(参照:)
業界最低水準の運用コストをめざす
『eMAXISSlim(イーマクシススリム)』信託報酬率の引き下げを実施
https://www.am.mufg.jp/text/release_191204.pdf
税抜で0.0999% →0.0965%
税込で0.10989%→0.10615%に。
SBI先進国株式に追従して下げたようです。
実営業日を含めればおよそ8日くらいでしょうか。
流石ですね~。早い。このコスト意識は素晴らしいですね。
むしろすぐ下げないと信頼性を失うまであるので、
もはや引けないところにまで来ているのもあるでしょうけど。
SBI先進国株式とはなんか運用等色々違うため
完全同率というわけではないみたいですが、
(SBI先進国株式の方が税込では高い)
それでも税抜価格では一番安いです。
実際下げ率はたったの0.00374%程度ですから、
1000万投資しても370円程度安くなっただけ。
はっきり言って実際のコストにはまったくもって影響しませんが、
これの一番大きいところは、
「やっぱSlim先進国にぶちこんどきゃ一番安くなるな」という安心感と、
「同じ先進国株式指数の信託報酬順で並べれば1位にくる」というところでしょう。
前者はインデックス投資における「ほったらかし積立投資」と
非常に相性がよく、投資しておけばほぼ必ず同着一位で安いわけですから、
投資している間、いちいち他の先進国インデックスファンドの動向を
一切気にする必要がなくなります。
ひいては
「入金の手を相場で緩めたり増やしたりしない」とか、
「狼狽売りせずにガッチリホールドしておく」という、
インデックス投資において儲けるために
一番大事なことを遵守することがやりやすくなります。
また、特に後者においては、
実は人気においてかなり大きな意味を持ちます。
証券会社やインデックス投資の情報サイトにおいて、
なにより「信託報酬順」でランキングさせたとき、
一番上に来て新規顧客の目に入りやすくなるんですよ。
もともとふつうのインデックス投資家なら、
最初に選択したインデックスファンドから
別のインデックスファンドに乗り越えるとか、
普通はあまり頻繁には行いません。
特にまったく同じ指数で同じ運用しているファンドに乗り換えるわけもなく、
その点でライバル足りうるニッセイ外国株式やたわら先進国株式よりも
信託報酬だけで言えば上に来るわけですから、
より新規顧客をSlim先進国株式に呼び込みやすく、
またさらにその「業界最安値を常に目指す」という触れ込みから、
囲い込みもバッチリなんです!
税込の場合はSBI先進国株式の方が上に来てしまうのはしょうがないですが、
それでもSBI先進国株式の方の純資産総額はたったの16億円。
Slim先進国株式の680億円の42ぶんの1ですから、
顧客を奪われるかと言ったら微妙なところでしょう。
たわら男爵氏はたわら先進国株式が2年ぶりに信託報酬を下げた際、
「コバンザメ戦法は安心感があるな~」
とSlim先進国を褒めていた手のひらまるっと返して
「いやよく考えたらSlim先進国って自分からは下げないじゃん、
追従値下げしてるだけじゃん。ものたんねえ!」
と何食わぬ顔で後ろ足で砂をかけはじめましたが、
それでもたった8営業日で未だに値下げを繰り返すSlim先進国は、
やはりかなりの安定性と向上性を持っているのは揺らいでいません。
値下げに2年もかけたコスト意識のないたわら先進国はまあありえないとして、
ニッセイ外国株式がそれに対抗してくる可能性はかなり低いでしょうから、
今後も当分はその二種に対して信託報酬が安いという
爆発的アドバンテージを持ち続けてくれることでしょう。
まあニッセイ外国株式に至っては、
純資産総額はSlimの680億円の倍近い1426億ですから、
信託報酬で差をつけてSlim先進国がようやく顧客流入が並ぶかどうかでしょうが…。
それでも、信託報酬の「差額」そのものよりも、
「差」があるという事実だけで大きい。
今後もニッセイ外国株式とはいい勝負をしてくれることでしょう。
やっぱりSlimがNo.1!やS1!
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男爵「たわらはまたしても値下げ競争に参加しませんが、たわらは純資産が増えすぎるとコストも上がってしまうため、私はこれで良いと考えてます。むしろ他のファンドが値下げ競争で疲弊してくなかで償還の恐れなく安定運用が出来るのでやはりたわら先進国がインデックス投信最適解でしょう」
返信削除来年にはこんなこと言ってそう(予言)
ポジションに染まりすぎるのは投資家としてはやってはならないことではありますが、
削除なかなかデキる人は少ない、というわけですね。
しかしたわら先進国はコストの観点では明らかに意識が低いんですけど、
彼は完全にそれを見ないようにしてますね。