結局 国民民主も増税する それはそう

※参照
・毎日新聞の記事
国民民主、沈静化に躍起　金融所得課税強化巡り「増税」批判広がる
https://mainichi.jp/articles/20250205/k00/00m/010/188000c
・玉木氏のツイート
暗号資産課税も含め、金融資産課税について20％の分離課税としながらも、将来的に「高所得者層」には 30％の税率を課すことを検討していく
https://x.com/tamakiyuichiro/status/1885936666512351581


いやでも実はこれは
国民民主は前から「金融課税は強化する」
的なことを言われていました。


そいで、そういう部分を玉木氏はよく
リプライで指摘されていました。


当時は、見てる感じだと、肯定も否定もせず、
のらりくらりと誤魔化している感じでした。


しかしこうして今回、もう誤魔化しきれず、
ついに玉木氏が金融課税強化を
ツイートで認めてしまいました。


…ことここに至っても、
「まだ今後決めるべき課題だから…」
「年収1500万の富裕層が損するだけだから…」
とか誤魔化していますが…。


まあ、これくらいの言い回しは、
だいたいどの政治家もやるようなことなので、
別に良いかなとは思います。


しかしながら、支持者（本当に支持者か？）
の人たちにとっては、国民民主は、
「自民党より減税派で、立憲民主党ほど
リベラルや変な思想に染まっていない、
ある程度真っ当な野党」という認識でした。


特に先鋭化した支持者の人たちは、
緊縮を嫌う増税アレルギーが多いので…。


玉木氏がこうして金融課税強化、
あるいは富裕層を狙い撃ちする、と言い訳しつつ
結局増税を認めた、となると。


まあやっぱり失望の声が
多いようです。


また、仮想通貨界隈においても、
仮想通貨の税制にメスをいれてくれそうな政党は
今のところ国民民主のみでした。


ですから、わりと絶賛されていましたし、
玉木氏もよく仮想通貨の分離課税化で
アピールしていた記憶があります。


ただ、この感じだと、
「仮想通貨の20％までの分離課税化」ではなく、
「仮想通貨の税率を30％以下の固定税率」という
様子になることがわかります。


もとより、前々から指摘されていて、
仮想通貨は分離課税化するのに、
株式の分離課税は総合課税化するだとか。


そんなこと言ってたために、
なんか矛盾するんじゃね、とは言われてました。


そのタネはこうだったみたいですね。
どちらも総合課税化するか、
またはして30％上限までの
分離課税化にすると…。


だから仮想通貨界隈でも失望の声。
（こいつら国に期待できないとか言って
仮想通貨に投資する大義名分作ってるくせに
すぐ国に期待するよな…）


なお、総合課税が分離課税に並ぶのは、
課税所得が400万ちょいぐらいですので、
それまでしか稼いでない人はノーダメ。


どっちにしろ税率30％の上限に
固定されるんだったら、
仮想通貨は今の税制より得になるんですがね。


お得感は減ったけど
仮想通貨界隈には一応喜ばしい主張ではある。
（年金減免とか使えるようになるし）


言うまでもなく、ぽすと的には、
まあやっぱりな、という感じです。


そもそもクリーンな感じ出しといて
つい最近不倫するような人だし。


民主党の時からころころ意見を
変えるような人ではあったらしいので、
個人的にはすきな人ではありません。


つーか、今までもずっとこの話には
ケチついてきたのに、
おためごまかししてきたような人だし。


でも、あんがい、ぽすと的には、
今回の件は、わりと好印象だったりします。


ようは、だって今回に限っては、
ようやく増税もするという事実を
しっかりと認めたわけでしょ。


今までまじでずっと分離課税強化については
誤魔化してましたからねこのひと。


それだけでまあマシです。
ずっと嘘吐きまくってる野党とかいるしな。


他にも、民主党時代のときと違って、
しっかりと「財源」を考えているところ。


ね、政権取って、埋蔵金だとか言って、
理想論と減税だけでなんとかしようとするより。


こういう拠出先をちゃんと明示するほうが、
まだ現実的な意見に見えますからね。


しかし、好印象になったからといって、
別にプラスになったわけじゃありません。


ついでに、個人的感情とか抜きにして、
客観視すると、この人の…ていうか、
民主党のその主張は受け入れられません。


玉木氏はここにきてなお、
批判の矛先をそらすためだけに、
「いや、困るのは高所得者だけだから」
「高所得者も30％の上限だから良いよね」
といって、高所得者に対して辛辣です。


まずその時点で、高所得者…
というか、年収1500万程度の人？
それを敵に回す発言です。


（…まあ、支持者は高所得者のこと
嫌いな人多いからいいのかなｗ）


加えて、
アベノミクスあたりからの…。


せっかくの、貯蓄から投資へ、の流れも、
阻害しないようにしたい、とか言ってますが、
どうあがいてもこれは阻害しますよ。


NISAでわざわざ非課税にしてまで、
投資を推進してきたのに、資産課税強化は
それを台無しにするような所業です。


しないようにしたい、っつっても、
阻害しちゃうよこれ絶対。


まあ、少なくとも、今の自民党は、
金融庁も合わせて投資を邁進させています。


金回りを良くするために投資を活性化させる、
というのは、緊縮派でも減税派でも、
普通に経済活性化の面で支持しますよね。


その流れに逆行するこの主張は、
やはり間違っていると思います。


ただ、ここにメスを入れる政党も
やっぱりいなかったわけで…。


ですから、国民民主はあんま好きじゃなくても、
まだ経済の方向を示そうとしているだけ、
だいぶマシな野党であることは間違いないです。


今回の件もいよいよごまかせなくなっただけで、
ふつうに前から言ってたことではあるしね。


紙の保険証を復活させるだの何だの、
経済にも少子化にも国防にも何一つ寄与しない
ゴミカスみたいな野党より億倍マシだからね。


つーか普通国防と経済を重視する政党が
一番大事だろって話なんだよな。


少子化も大事だけどそこは…
どの国も終わってるからね。


国民は夫婦とか子ども手当増やせとか
言うやつばっかりだけど、
既婚者にお金渡しても子ども増やさないし。


少子化の原因はどっちかというと
婚姻率の低さ＞＞＞出生率の低さが
一番の問題だとデータがあるので、
そこに手を出す政党が出ない限りは無理だね。


まあそれはそれとして、ようやく認めたか、
野党にしてはちゃんと理想論以外も言えるんだな、
とぽすとは思いました。


こういった点だけを見ても、
まだ野党にしては十分マシですね。


ただ、普通に考えて金融課税強化は
まあねーよなって感じ。


強化と言いつつ一部、おそらく400万以下の
低所得者にとっては減税でもありますが、
そいつらが投資を活発化させる以上に、
高所得者の投資が衰退してやべーことになるって。


仮想通貨税制についてはもうこれ
むこう数十年は無理そうですね。


別に自民や国民民主がどうだとかじゃなくて、
シンプルに急務でもなければ、仮想通貨とか、
多くの国民はどうでも良いと思ってるからね。


だから仮想通貨民にアピールしても
国民民主さん、あんまり意味ないと思いますよ。


103万の壁云々に関しては評価したいです。
自民党も言われる前にやれよと思うが。


ともあれ、国民民主も減税一本ではないことは
支持者の方々には残念でしょうね。


こと政策にいたっては、中庸が大事。
極端なのはだいたい良くないですから。