2024年8月16日金曜日
隠れコストパフォーマンスという理屈もあるのだ
こんな爆アドブログを見に来るような方は、
コストパフォーマンスについても
見識がある程度深いと思われます。
コストパフォーマンスという
概念は非常に大事です。
投資においてはシャープレシオという近い概念も
あるのでより理解しやすいでしょう。
現金より株の方がリターンが良いですし、
高配当再投資よりインデックス指数投資のほうが
基本的にはシャープレシオとかも良いです。
そしてそれはコストパフォーマンスの良さであり、
やはり投資家であるなら普通は理解できます。
非投資家であろうともこういうのを
大事にする人とか居ますからね。
逆に投資家意外にも浸透しすぎたせいで、
「就業後の飲み会に出るのは無駄」
「結婚や子持ちはコスパが悪い」
「お金かかる趣味は無駄」
「ブラック企業には3年勤めずに転職がいい」
「家で楽しめるから恋人も友人もいらない」
などなど…。
という効率の良さをひたすら求めていく
風潮が世間に浸透しているようです。
ただ実際のところ、コストパフォーマンスは
一方の側面から見て良くても、
もう一方の側面から見たら良くない時もあります。
それを私は隠れコストパフォーマンスといいます。
…なんか他にいい言葉があると思うな…。
例えば、就業後の飲み会に出ない事は、
その後の会社での人間関係に影響します。
「なんだあいつ、いつも飲み会来ないな…」
とか言われて、ギスギス…。
結果的に「飲み会に出る時間やお金」という
コストを支払うコトなく踏み倒し、
「自分の自由な時間と金を楽しめる」という
パフォーマンスを得られたのですが…。
別の側面では「飲み会に出る時間やお金」という
コストを支払うことで、
「会社の人間関係が良くなる」という
パフォーマンスを得る事ができます。
一見したらそれぞれにメリットがあるため、
隠れコストパフォーマンスも加味したうえで
どちらがより優れているかを見る必要があります。
そしてどっちが良いかがわかれば、
どちらがコスパが良い事がわかるわけですね。
結婚をしなければ独身は自由ですが、
代わりに別のものを失っているわけ。
一側面だけのコスパでは、人生全体の
コスパが良いとは判断できないわけです。
ただしこれは数値で測れるものならまだしも、
雰囲気や体系化しづらいものに関しては、
人によるとしかいえない部分もあります。
例えば飲み会の話をしましたが、
無理してコスト払って飲み会に出ても、
そいつがコミュ障だと思ったような良い
パフォーマンスを得ることができません。
あるいは会社で重用されるようになったとしても、
給与は思ったように上がらず、かえって、
労働のコスパが悪くなるということもあります。
コスパ一つ一つの良さがあったとしても、
それらは人生で綿密に関わり合っているため、
逆に通しで見るコスパも必要ということです。
そもそも人によってコストと
パフォーマンスの重さ自体がまったく違います。
陽キャは飲み会出るのは楽しいかもしれませんが、
ぽすとには耐え難い苦痛でしたし、
友人は耐えられる苦痛だったようですし。
もともとカス評価のぽすとが飲み会出たら
むしろ逆に致命傷になったのは前の記事の通りだし
友人はむしろ出ないと仕事貰えないっていうね。
まあ結局のところ、
コスパに限らずですね。
短期的な目で物事を見るのではなく、
長期的、多角的な視点は必要ということですね。
ただし長期的な目線だけで見るのは
なかなかに難しい…。
そのため、結局は一つ一つのコスパで見つつ
ある程度直近の次のコスパも見る、
隠れコストパフォーマンスの目も必要でしょうね。
昔は損得勘定でしか物事を測れない自分のことを
自己嫌悪していた時期もありました。
ですが最近は、損得勘定は悪ではなく、
「自らの尺度のみでコスパを判断すること」
そのものが適していないのだと気づきました。
そしてそれもさらに悪いことではなく、
「自らの尺度でコスパをまず図りつつ、
他人や社会にとってのコスパとも加味し、
長期的なコスパを理解して行動すること」
が全体的な最適化に繋がると理解しました。
よく、白黒つけがちだの、頭が硬いだの、
そう言われる人生だったのですが…。
少なからず、そうした硬い頭を持ちながらも、
世間と折り合いとつけられるように努力するには、
コスパの考えを捨てることもなく、
色々な要素を考慮するのだと思いました。
…まあ、と言ってもこの考え方だと、
結局のところ自分自身の意思や意地は曲げないため、
別に頑固じゃなくなるわけでもないですけど。
「君のアドバイスありがとう!共感もする」
「でも私はやりませんけどね」
って感じになるだけですがね。
といってもコスパの考えが薄くなればなるほど
結局自分が短期的にでも損するだけですからね。
自分の人生を得にできるのは
畢竟、自分の行動次第です。
やっぱり自分にとって一番コスパが良い選択を
していくのが大事なんだと思います。
ただし普遍的かつ汎用的なコスパは、
やはり何をとっても金と時間です。
結局ははやいうちに金をうまいとこ
効率に稼ぎまくる、つまりは、
やはりハイテクレバで早期リタイアこそが、
コスパとしては目指すべきところでしょうね。
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とてもわかりみの深い記事でした。
返信削除あと以前、「お金が少ない人はハイリスクをとるしかない」的な話をした際に失礼なことを言ってしまったと思うのですが、最近ハイリスクをとる戦略も割と合理的だ。という考えるようになりました。以前の私の器量の狭さと無知をお許しください(T_T)voo
狭量や無知などとんでもない、気にしていたのですか?w
削除もうぽすとは忘れかけてましたし気にしないでくださいw
ハイリスクの合理性やシャープレシオにおいては…まあ例えば直近10年ほどにおいてはレバETFは強いですし、やはり給与が転職しても上げられないような私みたいな不適合者には取る「必要性が高い」というものであると思っています。
ただまあ直近数年のわたしの成績を見れば分かる通り、ちょっとレバは減価でボロボロになっておりますので、勝負をかけるのは合理性はどうあれやはり相場次第になってしまうという結論にほかならないですね。