、ビットコインも成熟し、
かなりの時価総額を誇って安定しています。
ボラティリティは荒い、されど、
アセットとしては安定しています。
各国に承認されたり準備金になったりして、
一応それなりの保証があるとも言えます。
(クリプト界隈は国に頼らないとか言ってるくせに
国に承認されたら喜ぶ所があの人らは
いまいち矛盾していて微妙なんですが…)
先に述べたように、有職時は数百万円まで、
無職時は48万円までは、分離課税より
明確に得な税率で売却していけます。
無職時は43万円の所得で、と言いました通り、
43万円ぶんのBTCを売るというわけではなく、
「43万円ぶんの利益に収まるようにBTCを売る」
ことで、ほぼ非課税で抑えられるのです。
いわゆる、こちらもこちらで、
株式とは異なるアセット性質を維持した上で、
リスク分散もでき、有利な税率で、
擬似的な高配当戦略をする事が可能なのです。
むしろ、一括で売れば売るほど
税制上不利なため、かえって、
年度にわたって少しずつ売っていくメリットも高い。
また存続税が別途重いものですから、
年齢とともに使い切る必要があるため、
かえって死ぬまでに売り切る方向で使いやすいです。
ひいては、定期売却をしてキャッシュを増やし、
まさにお小遣い感覚で使えるのが、
「ビットコイン高配当投資戦略」なのです。
43万円超では足りないという人は、
同様にインデックス投資も定期売却していくことで、
分離課税と総合課税にいいとこ取りもできます。
いかがでしょうか。この場合なら。
アセットリスク分散面の理論でも強く、
税制上も分離課税よりも強く、
値上がりもインデックス投資より見込めます。
概ね考えられるデメリットは、
現時点ではありません。
個人的な感情で嫌だとか、
売る際にある程度計算が必要ですが、
それも言うほどさした問題ではないでしょう。
少なくとも、インデックス投資の定期売却と
メリット・デメリットを鑑みて同程度。
高配当投資より
むしろ安定している感があります。
「いや、高配当投資の方が安全だ!」
なんて意見もあるかもしれませんが、
ビットコインの現状はリスク・リターン、
シャープレシオは各アセットでもトップです。
過去の実績を大事にするというのなら、
ビットコインの15年の歴史も無視すべきではない。
長くなりましたので、まとめ。
高配当投資戦略
・なにも考えなくても配当が(多分)出る
・成熟した歴史ある企業が多い
・高配当企業は概ね成熟していて利益率が低い
・元本割れのリスクが高い
・配当に毎回20%近く税金がかかり不利
・減配・優待停止・配当停止・倒産リスクが有る
・複数持つ等してリスク分散すると手間がかかる
・確定申告で控除するなど手間がかかる
・株を常に注意して見ている必要がある
インデックス定期売却戦略
・なにも考えなくても超絶安定している
・売却までほぼ一切税率がかからない
・ETFではなく投資信託なら手間も一切かからない
・投資信託なら金額売却が可能
・分散投資かつ倒産リスクほぼゼロ
・定額売却サービスの証券会社もある
・売却していく方法なので自分で調整しやすい
・配当は非課税で再投資される
・ボラティリティは株式相応
・市場の長期低迷リスクはある
・売却から受取まで1週間ほどかかる
・売却が必須なので計算も必要
・超小額とはいえ手数料がかかる
ビットコイン定期売却戦略
・15年以上の歴史がある
・過去実績では右肩上がり(現時点まで)
・有職時900万以下、無職時48万以下利益で税率有利
・半減期アノマリーでタイミング投資しやすい
・売買にタイムラグなし、為替取引不要
・保有期間中に一切の手数料なし
・株式とは別アセットとして独立している
・確定申告はほぼ必須
・売却が必須なので計算が必須
・半減期以外では定期売却で値下がりリスクも
やはり安定しているのは
インデックス投資です。
額的な意味でも、
ビットコインはサブ運用でしょう。
しかし今後を考えるのなら、
別アセットとして独立しているビットコインの
持つリスク・持たざるリスクも考えて
ポートフォリオに組み込むべきでしょう。
…まあでも、理論や理屈、利益や数値より、
感情と安心だけで投資するような人にとっては、
やっぱり受け入れがたいのかもしれませんがね。
再三言いますが、「現時点では」
高配当投資よりもよっぽど安定していて、
上がっていて、規模も大きいのがビットコイン。
べつにクリプト界隈の回し者ではないというか、
なんならちょっと嫌いまでありますが…。
ビットコインが嫌いでも、
現実を現実として受け入れる必要はあります。
そして、それを有効に使いこなすことこそが、
まさに投資家としてあるべき姿だと、私は思います。
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